ISBN 9784296126729

新・現代会計入門 第7版

新・現代会計入門 第7版
著者
伊藤 邦雄
刊行
2026-04

概要

会計基準・理論・実務事例を体系的に習得し、企業行動を会計で読み解く

想定読者

大学・大学院で会計を本格的に学ぶ学生、および会計基準の理論的背景まで踏み込みたい経理・財務・経営企画の実務者

こんな人には向いていない

  • 簿記の仕訳から学びたい完全な初学者(本書は仕訳技術の習得ではなく理論・制度・実務を三層構造で扱う)
  • すでにIFRS・連結・企業結合を実務運用しているCFOや公認会計士には基本事項の比重が大きい
  • 手早く試験対策の問題集をこなしたい学習者(解説の密度が高く通読に相応の時間を要する)

読了後にできるようになること

  • 会計基準と制度の論理体系(フレームワーク・ディスクロージャー規制の構造)を説明できる
  • 損益計算書・貸借対照表それぞれのパラダイムを理解し、経営パフォーマンスの測定・表示の実務的意味を把握できる
  • 金融商品・従業員給付など公正価値会計の論点を理論と実務の両面で整理できる
  • 連結グループ・企業結合・事業分離の会計処理の考え方を体系的に理解できる
  • IFRSとSSBJ基準の動向など国際的なグローバリゼーションの文脈で会計を位置づけられる
  • 新リース会計基準など最新の基準改正が企業の財務諸表に与える影響を説明できる

本書のキー概念(章解説)

  • 序章 現代の企業会計 — 会計の全体像と本書の位置づけを掴む導入。まず通読を推奨
  • 第 1 章 第1部 企業会計のパラダイム — フレームワーク・制度体系・ディスクロージャーの三章。理論基盤を固める
  • 第 2 章 第2章 企業会計の本質とフレームワーク
  • 第 3 章 第3章 会計制度の論理と体系
  • 第 4 章 第4章 企業のディスクロージャー
  • 第 5 章 第2部 資源フローの会計
  • 第 6 章 第5章 損益計算書のパラダイム
  • 第 7 章 第6章 経営パフォーマンスの測定と表示 — 実務直結度が高い章。ROEやセグメント開示を扱う実務者が先読みする価値あり
  • 第 8 章 第3部 資源ストックの会計
  • 第 9 章 第7章 貸借対照表のパラダイム
  • 第 10 章 第8章 資産の会計
  • 第 11 章 第9章 持分の会計
  • 第 12 章 第4部 公正価値会計
  • 第 13 章 第10章 金融商品の会計 — IFRS 9号・SSBJ基準動向を踏まえた最新版での更新が大きい章
  • 第 14 章 第11章 従業員給付の会計
  • 第 15 章 第5部 グループ・グローバルの会計
  • 第 16 章 第12章 連結グループの会計
  • 第 17 章 第13章 企業結合・事業分離等の会計
  • 第 18 章 第14章 グローバリゼーションの会計 — SSBJ基準・IFRSとの収斂動向を扱う。国際財務報告対応を意識する実務者に直結
  • 第 19 章 終章 戦略的企業評価に向けて — 会計情報を企業評価・投資判断に接続する視点。読了後に必ず確認したい章

ハイライト

  • 会計基準や制度の説明にとどまらず、企業の会計行動や会計現象にも焦点をあて、その背後にある要因の説明に多くのスペースを割いています(単なる基準解説書と本書を区別する、企業行動分析という独自視点が端的に示されている箇所)
  • 制度やルールを学びたいなら各章の「Accounting Today」を、理論や歴史を調べたいなら「Theory and History」を、実務への応用例を知りたいなら「Field Study」を読み進む(各章が三層構造になっており、目的に応じた非線形読書が可能であることを示す実用的な案内)

編集メモ

Qiita言及なし・楽天ランキング情報なし。ただし伊藤邦雄著の同シリーズは日本の会計学教育で長年採用実績があるテキストであり、第7版は2026-04刊行の最新版。新リース会計基準・SSBJ基準対応を反映した改訂が実務者ニーズに合致する点から practical と判定

読む前に押さえておきたいこと

  • 複式簿記の基本(借方・貸方、財務諸表の三表構造)を理解していること
  • 株式会社の基本的な資金調達・配当の仕組みに関する基礎知識
  • 日本の会計規制環境(金商法・会社法の大枠)への最低限の馴染み

学習のコツ

  • 各章はAccounting Today(制度・ルール)→Theory and History(理論・歴史)→Field Study(実務事例)の三層構造になっているため、目的に応じて横断的に読み進めることができる。初読は各章のAccounting Todayだけ通読し、必要な章でField Studyを補う読み方が効率的
  • 第12〜14章のグループ・グローバル会計は、連結財務諸表の作成実務に携わる人が優先して当たる価値が高い。概念理解だけなら第1部(第2〜4章)を先に固めておくと吸収速度が上がる
  • 新リース会計基準やSSBJ基準の最新動向は第7版での主な更新箇所であるため、旧版(第6版以前)の読了者は当該箇所の差分確認から入ることで改訂点を素早く把握できる
  • 終章「戦略的企業評価に向けて」は各章の知識を統合して企業価値評価に接続する内容であり、個別章の学習後に再読すると体系が整理される
出版社による内容紹介

■企業の現実にも焦点をあてながら、理論や制度までしっかり学べる画期的テキスト。新リース会計基準やSSBJ基準の動向などに対応した最新版です。 ■企業活動への影響を多面的にとらえる 会計基準や制度の説明にとどまらず、企業の会計行動や会計現象にも焦点をあて、その背後にある要因の説明に多くのスペースを割いています。会計基準や制度が実際の企業活動にどのような影響を与えているかを多面的に理解し、会計が現実をいかに説明できるかという「切れ味」を把握することが大事だからです。 ■理論や歴史から実務事例までを網羅 第2章から第14章までの各章を、それぞれ3つのパートに分けています。最初から順番に読み進むこともできますが、制度やルールを学びたいなら各章の「Accounting Today」を、理論や歴史を調べたいなら各章の「Theory and History」を、実務への応用例を知りたいなら各章の「Field Study」を読み進むというように、必要な箇所から読みはじめることもできます。 序 章 現代の企業会計  第1部 企業会計のパラダイム 第2章 企業会計の本質とフレームワーク 第3章 会計制度の論理と体系 第4章 企業のディスクロージャー  第2部 資源フローの会計 第5章 損益計算書のパラダイム 第6章 経営パフォーマンスの測定と表示  第3部 資源ストックの会計 第7章 貸借対照表のパラダイム 第8章 資産の会計 第9章 持分の会計  第4部 公正価値会計 第10章 金融商品の会計 第11章 従業員給付の会計  第5部 グループ・グローバルの会計 第12章 連結グループの会計 第13章 企業結合・事業分離等の会計 第14章 グローバリゼーションの会計 終 章 戦略的企業評価に向けて

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