ISBN 9784297116590

基本がわかるSQL入門 --データベース&設計の基礎から楽しく学ぶ

基本がわかるSQL入門 --データベース&設計の基礎から楽しく学ぶ
出版社
技術評論社
刊行
2020-10

概要

SQL の文法と設計の両輪をゼロから体系的に身につける

想定読者

SQLをはじめて学ぶ社会人・学生。SELECT文は書けるがテーブル設計の意図が理解できていない人

こんな人には向いていない

  • SQL を実務で日常的に書いており、正規化やER図の知識もすでに持っている中上級者には情報密度が低い
  • Oracle や SQL Server 固有の構文・機能を主軸に学びたい人(本書は MySQL / MariaDB / PostgreSQL の OSS 環境が前提)
  • チューニングやパフォーマンス分析など運用面を重視する読者には扱いが薄い

読了後にできるようになること

  • SELECT・INSERT・UPDATE・DELETE の基本構文を MySQL / MariaDB / PostgreSQL の3環境で実行できる
  • 第1〜3正規形からボイス・コッド正規形までの正規化手順を自分で適用できる
  • ER図の記法(多重度・スーパータイプ・サブタイプ)を読み書きし、テーブル設計の根拠を説明できる
  • JOIN・サブクエリ・ウィンドウ関数・CASE式など実務頻出の問い合わせパターンを使い分けられる
  • NULL / UNKNOWN の三値論理を理解し、条件式が意図どおりに動かない原因を自己診断できる
  • ケーススタディを通じて設計→クエリ作成の一連の流れを追体験できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 SQL&DBの基礎知識 — リレーショナルモデルの概念と DBMS の役割を整理する導入章。既存知識がある読者は流し読みでよい
  • 第 2 章 SQL初級編 — CREATE TABLE から SELECT までの基本 DML / DDL を一通り体験する中核章。最初の実習拠点
  • 第 3 章 CREATE TABLE詳細 — NULL・主キー・外部キー・インデックスをひとつずつ掘り下げる。文法の背景を理解するうえで重要
  • 第 4 章 正規化 — 第1〜第6正規形まで体系的に解説。設計の根拠を言語化する力が身につく章
  • 第 5 章 ER図 — 多重度・スーパータイプ・サブタイプの記法を実例で習得。設計ドキュメントを読み書きするための章
  • 第 6 章 データ操作 — JOIN・集約・ウィンドウ関数・CASE式・サブクエリなど実務頻出の問い合わせパターンを網羅。量が多いため前半と後半を分けて取り組むと吸収しやすい
  • 第 7 章 ケーススタディー — 設計からクエリ作成まで通しで体験できる総仕上げ章。第4・5章の知識が定着したか確認するのに最適

ハイライト

  • 文法の背景にある「設計」を丁寧に扱っている点が本書の特徴です。思ったように操作できない……そんなとき、設計について少しでも知っていることが大きな力になります。(SQL 学習書でありながら正規化・ER図に章を割く本書の独自性が端的に表れている)

編集メモ

Qiita での直接言及は確認できず(0件)、楽天ランキング情報も未取得。2020年10月刊で技術評論社からの発行。OSS 環境に対応した入門書として棚に一定の需要が見込まれるが、外部シグナルの数値根拠が現時点では取得できていないため supplementary と判定

読む前に押さえておきたいこと

  • PCの基本操作(ファイル管理、コマンドライン操作の初歩)があれば、プログラミング経験は不要
  • 本書はプログラミング言語の前提を置いていないが、業務での表計算ソフト(Excel等)の経験があると、行・列・フィルタの概念対応が理解しやすい

学習のコツ

  • 第2章で実習環境をセットアップしてからでないと第6章のウィンドウ関数などが体感しにくい。著者公式サポートサイト(nisim-m.github.io/sqlbook/)でサンプルデータの import 手順を先に済ませることを推奨
  • 第4・5章(正規化・ER図)は読み飛ばしがちだが、第6章で複雑なJOINを書いた際にテーブル設計の意図が理解できているかどうかで理解速度が大きく変わる。業務で既存DBを扱う場合でも一読の価値がある
  • 第6章は分量が多く全セクションを一気に読むと消化不良になりやすい。JOIN → 集約関数 → サブクエリ → ウィンドウ関数の順に、小ブロックに分けて取り組むと習得しやすい
  • 本書の対象環境は MySQL / MariaDB / PostgreSQL の3種。手元に PostgreSQL しかない場合でも大半の例を動かせる。MySQL 固有の挙動が出る箇所は本文中で明示されているので都度確認すること
出版社による内容紹介

「基本がわかる」をテーマに、 SQL&データベースの基礎から、やさしくスタート! そして、「SQLでどんなことができるのか」「どんなときに便利なのか」「なぜそんなしくみになっているのか」について、一つ一つステップアップしながら解説します。 本書の特徴は、文法の背景にある「設計」を丁寧に扱っている点です。SQL学習時の頻出ケースである、思ったように操作できない…… この書き方のどこが便利なのか実感が湧かない……、そんなとき、設計について少しでも知ってることが大きな力になります。 想定環境はMySQLを主軸にMariaDB、PostgreSQLとメジャーなOSS(オープンソース)製品に対応し、サポートサイトのサンプルを活用して試しながら学ぶことも可能。広くデータベース利用者の方々に向けて、長く役立つ技術知識を凝縮してお届けします。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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