ISBN 9784297119447
サーバ/インフラエンジニアの基本がこれ1冊でしっかり身につく本
概要
サーバ・ネットワーク・クラウドを横断してインフラエンジニアの全体像を掴む
想定読者
インフラエンジニアに転向・新卒配属された人、またはアプリ開発者でインフラの全体像を体系的に整理したい人
こんな人には向いていない
- すでにLinuxサーバやネットワーク設計を日常業務で扱う経験者には、各章が概論止まりで深みが足りない
- 特定技術の実践的なハンズオン手順を求める読者には本書の説明粒度では不足する
- フロントエンドやアプリ開発のみに従事しており、インフラに関与する予定がない開発者には適用機会が限られる
読了後にできるようになること
- TCP/IP・HTTP・DNS・TLSの連携を体系的に説明できる
- Linuxサーバの基本構成と主要コマンド操作・ネットワーク設定を実施できる
- サーバ仮想化・コンテナ・ストレージ仮想化の違いと使い分けを判断できる
- Webシステムにおけるロードバランサ・プロキシ・CDN・RDBMSの役割を構成図レベルで説明できる
- モニタリング・バックアップ・CI/CDを含むWebサービス運用の基本フローを把握できる
- セキュリティの鉄板対策とOSSライセンス・通信法規の基礎を業務文脈で理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 エンジニアとして生きる — 技術知識の確認が主目的なら第2章から始めてよい。キャリアとマインドセット論を扱う異色の冒頭章
- 第 2 章 ネットワークの基礎知識 — IP・ポート・ルーティング・TCP/UDPを階層ごとに整理。後続章への前提として中核を担う
- 第 3 章 インターネットの基礎知識 — HTTP・DNS・TLS/PKIをつなげて理解する章。証明書設定・更新を担う人に直結
- 第 4 章 サーバの基礎知識 — Linuxコマンドとネットワーク操作を組み合わせた実務作業の基盤を学ぶ
- 第 5 章 仮想化の基礎知識 — VM・コンテナ・ストレージ仮想化を比較して理解できる。DockerやKubernetesに進む前の概念整理として有効
- 第 6 章 ミドルウェアの基礎知識 — Webサーバ・アプリサーバ・LB・プロキシ・RDBMS・KVSの役割分担をWebシステム全体の文脈で把握する
- 第 7 章 Webサービス運用の基礎知識 — CI/CD・モニタリング・バックアップまで運用フェーズを一括カバー。実務直結度が高い
- 第 8 章 セキュリティの基礎知識 — ID管理・FW・IDS/IPS・インシデント対応の5本柱で構成。チェックリスト的に活用できる
- 第 9 章 クラウドの基礎知識 — AWSを例として解説。Azure/GCPユーザーはサービス役割の抽象レイヤとして読み替えると汎用性が出る
- 第 10 章 法律・ライセンスの基礎知識 — 通信の秘密・善管注意義務・OSSライセンスを扱う。OSSを業務利用する場面が増えてから再読すると実務への接続が明確になる
ハイライト
- 技術に関する解説だけにとどまらず、サーバ/インフラエンジニアとして必要な考え方、学習法、スキルアップ、業務知識、職業倫理などについても取り上げています(技術解説にとどまらずキャリアマインドセットまでカバーするという本書の独自性が端的に表れている箇所)
- サーバ/インフラの運用・管理などに携わるエンジニアにとって必要な技術や知識を基本から解説した1冊です。ネットワークやサーバの基礎知識はもちろんのこと、クラウド全盛の現代に必要な知識についてもしっかりフォロー(ネットワーク・サーバからクラウドまで1冊で完結する本書のスコープを示す箇所)
外部からの言及
- 1年目エンジニア向け推薦書リスト(270 likes)にインフラ担当枠で掲載されており、サーバ・ネットワーク担当になった新入エンジニアが最初に読む一冊として位置づけられている(qiita)
- インフラエンジニア必読書まとめ記事でイラストを多用したわかりやすい解説書として評価されており、技術用語に不慣れな入門段階での視覚的な理解を助ける点が挙げられている(qiita)
- TLS証明書やPKI・暗号化の技術解説記事でリファレンスとして引用されており、セキュリティ入門の文脈でも参照できる基礎知識をカバーしているという使われ方が見られる(qiita)
編集メモ
Qiita言及4件 / 累計likes 279(うち270 likesは1年目エンジニア向け推薦書リスト記事) / 楽天ランキング情報なし。記事件数が閾値の5件を下回るためsupplementaryとして分類するが、Qiita上の高評価推薦書リストへの掲載でインフラ入門者コミュニティでの定着が読み取れる
読む前に押さえておきたいこと
- PCとコマンドラインターミナルの基本操作(ファイルシステムの操作・テキストエディタの使い方程度)
- インターネット利用の一般ユーザー経験(URL・ブラウザ・メールの概念的理解)
学習のコツ
- 第1章はマインドセット・キャリア論が中心のため、すぐに技術知識を確認したい場合は第2章から始め、読了後に第1章を振り返ると全体設計の意図が理解しやすい
- 第9章はAWSを例として解説しているが、サービス名に依存せず役割の抽象化を意識して読むとAzure・GCPの学習にも応用できる
- 第10章は業務でOSSを本格的に利用する場面が増えた時点で再読すると、実務への接続が明確になる
- 第2・3章と第8章はHTTPS・TLS・PKIという共通テーマでつながっているため、セット読みで理解が深まる
出版社による内容紹介
本書は、サーバ/インフラの運用・管理などに携わるエンジニアにとって必要な技術や知識を基本から解説した1冊です。ネットワークやサーバの基礎知識はもちろんのこと、クラウド全盛の現代に必要な知識についてもしっかりフォロー。技術に関する解説だけにとどまらず、サーバ/インフラエンジニアとして必要な考え方、学習法、スキルアップ、業務知識、職業倫理などについても取り上げていますから、これからサーバ/インフラエンジニアを目指す人にとって最適な教科書です。 ■第1章 エンジニアとして生きる 1.1 インフラエンジニアとは 1.2 技術力とは 1.3 成長とは 1.4 学びとはどういうことか 1.5 継続的な学び・成長のために重要なこと 1.6 インフラエンジニアをとりまく時代の流れ 1.7 インフラエンジニアが扱うテクノロジのオーバービュー ■第2章 ネットワークの基礎知識 2.1 巨大ネットワーク「インターネット」の形 2.2 階層と規格 2.3 IPアドレス 2.4 ポート番号 2.5 マルチキャスト、エニーキャスト、ブロードキャスト 2.6 NAT、NAPT 2.7 パケット 2.8 ルーティング 2.9 ARP 2.10 TCPとUDP 2.11 速度と品質 ■第3章 インターネットの基礎知識 3.1 HTTP 3.2 URLとURI 3.3 ドメイン名 3.4 DNS 3.5 HTTPSとTLS証明書(SSL証明書) 3.6 PKI ■第4章 サーバの基礎知識 4.1 サーバの基本的な構成 4.2 Linuxの基礎知識 4.3 Linuxの基本操作 4.4 Linuxのネットワーク操作 ■第5章 仮想化の基礎知識 5.1 サーバ仮想化 5.2 コンテナ 5.3 ストレージやネットワークの仮想化 5.4 デスクトップ作業環境の仮想化 5.5 仮想化と高集積化 ■第6章 ミドルウェアの基礎知識 6.1 Webシステムの構成要素 6.2 Webサーバ 6.3 アプリケーションサーバ 6.4 ロードバランサ 6.5 プロキシ(Proxy/CDN) 6.6 RDBMS 6.7 KVS ■第7章 Webサービス運用の基礎知識 7.1 システムは何もしないと壊れる 7.2 システムはよくわからない状態になる 7.3 システムの可用性とは 7.4 運用フェーズでの情報共有 7.5 構成管理・変更管理 7.6 CI/CD 7.7 モニタリング 7.8 バックアップ ■第8章 セキュリティの基礎知識 8.1 情報セキュリティとは 8.2 鉄板の対策1[ID管理] 8.3 鉄板の対策2[アップデートと期日管理] 8.4 鉄板の対策3[Firewallによる境界型防御] 8.5 鉄板の対策4[IDSやIPSによる内部検査] 8.6 鉄板の対策5[ セキュリティインシデント対応と証跡取得] ■第9章 クラウドの基礎知識 9.1 クラウドコンピューティングとは 9.2 クラウドコンピューティングで変わったこと 9.3 代表的なクラウドサービス:AWS(Amazon Web Services)の基礎知識 9.4 AWSの代表的なサービス 9.5 利用するサービスの選び方 ■第10章 法律・ライセンスの基礎知識 10.1 通信の秘密 10.2 善管注意義務 10.3 プロバイダ責任制限法 10.4 OSSとライセンス
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。