ISBN 9784297150624
Web API開発実践ガイドーーREST/gRPC/GraphQLからテスト、セキュリティまで
概要
REST・gRPC・GraphQLの設計から、テストとセキュリティまで網羅する
想定読者
Web APIを実務で開発・運用しており、複数のAPIスタイルを比較検討したいバックエンド・フルスタックエンジニア
こんな人には向いていない
- HTTP通信やAPIの概念を初めて学ぶ入門者には、前提知識の説明が薄く理解しにくい箇所がある
- REST APIのみに特化した深掘りを求める場合、gRPC・GraphQL章が紙面を占める分、REST単体の網羅性は限られる
- すでにREST・gRPC・GraphQLを本番で運用した経験があるシニアエンジニアには、各章の基礎説明が冗長に感じられる可能性がある
読了後にできるようになること
- OpenAPIを活用したREST API設計の要素と、スキーマ駆動開発の進め方
- gRPCの仕組みとProtocol Buffersの基礎、API設計時のポイント
- TypeScript + Apollo ServerによるGraphQLサーバサイド実装と、urql・graphql-codegenを使ったクライアント側開発
- GraphQLアプリケーションのDatadogモニタリング・Sentryエラートラッキングによる本番運用手法
- CRUD・認証認可・バリデーション・パフォーマンスを含むWeb APIテストの設計方針
- DevOpsおよびシフトレフトの観点からAPI設計段階にセキュリティを組み込む手法と、脆弱性診断の実施方法
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Web APIの作り方 — OpenAPIによるスキーマ駆動開発の実際まで扱うため、REST設計の土台として先に読んでおく価値がある
- 第 2 章 gRPCで始めるWeb API開発 — Protocol Buffersの基礎から実装まで。マイクロサービス間通信でgRPCを検討しているチームに直結する
- 第 3 章 GraphQLでアプリケーション開発 — サーバ・クライアント双方の実装に加え、Datadog/Sentryでの本番運用まで網羅している点が特徴
- 第 4 章 Web APIテスト 実践ガイド — テストスコープの考え方から、カバレッジ目安・パフォーマンステストの実施フェーズまで俯瞰できる
- 第 5 章 ゼロから学ぶWeb APIセキュリティ — 徳丸浩氏ら専門家執筆。シフトレフトの文脈で設計初期からセキュリティを組み込む考え方を提示
ハイライト
- Web APIを適切かつ効率的に開発できるかどうかが、Webサービスのその後を大きく左右するとも言えます。本書は、今まさにWeb APIを開発・運用する中で得られた実践的な知見が凝縮されています。(本書の編集方針を端的に示す記述。Software Design誌の実践記事を集約した位置付けが明確)
- 石川朝久氏や徳丸浩氏といったセキュリティの第一人者を中心に、Web APIのセキュリティに正面から向き合う極意を伝授します。脆弱性診断や認証・認可設定の具体的な実施方法まで解説します。(著名セキュリティ専門家が執筆者に名を連ねており、第5章の信頼性の根拠となる)
- GraphQLの導入、TypeScript+Apollo Serverによるサーバサイドの実装、urqlやgraphql-codegenを駆使したクライアントアプリケーションの実装、そしてDatadogによるモニタリングやSentryによるエラートラッキングをベースとしたAPIの拡張手法にまで踏み込みます。(設計から本番監視まで一連の流れをカバーしている点が、他のGraphQL入門書との差別化ポイント)
外部からの言及
- REST・gRPC・GraphQL三者の比較や使い分けを扱う記事は継続的に投稿されており、フロントエンドエンジニアがgRPCを学ぶ文脈や、graphql-codegenによる型生成の実践記事が多くのいいねを集めている。本書はこれらのテーマを一冊で横断的にカバーしている点で、バラバラに学習してきた知識を体系化する用途に言及されやすい位置付けにある(qiita)
編集メモ
2025年8月刊行の新刊であり、Qiita上での直接言及記事は現時点で確認できず(ISBN検索0件)。楽天ランキング情報も未取得。Software Design誌の特集記事を束ねた構成で発行元の技術評論社による刊行という点は信頼性の根拠となるが、外部シグナル数値が揃っていないため supplementary とした
読む前に押さえておきたいこと
- HTTPメソッド(GET/POST/PUT/DELETE)とステータスコードの基本的な理解
- JavaScriptまたはTypeScriptでの開発経験(第3章のApollo Server実装で必要)
- REST APIを一度でも設計または実装した経験があると、各スタイルの比較理解が早い
学習のコツ
- 第1章(REST/OpenAPI)を読んだ後、いったん第4章(テスト)に飛ぶと、設計と品質保証を対として捉えやすい。その後に第2・3章で他スタイルの実装を比較すると定着率が上がる
- 第3章のGraphQL節はTypeScript・Apollo Serverの実装が前提となっているため、GraphQLの基礎概念があやふやな場合は付属の『GraphQLとは』節を先に通読してから実装に進む
- 第5章はセキュリティ専門家執筆であり、脆弱性診断の手順が実務で直接使える水準で書かれている。API開発と並行して読み進め、設計フェーズへのフィードバックループを意識する
- Software Design誌の特集記事が元になっているため、各章は独立して読める構成。自分のチームが直面しているAPIスタイルに対応する章だけを先に通読するアプローチも有効
出版社による内容紹介
『Software Design』特集記事のうち、大好評を博したWeb API特集記事を1冊に収めました。 もはやWebにとって、Web APIこそが要です。Web APIを適切かつ効率的に開発できるかどうかが、Webサービスのその後を大きく左右するとも言えます。本書は、今まさにWeb APIを開発・運用する中で得られた実践的な知見が凝縮されています。 第1章では、OpenAPIを題材に、Webの基礎からさかのぼってWeb APIを再考し、REST APIの設計要素と、OpenAPIによるREST APIの設計手法およびREST APIの開発の実際の部分までつまびらかにします。第2章では、代わってGoogleが開発したRPCフレームワーク、gRPCにフォーカスし、その概要と、重要な技術要素であるProtocol Buffersの基礎を確認し、設計ポイントに触れ、gRPCによるWeb APIの実装を体験します。続く第3章では、GraphQLによるWebアプリケーションの開発・運用手法を一挙に解説。GraphQLの導入、TypeScript+Apollo Serverによるサーバサイドの実装、urqlやgraphql-codegenを駆使したクライアントアプリケーションの実装、そしてDatadogによるモニタリングやSentryによるエラートラッキングをベースとしたAPIの拡張手法にまで踏み込みます。 もちろん、Web APIは品質も重要です。本書では「テスト」「セキュリティ」の2つの観点でWeb APIの品質確保について考えます。第4章では、テストスコープをキーワードとしてWeb APIをテストする意義を見つめ直した上で、CRUD操作やエラーハンドリング、認証・認可設定、データ漏洩、バリデーション、メトリクスなど何をテストすべきか考え、Web APIテストを現実的に進める上で、カバレッジの目安やパフォーマンステストの実施フェーズ、実験計画などの考え方について考察します。第5章は、石川朝久氏や徳丸浩氏といったセキュリティの第一人者を中心に、Web APIのセキュリティに正面から向き合う極意を伝授します。Web APIはどのような攻撃にさらされるのか、リスクや攻撃手法、脆弱性から紐解き、「DevOps」「シフトレフト」を起点に、Web API設計からセキュリティを組み込む考え方を紹介。脆弱性診断や認証・認可設定の具体的な実施方法まで解説します。 まさしく、Web APIがまるごとわかる1冊なのです。 第1章 Web APIの作り方 1-1. Web APIの目的と技術要素 1-2. REST APIの設計で検討・決定すること 1-3. OpenAPIによるREST API設計 1-4. OpenAPIを使ったWeb API開発の実際 第2章 gRPCで始めるWeb API開発 2-1. gRPCの特徴と登場背景 2-2. gRPCの技術要素とProtocol Buffersの基本 2-3. gRPC利用時のAPI設計ポイント 2-4. gRPCによるWeb APIの実装 第3章 GraphQLでアプリケーション開発 3-1. GraphQLとは 3-2. GraphQL導入 3-3. サーバサイドの実装 3-4. クライアントアプリケーションの実装 3-5. GraphQLアプリケーションの実運用 第4章 Web APIテスト 実践ガイド 4-1. Web APIテストの意義 4-2. Web APIテスト時のチェック項目 4-3. 実践的なWeb APIテストの考え方 第5章 ゼロから学ぶWeb APIセキュリティ 5-1. Web APIに潜むセキュリティリスク 5-2. Web APIセキュリティの重要ポイント 5-3. 脆弱性 5-4. 認証・認可
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