ISBN 9784502572814
会計学の実証分析入門
概要
財務データと統計手法で会計研究の実証分析を自分で再現できる
想定読者
会計学・経営学を学ぶ大学院生・研究者志望の学部生、および実証研究の基礎を体系的に習得したい実務家
こんな人には向いていない
- Rやプログラミングの事前知識がまったくない状態で統計分析の即戦力を求める人には、統計学の基礎補充が別途必要になる
- 会計基準・制度の解説を目的として読む実務会計士には、本書の焦点(研究手法)とのミスマッチが生じる
- すでに会計研究で実証分析の経験を積んでいる大学院生には、基礎部分の比重が大きく新規性を感じにくい
読了後にできるようになること
- ExcelとRを使って財務諸表・株価データを加工し、基礎的な記述統計・回帰分析を実行できる
- 利益分布アプローチとイベント・スタディの手順を先行研究のリプリケーションを通じて理解できる
- ファンダメンタル分析とIFRS適用の決定要因分析を事例に、仮説構築から結果の解釈までの研究フローを追える
- 先行研究の文献レビューを起点にした仮説設定の方法論を身につけられる
- 研究論文の執筆に向けた分析結果の整理・報告方法の基礎を習得できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 実証分析の必要性 — 会計研究における実証アプローチの位置づけを概観する導入章
- 第 2 章 リプリケーションと文献レビューによる仮説構築 — 先行研究を読み解き自分の仮説を立てる方法論の核心部分
- 第 3 章 ExcelとRでのデータ分析手法 — ツール操作の基礎。RスクリプトはWebで別途提供される
- 第 4 章 利益分布アプローチ — 会計研究の代表的手法。先行論文を手元で再現できる構成
- 第 5 章 イベント・スタディ — 株価反応を使ったイベント分析の標準的な実施手順を追う
- 第 6 章 ファンダメンタル分析 — 財務諸表から企業価値を推定する分析フローを実践的に解説
- 第 7 章 IFRS適用の決定要因分析 — 制度会計研究の事例として、二値選択モデルの応用を学べる
- 第 8 章 研究論文の執筆方法 — 分析結果を論文化する段階まで含めた全プロセスを網羅
ハイライト
- 財務諸表や株価などのデータに基づいて、基礎的な実証分析ができるよう解説した初学者向けテキスト。ExcelやRを用いて、リプリケーション(再現)ができるようになる。(本書の目的と対象読者が端的に示されており、購読判断の核になる記述)
編集メモ
Qiita言及0件 / 楽天ランキング情報なし。2026年4月出版の新刊であり外部シグナルが蓄積されていない段階での評価。書誌内容から実証会計研究の入門テキストとしての一定の需要が見込まれる
読む前に押さえておきたいこと
- 高校数学レベルの統計の基礎(平均・分散・相関)があると第3章以降がスムーズに読める
- Excelの基本操作(関数・ピボットテーブル)の経験
- 財務諸表(貸借対照表・損益計算書)の読み方の基礎知識
学習のコツ
- 第2章の文献レビュー手法を先に熟読してから各分析章に進むと、なぜその手法が選ばれているかの文脈が理解しやすい
- 著者らが提供するRスクリプトとデータセットを手元で実行しながら読む並走スタイルが、リプリケーション習得への最短経路になる
- 第4章(利益分布)と第5章(イベント・スタディ)は会計研究の定番2手法なので、関心領域に合わせてどちらかを先に深く追うと学習効率が上がる
- 第8章の論文執筆章は、分析を終えた段階で戻って読むと実際の執筆作業に直結しやすい
出版社による内容紹介
財務諸表や株価などのデータに基づいて、基礎的な実証分析ができるよう解説した初学者向けテキスト。ExcelやRを用いて、リプリケーション(再現)ができるようになる。
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