ISBN 9784763142764

「説明」がうまい人がいつも頭においていること

「説明」がうまい人がいつも頭においていること
著者
犬塚壮志
刊行
2026-01

概要

認知科学の視点から相手に伝わる説明の組み立て方を学ぶ

想定読者

プレゼンや報告、商談、オンライン会議で「言いたいことが伝わらない」と感じている社会人。話す技術よりも、相手の理解を起点に説明を設計し直したい人に向いています。

こんな人には向いていない

  • 話し方そのもの(発声・滑舌・間の取り方)のスキルを高めたい人。本書の主眼は伝え方の設計であり、話術の訓練書ではありません。
  • 認知科学やコミュニケーション理論を学術的な厳密さで深掘りしたい人。実務に落とすための平易な解説が中心です。
  • すでに相手の前提や目的から逆算して説明を構成する習慣がある人には、再確認にとどまる可能性があります。

読了後にできるようになること

  • 自分が説明できることではなく、相手が理解できることを起点に話を組み立てる発想に切り替えられる
  • 情報を全部伝えようとせず、目的に応じて削る判断ができるようになる
  • 相手・目的・シチュエーションから説明の順番を決められる
  • 前提(スキーマ)の違いを確認し、認識のずれを埋める手順を実践できる
  • 事実と意見を切り分けて話し、説明の信頼性を高められる
  • プレゼンやオンラインで、あえて余白や質問の余地を残す資料設計ができる

本書のキー概念(章解説)

  • 説明のゴールは「うまく話す」ことではない — 本書の前提を反転させる導入。相手にわかってもらうことを目的に置き直す
  • 「全部話さなきゃ」をやめれば、すべてが伝わる — 情報の取捨選択。実務で資料や報告が冗長になりがちな人に直結する
  • スキーマの違いを超えるための3つのコツ — 認知科学の核となる前提(スキーマ)のずれを扱う章。本書の理論的な裏付け部分
  • 事実と意見を明確にする / 指示語を名詞に換える — 信頼を損なわない言葉づかいの具体テクニック。すぐ試せる実務直結度の高い内容
  • [プレゼン編] わざと余白をつくる — 質問が来るように資料を作るという逆転の発想。プレゼン・オンライン説明の改善に効く

ハイライト

  • 大事なのはこの3点だけ。自分がうまく説明できることより相手が理解することが大事、全部伝えなくていい、正解の順番をつかむ。この3点を意識するだけで説明への苦手意識が薄れる(本書の主張が3つの原則に凝縮されており、内容の射程が最も端的に分かる箇所)
  • 説明の最適な順番は、相手・目的・シチュエーションで決まる。説明がうまい人は大きな枠から話し始め、まず前提を確認する(順番と前提確認という本書独自の実践指針が表れている箇所)

編集メモ

Qiita 等の技術コミュニティでの引用は確認できず(qiita_article_count 0 / likes 0)、ランキング履歴も未取得。技術スタックに直結する書籍ではなく、説明・伝達スキルを補う一般ビジネス書として位置づけられるため supplementary

読む前に押さえておきたいこと

  • 特別な前提知識は不要。日常的に報告・提案・プレゼンなど人に何かを説明する機会があれば読み進められる

学習のコツ

  • 冒頭で示される3原則(相手の理解優先・全部伝えない・順番をつかむ)を先に頭に入れてから各章を読むと、個別テクニックが原則のどれに対応するか整理しやすい
  • プレゼン編・オンライン編は実務でつまずきやすい場面に対応しているため、急ぎなら自分の課題に近い章から読み始めてよい
  • 読みっぱなしにせず、直近の報告や提案を1つ取り上げ、相手・目的・シチュエーションの順に説明を組み直す演習として使うと定着しやすい
出版社による内容紹介

説明がうまい人が考えていることって、たったこれだけ! 認知科学×実践で「本当に使える」説明のコツ 説明がうまくなる方法は、世の中にはたくさんあります。 しかし、大事なのはこの3点だけ。 ・「自分がうまく説明できること」より「相手が理解すること」が大事 ・全部伝えなくていい ・正解の順番をつかむ この3点を意識するだけで、「説明」への苦手意識が薄れ、上手に説明ができるようになります。 東大大学院で「認知科学」の研究を行い、No.1予備校講師としての実績もある著者の 「考え方」を少し変えるだけで、あなたの「説明力」が上がる方法! ■説明のゴールは、「うまく話す」ことではない ×「上手に説明しなければ!」 → 〇「相手にわかってもらえればOK」 ■「全部話さなきゃ」をやめれば、すべてが伝わる ■「正論」だけでは動かないことを、説明がうまい人は知っている  ×「それは、そうするべきだ」 → 〇「今、どうなってる?」 ■スキーマの違いを超えるための3つのコツ ■説明がうまい人は、「前提」をまず確認する ■説明の最適な順番は、「相手」「目的」「シチュエーション」で決まる ■説明がうまい人は、大きな枠から話し始める ■あなたの話が「軽んじられる」のは、「事実と意見」が明確でないから ■「あれ」「これ」「それ」は名詞に換える ■信頼を失う「言葉のリスク」とは ■[プレゼン編]説明がうまい人は、わざと余白をつくることを頭においている  × 「質問が来ないように資料を作ろう」 → 〇 「質問が来るように資料を作ろう」 ■あなたのオンライン説明、「独り言」になっていませんか?

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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