ISBN 9784798075730

やさしいMCP入門

やさしいMCP入門
出版社
秀和システム
刊行
2025-07

概要

MCP仕様から主要クライアント・サーバー活用例まで体系的に把握する

想定読者

MCPをゼロから理解したいエンジニア、およびAIエージェント導入を検討するビジネス担当者

こんな人には向いていない

  • MCPプロトコルスタックの内部実装やセキュリティの厳密な検証を追いたい上級エンジニアには概説水準で物足りない
  • 特定言語での体系的なコード実装を中心に学びたい開発者には、ハンズオン章(Chapter 3)の分量が不足する
  • AIエージェントやLLMの基礎知識がまったくない段階から始める読者には、前提説明が最小限のため補完的な入門書が別途必要

この本で身につくこと

  • MCPの5プリミティブ(リソース・プロンプト・ツール・サンプリング・ルート)と各トランスポートの役割を説明できる
  • Claude Desktop・Cursor・Cline・GitHub Copilot・Amazon Q等10種以上のMCPクライアントを特性で比較し選択できる
  • SDKを用いてMCPサーバーの基本的な開発・デバッグができる
  • RAGおよびFunction Callingとの差異を整理し、MCPを適切なユースケースで採用判断できる
  • 業務自動化・データ民主化・SaaSビジネス変容へのMCPインパクトを技術的根拠付きで語れる
  • MCPのセキュリティリスクと安全なサーバーの見極め方を実務判断に活かせる

ハイライト(外部からの言及)

大バズりしたスライド「やさしいMCP入門」の著者が新技術の基礎をやさしく解説 — 出典

著者がMCP普及以前からこの分野を発信してきた実績を端的に示す一文

章立て

第1章 MCPとは

RAG・Function Callingとの違いを含む概念整理。前提知識ゼロからMCPの文脈を掴める設計

第2章 MCPの仕組み

5プリミティブとトランスポートを網羅した核心章。後章の理解の土台になるため精読を推奨する

第3章 MCPを実際に触ってみよう

サーバー開発・ホスト開発・デバッグを収録。Claude Desktopを手元に用意してから進めると効果的

第4章 MCP対応クライアント紹介

Cursor/Cline/GitHub Copilot等10ツール以上を横断比較。辞書的設計のため使用中のツールの節から読み始めて問題ない

第5章 MCPサーバー紹介

Web検索・ドキュメント・決済等12サービスの活用パターン。業務自動化のユースケース選定に活用できる

第6章 MCPサーバー紹介(開発者向け)

GitHub・Playwright・Figma・AWS・データベース等を収録。開発者が既存ツールをMCPと統合する際の参照用

第7章 MCPがもたらすビジネスインパクト

業務自動化・データ民主化・SaaS変革を扱う。エンジニア以外(PM・事業担当者)が読む価値のある章

第8章 MCPの展望と今後の発展

ロードマップ・標準化動向・セキュリティリスクを収録。技術選定の将来展望を確認する章

関連記事 / 参考情報

学習のヒント

  • Chapter 2(MCPの仕組み)は全章の参照元となる核心部分。後の章で詰まった際に戻る基点として、最初から精読しておくことを推奨する
  • Chapter 4〜6は辞書的な設計のため、使用中のツールや興味のあるサービスの節から読み始めても全体像を損なわない
  • Chapter 7はエンジニア以外(プロダクトマネージャー・事業担当者)と知識を共有するための資料として切り出して活用できる
  • Chapter 3のMCPサーバー開発は、Claude Desktopを実際に動かしながら進めると概念と動作の対応が定着しやすい

前提知識

  • ChatGPT・Claude等のLLMをAPIまたはUI経由で基本操作した経験
  • HTTP通信の概念(リクエスト・レスポンスの仕組み)
  • JSONの読み書き程度のプログラミングリテラシー(Chapter 3・6の開発者向け内容を実践する場合はPythonまたはTypeScriptの基礎が別途必要)

次に読む本

MCP公式ドキュメント(modelcontextprotocol.io)

本書で得た概念をプロトコル仕様レベルで確認し、独自サーバー開発時の正確な実装根拠を得る

LangChain / LangGraph 公式ドキュメント

本書Chapter 4で言及されるLangChain/LangGraphとMCPの統合を実装レベルで深掘りする際の公式リファレンス

マルチエージェントオーケストレーション系の実践書

本書はMCPの概説に注力しているため、複数エージェント間の協調設計や本番運用には別途実践書が必要

出版社による内容紹介

AIエージェント時代の標準規格MCP(モデル コンテキスト プロトコル)の入門書。 大バズりしたスライド「やさしいMCP入門」の著者が新技術の基礎をやさしく解説。 Chapter 1 MCPとは Chapter 2 MCPの仕組み Chapter 3 MCPを実際に触ってみよう Chapter 4 MCP対応クライアント紹介 Chapter 5 MCPサーバー紹介 Chapter 6 MCPサーバー紹介(開発者向け) Chapter 7 MCPがもたらすビジネスインパクト Chapter 8 MCPの展望と今後の発展 はじめに Chapter 1 MCPとは 1-1 MCPの概要 1-2 AIエージェントとは 1-3 AIエージェントの「ツール」とは 1-4 AIエージェントのユースケース 1-5 MCPが解決する課題 1-6 MCP普及の経緯 1-7 RAG、Function callingとの違い Column RAGとグラウンディングの違い Chapter 2 MCPの仕組み 2-1 アーキテクチャ概要 2-2 トランスポート 2-3 リソース (プリミティブ1) 2-4 プロンプト (プリミティブ2) 2-5 ツール (プリミティブ3) 2-6 サンプリング (プリミティブ4) 2-7 ルート (プリミティブ5) 2-8 インスペクター Column Language Server Protocol Chapter 3 MCPを実際に触ってみよう 3-1 MCPホストの利用方法 3-2 MCPサーバーの利用方法 3-3 SDKとMCPサーバーリストの紹介 3-4 MCPサーバーの開発 3-5 MCPホストの開発 3-6 LLMに開発を助けてもらう方法 3-7 動かないときのデバッグ方法 Column ローカルMCPサーバーの実行方式 Chapter 4 MCP対応クライアント紹介 4-1 Claude Desktop 4-2 Cursor 4-3 Cline 4-4 GitHub Copilot 4-5 Amazon Q Developer CLI 4-6 LangChain / LangGraph 4-7 Mastra 4-8 Agents SDK 4-9 Dify 4-10 Amazon Bedrock Column リモートMCPサーバーのレジストリ Chapter 5 MCPサーバー紹介 5-1 Web検索 (Brave Search) 5-2 Webページの読み込み (Fetch) 5-3 クラウドストレージ (Googleドライブ) 5-4 ドキュメントツール (Notion) 5-5 メール (Gmail) 5-6 ビジネスチャット (Slack) 5-7 プロジェクト管理 (Jira/Confluence) 5-8 AI 検索 (Perplexity) 5-9 オンライン決済 (PayPal) 5-10 iPaaS (Zapier) 5-11 地図 (Googleマップ) 5-12 難しい問題を解く (逐次思考) Column 安全なMCPサーバーの見極め方 Chapter 6 MCPサーバー紹介 (開発者向け) 6-1 コードリポジトリ (GitHub) 6-2 ブラウザ操作 (Playwright) 6-3 ファイルシステム 6-4 デザインツール (Figma) 6-5 データベース 6-6 クラウド (AWS) 6-7 3DCG (Unity) 6-8 その他 (技術ブログのレベル判定) Column AI時代にエンジニアは不要? Chapter 7 MCPがもたらすビジネスインパクト 7-1 マーケットプレイスの広がり 7-2 業務の自動化 7-3 データの民主化 7-4 iPaaSとの統合 7-5 ノーコードツール活用の変化 7-6 AIエージェント開発フレームワークとの統合 7-7 企業における活用事例 Column MCPの功績はツールの認知? Chapter 8 MCPの展望と今後の発展 8-1 MCPのロードマップ 8-2 標準化の動向とベンダーフリー化の拡大 8-3 リモートMCPサーバーの広がり 8-4 MCPと補完しあう技術 8-5 変化するSaaSビジネス 8-6 セキュリティリスク Column 新技術のキャッチアップ方法 索 引

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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