ISBN 9784798169934
ビジネスデザインのための行動経済学ノート バイアスとナッジでユーザーの心理と行動をデザインする
概要
行動経済学の理論をサービス・プロダクト設計に翻訳する
想定読者
サービスやプロダクトの企画・UX に携わるデザイナーやビジネス職で、ユーザーの心理と行動を設計の根拠に取り込みたい方
こんな人には向いていない
- 行動経済学を学術的・理論的に深く掘り下げたい方には入門の域を出ず物足りなさが残ります
- 数式やエビデンスの裏付けまで踏み込んで検証したい研究志向の読者には説明が簡潔すぎます
- 図解に依存した構成のため、音声のみ(オーディオブック)で読み切ろうとする方には向きません
読了後にできるようになること
- 個別のバイアスを断片的にではなく、フレーム・バイアス・ナッジという全体構成の中で位置づけて理解できる
- 社会性・時間認識・距離・選択・枠組みといった切り口で人の意思決定の偏りを整理できる
- ナッジの考え方を商品やサービスのユーザー行動設計に落とし込む発想を持てる
- iPhone や身近なサービスなど実例に引きつけて行動経済学の理論を読み解ける
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 フレーム — ユーザーとビジネスをつなぐ視点と、人の認知・行動の特徴を概観する導入。全体の地図にあたる
- 第 2 章 バイアス — 社会性・周囲の影響・時間認識・距離・選択変化・枠組み・気分・決断の固着など、人の偏りを8つの切り口で整理する本書の中心
- 第 3 章 ナッジ — バイアスの理解を踏まえ、ユーザー行動と商品・サービス設計へどう応用するかに踏み込む実務直結の章
ハイライト
- 本書は行動経済学の本ですが、むずかしい専門書ではありません。本書のテーマは行動経済学をビジネスデザインに活用することです。理論を知るだけでなく、新しいサービスやプロダクトの開発に活用することが目的です(本書の立ち位置(理論書ではなく実務への翻訳)が最も端的に示された箇所)
- 個別の理論ではなく全体構成で仕組みを理解できる、図で多く用いることで理論がパッと見てわかる、社会心理学やデザインなどの観点も織り交ぜている、商品やサービスなどへの活用方法に言及している(競合の行動経済学入門との差別化点が列挙されている箇所)
外部からの言及
- 図解が豊富でわかりやすい入門書という評価が繰り返し見られ、iPhone などの実例に引きつけて理論と実務をつなぐ点が好意的に受け止められている(blog)
- 図に依存した構成ゆえ音声のみでは理解が難しい、扱うバイアス数が多く後半はやや反復的、という指摘もあり、深い理論理解より入門・参照向けと位置づける声が見られる(blog)
編集メモ
Qiita での技術記事言及は確認できず(IT 技術書ではなくデザイン・ビジネス寄りのため)。一方で読者レビューは Booklog で平均 3.77 / 32 件と安定した支持があり、入門〜実務応用の補完的な一冊に位置づく
読む前に押さえておきたいこと
- 特別な前提知識は不要だが、企画・UX・マーケティングなど何らかのサービス設計の現場感があると応用イメージが湧きやすい
学習のコツ
- まず第1章フレームで全体の地図を掴んでから第2章のバイアスに入ると、個別理論が断片化せず構造で頭に残ります
- 図解が理解の核なので、紙か固定レイアウトの電子書籍で読み、音声のみの利用は避けるのが無難です
- 第2章で気になったバイアスを、自分が関わるサービスのどの場面で起きているかに当てはめながら読むと第3章ナッジの応用がつながります
出版社による内容紹介
サービスやプロダクトの開発に 行動経済学の理論を活かすヒント 本書は行動経済学の本ですが、むずかしい専門書ではありません。 本書のテーマは「行動経済学をビジネスデザインに活用すること」です。 行動経済学の理論を知るだけでなく、 新しいサービスやプロダクトの開発に活用することが目的です。 商品サービスとユーザーとの関係に 行動経済学の理論を活用するためのアイデアを、 デザイナー視点でわかりやすく図解していきます。 〈本書の特徴〉 ●個別の理論ではなく全体構成で仕組みを理解できる ●図で多く用いることで理論がパッと見てわかる ●社会心理学やデザインなどの観点も織り交ぜている ●商品やサービスなどへの活用方法に言及している ●実際のビジネスを想像しながら読むことで楽しく学べる
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。