ISBN 9784814400362

初めてのTypeScript : 型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する

初めてのTypeScript : 型安全なJavaScriptでWeb開発を加速する
刊行
2023-06

概要

JavaScript経験者がTypeScriptの型システムを体系的に習得する入門書

想定読者

JavaScriptの基礎(変数・関数・オブジェクト・クラス・モジュール)を一通り書ける状態で、TypeScriptへの新規導入や既存コードの段階的移行を検討しているフロントエンド・バックエンドエンジニア

こんな人には向いていない

  • プログラミング自体が初めての人。本書はJavaScriptの基礎知識を前提としており、言語入門からは始まりません
  • すでに業務でTypeScriptを使いこなし、条件型・mapped型といった高度な型パズルや型レベルプログラミングを深掘りしたい上級者。本書は基礎から中核機能までが射程で、その先は物足りなく感じられます
  • ハンズオンで動くアプリを作りながら学びたい人。本書は型システムそのものの理解に主眼があり、特定フレームワークのチュートリアル形式ではありません

読了後にできるようになること

  • 型アノテーションと型推論の仕組みを理解し、既存のJavaScriptコードに段階的に型を付けられる
  • ユニオン型・インターセクション型・リテラル型を目的に応じて使い分けられる
  • ジェネリクスで再利用性の高い型安全な関数・クラス・インターフェースを設計できる
  • 型システムによってバグやタイプミスをコンパイル時に検出するワークフローを構築できる
  • tsconfigの主要オプションを把握し、プロジェクト要件に合わせてコンパイラ設定を調整できる
  • JavaScriptコードベースをTypeScriptへ段階的に移行する際の判断基準を持てる

本書のキー概念(章解説)

  • 前半: 型の基礎と型システムの考え方 — 型アノテーションと型推論、プリミティブ・オブジェクト・配列・関数の型付けといった土台を扱う構成で、JavaScript経験者がTypeScriptの世界観に橋を架ける部分。official_urlが未確認のため章番号は付していません
  • 中盤: ユニオン型・リテラル型・ジェネリクスなど中核機能 — 目的に応じて型を組み立てる中核機能を扱う構成。とくにジェネリクスは初読で詰まりやすい難所として知られる部分です
  • 終盤: tsconfig・コンパイラ設定とJavaScriptからの段階的移行 — プロジェクトへの導入と既存コードベースの移行判断を扱う実務寄りの構成。本書を読み終えた後すぐ手元のプロジェクトに反映できる部分です

ハイライト

  • TypeScriptは、バグやタイプミスを防ぎ、コードを読みやすくするのに有用なだけでなく、JavaScriptがどのように動くべきかを宣言し、それを維持するのに役立つ優れたシステムです。(本書がTypeScriptを単なる型注釈ではなく、コードの意図を宣言し保守する仕組みとして位置づけている箇所)
  • JavaScriptの基礎的な知識のあるプログラマーを対象に、型や型システムの基本から、明快かつ包括的にTypeScriptを解説します。(本書の対象読者と射程(基礎から包括的に)を端的に示している箇所)

編集メモ

オライリー・ジャパンの定番入門書(原著 Learning TypeScript)で、JavaScript経験者が型システムを体系的に学ぶ最初の一冊として安定した評価がある。約304ページと入門書として手頃な分量で、特定フレームワーク非依存のため幅広いWeb開発者に実務的に効く

読む前に押さえておきたいこと

  • JavaScriptの変数・関数・オブジェクト・配列・クラスの基本操作(ES2015以降の構文を含む)
  • npm / Node.js を使った開発環境のセットアップ経験(package.json の読み書きレベル)
  • アロー関数・分割代入・スプレッド構文・モジュール(import / export)の基礎知識

学習のコツ

  • JavaScriptの非同期処理(Promise / async-await)に習熟した状態で読み始めると型付けの恩恵を即座に実感しやすい。非同期まわりに不安がある場合は先に整理しておくと吸収効率が上がります
  • 各章の説明は実際にエディタ(VSCode推奨)で手を動かしながら進めること。型エラーメッセージのトレースは読むだけでは身につかず、赤線を消す体験の積み重ねで定着します
  • ジェネリクスの箇所は初読で詰まりやすい難所です。無理に一気に進めず、前後をいったん通読してから再度ジェネリクスに戻る周回読みが効果的です
  • 翻訳書のため、原著(Learning TypeScript / O'Reilly)の正誤表やGitHubリポジトリも手元に用意しておくとサンプルコードの疑問を素早く解消できます
  • 約304ページと入門書として手頃な分量なので、最初に終盤のtsconfigと移行の章まで一度ざっと通読して全体像を掴んでから、ジェネリクス等の難所を腰を据えて読み返すと迷子になりにくいです
出版社による内容紹介

急速に普及が進んでいるTypeScriptの入門書! TypeScriptの本格的な入門書。TypeScriptは、世界で最もよく使われ、かつ最も好まれているプログラミング言語の1つです。本書では、JavaScriptの基礎的な知識のあるプログラマーを対象に、「型」や「型システム」の基本から、明快かつ包括的にTypeScriptを解説します。TypeScriptはバグやタイプミスを防ぎ、コードを読みやすくするのに有用なだけでなく、JavaScriptがどのように動くべきかを宣言し、それを維持するのに役立つ優れたシステムです。読者は本書を読むことで、TypeScriptの基礎と最も重要な機能をマスターできるでしょう。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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