ISBN 9784814400898

マスタリングAPIアーキテクチャ : モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法

マスタリングAPIアーキテクチャ : モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法
刊行
2024-10

概要

REST API 設計からマイクロサービス移行まで、APIアーキテクチャ全体を体系的に習得する

想定読者

モノリシックシステムのマイクロサービス化を検討している設計者・チームリード、またはAPIゲートウェイやサービスメッシュの選定基準を整理したいバックエンドエンジニア

こんな人には向いていない

  • REST APIの基礎から学びたい入門者には、本書は網羅性を優先した構成のため個々のトピックが浅く、理解の定着が難しい可能性がある
  • すでにマイクロサービスを本番運用しているチームには、サービスメッシュやデプロイ戦略の章が既知の内容と重なる部分が多い
  • Kubernetesを中心としたインフラ実装を深く掘り下げたい場合は、本書の範囲外となるため別途SRE寄りの書籍が必要になる

読了後にできるようになること

  • OpenAPI仕様を用いたREST API設計と、gRPC・GraphQLとの使い分けの判断軸
  • APIゲートウェイ(外部トラフィック制御)とサービスメッシュ(内部通信制御)の役割分担を設計レベルで説明できる
  • カナリアリリース・ブルーグリーンデプロイ・トラフィックミラーリングなど、デプロイ戦略とリリース戦略の違い
  • 脅威モデリングの手法と、OAuth2・OIDC・SAMLを用いた認証認可設計の基本構成
  • 6R フレームワーク(Rehost / Replatform / Repurchase / Refactor / Retire / Retain)を用いたクラウド移行の判断フロー
  • DDDを活用したモノリスとマイクロサービスのサービス境界設計のアプローチ

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 第1部: API設計・構築・テスト — REST基礎とOpenAPI仕様の実践から、gRPC・GraphQLの使い分けまでを扱う。まず本書全体の土台となる章
  • 第 2 章 第2部: APIトラフィック管理 — APIゲートウェイ(外部)とサービスメッシュ(内部)の役割と選定基準を整理する。アーキテクチャ全体の接続レイヤを担う
  • 第 3 章 第3部: API運用とセキュリティ — カナリア・ブルーグリーン等のデプロイ戦略、脅威モデリング、OAuth2/OIDC/SAMLを扱う実務直結度が高いパート
  • 第 4 章 第4部: APIを使った進化的アーキテクチャ — 6Rフレームワークによるクラウド移行とアーキテクチャ再設計を扱うまとめパート。最終章を先読みすると全体像が把握しやすい

ハイライト

  • REST APIの基礎から、最適な構築、運用、バージョン管理、およびテスト方法までを1冊で学ぶことができます。また、APIゲートウェイ、サービスメッシュなどの技術を使用して、外部トラフィックと内部サービスへの接続を適切に行う方法や、APIの脅威モデリング、セキュリティ対策、さらにクラウドサービスに向けて進化させる方法についても解説。(本書がカバーする技術スタックの広がりを端的に示す記述。設計・運用・セキュリティ・移行の全工程を1冊で俯瞰できることが確認できる)

外部からの言及

  • Qiita上のレビューでは、本書はマイクロサービス移行に必要な領域を広く浅く網羅した入門書として評価される一方、個々のトピックの深さは別書に譲るという見方が共通している。チームリードやアーキテクト職が全体感を掴む用途に向いており、実装担当のバックエンドエンジニアには物足りない可能性があるという指摘も見られる(qiita)
  • APIチェックリストの章が実務で参照しやすいという評価が挙がっており、概念的な説明だけでなく実践的な確認軸を提供している点が支持されている(qiita)

編集メモ

Qiita言及記事2件・累計likes5以下。2024年10月刊行で参照蓄積が浅い段階。microservicesトピックの入門的な選択肢として位置づけられる

読む前に押さえておきたいこと

  • HTTP/RESTの基本的な動作原理(ステータスコード、メソッド、リクエスト/レスポンス構造)
  • モノリシックアプリケーションの開発・運用経験(何らかのWebバックエンドの実務経験)
  • Dockerを用いたコンテナ起動など、コンテナ技術の基礎的な操作経験

学習のコツ

  • 第4部の最終章(進化的アーキテクチャのまとめ)を先に読むと本書全体の設計思想が把握しやすく、各章の位置づけを掴みながら読み進められる
  • 第2部のサービスメッシュ章はSRE寄りの内容が多く、アーキテクト職でない読者は概念把握にとどめ、実装は専門書で補う読み方が合理的
  • コンファレンスシステムという一貫したケーススタディが全編に通じているため、章をまたいで同一サンプルがどう変化するかを追いながら読むと理解が深まる
  • APIチェックリストの節は独立して実務参照できるため、読了後もリファレンスとして手元に置く使い方が効果的
出版社による内容紹介

モダンなAPI駆動型アーキテクチャの設計・構築・運用を学ぶ! 本書では、REST APIの基礎から、最適な構築、運用、バージョン管理、およびテスト方法までを1冊で学ぶことができます。また、APIゲートウェイ、サービスメッシュなどの技術を使用して、外部トラフィックと内部サービスへの接続を適切に行う方法や、APIの脅威モデリング、セキュリティ対策、さらにクラウドサービスに向けて進化させる方法についても解説。本書をひと通り読めば、API駆動型アーキテクチャのモダンな解釈の全体像が掴むことができます。

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