ISBN 9784873117508
Sparkによる実践データ解析 : 大規模データのための機械学習事例集
- 出版社
- オライリー・ジャパン
- 刊行
- 2016-01
概要
Apache Spark と Scala で大規模データの機械学習パイプラインを実装する
想定読者
Spark を使った機械学習・分析基盤の構築に取り組むデータサイエンティストや ML エンジニア。ビッグデータ環境での分散処理経験があり、MLlib の実践的な活用方法を体系的に学びたい中〜上級者。
こんな人には向いていない
- Spark や Scala を初めて触れる完全な入門者。本書は MLlib の実践的な活用に焦点を当てており、言語・フレームワークの基礎説明は最小限にとどまる。
- Python (PySpark) を主軸に使いたい読者。本文のコード例は Scala が中心であり、Python 環境での移植には別途読み替えが必要になる。
- 最新の Spark 3.x 環境を前提とする読者。2016年刊行のため API や推奨プラクティスに経年変化があり、補完情報を公式ドキュメントから得る必要がある。
読了後にできるようになること
- Spark MLlib の代表的なアルゴリズム(クラスタリング・分類・回帰・推薦)を実データで適用するワークフローを習得できる
- データクレンジングから特徴量エンジニアリング、モデルチューニングまで一連のパイプライン設計の判断軸を身につけられる
- Scala と Spark を組み合わせた分散データ処理の基本パターンを、実際のユースケースを通して理解できる
- SparkR を用いた R 環境からの Spark 活用方法を把握できる(日本語版付録)
- JVM およびシステムレベルのチューニングによる Spark 高速化の要点を整理できる(日本語版付録)
ハイライト
- 本書は、データサイエンスの4人のエキスパートがSparkでの高度な分析方法を解説するとともに、より実践的なデータサイエンスを学ぶ書籍です。ビッグデータ分析におけるSparkの位置づけを紹介し、ベストな結果を得るためのデータの準備やモデルのチューニングについて解説します。(書籍の対象範囲と実践志向が端的に示されている箇所)
- データクレンジングのユースケースを通じてSparkとScalaによるデータ処理の基本を学習し、Sparkを使った機械学習の基礎や応用分野における広く使われる一般的なアルゴリズムを紹介します。(Scala とアルゴリズム双方を実例ベースで学ぶ本書の構成的特徴を示す箇所)
外部からの言及
- Spark の勉強書として本書を選び、書籍の例題を EMR 環境で実際に動かす形で学習したという実践報告がある。Scala と MLlib を組み合わせた実データ分析のステップを追いやすいと評価されている。(qiita)
- Spark の学習リソースを紹介する記事群の中で、本書の原著 Advanced Analytics with Spark が入門書 Learning Spark の次に置かれており、中〜上級レベルの実践書として位置づけられている。(qiita)
編集メモ
Qiita で書名を直接言及する記事は4件確認(うち書名完全一致は1件、likes 3)。累計 likes は163程度で essential / practical の閾値(200+)には達しない。Rakuten ランキング情報なし。機械学習×Spark の実践書としては参考文献に挙げられる実績があるが、Qiita での現在の引用頻度は低水準。
読む前に押さえておきたいこと
- Scala の基本構文(クラス定義・コレクション操作・ラムダ式)を読める程度の理解
- 機械学習の基礎概念(分類・回帰・クラスタリング・評価指標)の知識
- HDFS や分散ファイルシステムの概念的な理解、または AWS EMR / Databricks などのマネージド Spark 環境での操作経験
学習のコツ
- Scala に不慣れな場合は、第1〜2章のデータ処理基礎を Spark Shell で対話的に実行しながら進めると言語への抵抗感を減らせる。
- 各アルゴリズム章は独立性が高いため、業務で直近必要な分野(推薦・テキスト分類など)から先に読み、後から全体を通読する構成も有効。
- 日本語版付録の SparkR 章と JVM チューニング章は、R ユーザーや本番環境での速度改善を検討する場面に特化した内容であり、必要になったタイミングで参照する使い方が実用的。
- 本書のコード例は Spark 1.x 時代をベースにしているため、Spark 2.x 以降での動作確認は公式マイグレーションガイドを並走させると補完しやすい。
出版社による内容紹介
本書は、データサイエンスの4人のエキスパートがSparkでの高度な分析方法を解説するとともに、より実践的なデータサイエンスを学ぶ書籍です。ビッグデータ分析におけるSparkの位置づけを紹介し、ベストな結果を得るためのデータの準備やモデルのチューニングについて解説します。またデータクレンジングのユースケースを通じてSparkとScalaによるデータ処理の基本を学習し、Sparkを使った機械学習の基礎や応用分野における広く使われる一般的なアルゴリズムを紹介します。日本語版では付録として高柳慎一氏と牧山幸史氏による「SparkRについて」と千葉立寛氏、小野寺民也氏による「SparkのJVM、システムレベルのチューニングによる高速化」を掲載。高度なデータ解析を習得したいデータサイエンティスト必携の一冊です。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。