ISBN 9784023316492
ブランディングの科学 : 誰も知らないマーケティングの法則11
概要
ブランド成長の法則をエビデンスから捉え直す
想定読者
ブランド育成や広告・販促の意思決定に関わるマーケター、事業企画・経営企画の担当者
こんな人には向いていない
- コトラー流の STP・差別化・ロイヤルティ施策を前提に実務を回していて、その枠組みを問い直す気がない人には反発が大きい一冊です
- 個別チャネルの運用テクニックや具体的なツール手順を求める読者には、抽象度が高く物足りなく感じられます
- 原著が海外消費財(FMCG)のデータを土台にしているため、日本市場・BtoB へそのまま当てはめたい人は読み替えの労力が要ります
読了後にできるようになること
- ダブルジョパディの法則を使って、シェアの小さいブランドが顧客数とロイヤルティの両面で不利になる構造を説明できる
- メンタル・アベイラビリティ(想起のされやすさ)とフィジカル・アベイラビリティ(買いやすさ)という二つの軸でブランド成長を整理できる
- ヘビーユーザー偏重ではなく、ライトユーザーを含む幅広いリーチがシェア拡大に効くという考え方を持てる
- ロイヤルティ・プログラムや過度なセグメンテーションの効果を、データに照らして冷静に見直せる
- 競合ブランドが似た顧客基盤を共有するという観察から、差別化一辺倒でない戦略の立て方を学べる
ハイライト
- かのP&Gに影響を与えたマーケティングの名著が遂に発売。コトラーなどのマーケティング主流派に異論を唱え、新しい視点からマーケティングやブランドの育成方法を提案する。(本書の立ち位置(主流派マーケティングへの異論)が端的に示された箇所)
外部からの言及
- 複数の書評で、ダブルジョパディの法則やメンタル・アベイラビリティ/フィジカル・アベイラビリティといった概念を本書の核として取り上げ、エビデンスに基づいて従来のロイヤルティ重視・セグメンテーション重視の通説を覆す点を評価する声が目立つ(blog)
- コトラーやアーカー流の主流マーケティング理論に対する異論として位置づける紹介が多く、想起のされやすさと買いやすさを高めることがシェアにつながるという主張が繰り返し言及されている(blog)
- 訳者自身の紹介でも、マーケティングの特効薬を否定し事実をどう解釈するかを学ぶ書として説明されており、日本では未定着の考え方を扱う点が強調されている(other)
編集メモ
Qiita 引用 0 件 / 累計 likes 0(技術系コミュニティでの言及はほぼ無く、マーケティング読者層の書評ブログ・読書記録サイトで継続的に取り上げられている)。技術書カタログ内では分野横断の補完的選択肢
読む前に押さえておきたいこと
- マーケティングの基本用語(マーケットシェア、セグメンテーション、ロイヤルティ、リーチ)を一通り知っていること
- STP や差別化といった主流マーケティング理論の概略に触れたことがあると、本書の異論の意味がより鮮明になります
学習のコツ
- 11の法則は相互に関連するので、まずダブルジョパディの法則とメンタル/フィジカル・アベイラビリティの2本柱を押さえてから個別の法則に入ると全体像がつかみやすくなります
- 自社の施策(ロイヤルティ・プログラムや細かなセグメント設計)を一つ思い浮かべ、各法則がそれにどう反証を投げかけるかを照合しながら読むと、実務への落とし込みが進みます
- 原著のデータは海外消費財が中心です。結論をそのまま使うより、自分の市場で同じ傾向が観測できるかを検証する姿勢で読むと誤用を避けられます
出版社による内容紹介
【社会科学/経営】かのP&Gに影響を与えたマーケティングの名著が遂に発売。コトラーなどのマーケティング主流派に異論を唱え、新しい視点からマーケティングやブランドの育成方法を提案する。コトラーを超える最新マーケティングの神髄。
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