ISBN 9784046047502
MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる
概要
MBA必修の経営戦略を事業戦略・全社戦略の両軸から実践的に習得する
想定読者
経営戦略の基礎を体系的に身につけたいビジネスパーソン。特に初めてMBAの概念に触れる管理職候補や、戦略立案に関わる実務担当者。
こんな人には向いていない
- 戦略コンサルやMBA取得者など経営戦略の体系知識をすでに持つ人には既知の内容が中心となる
- ポーター・バーニーなど原典の理論を厳密に学びたい研究者・学術志向の読者には深度が物足りない
- DX・デジタル戦略の具体的な実装手法を求める読者には概観にとどまり実践ガイドとしては使いにくい
読了後にできるようになること
- 事業戦略(競争優位の構築・持続方法)と全社戦略(事業ポートフォリオ管理)の違いを構造的に説明できる
- SWOT・PEST・5フォースなどの環境分析ツールを実際のビジネス場面に当てはめて使える
- GAFA・ホンダ等の企業実例を通じて戦略類型(コスト・差別化・集中)の選択基準を判断できる
- DXとパラダイムシフトが既存の戦略フレームとどう接続するかを概念レベルで把握できる
- 「知」とイノベーション創出の関係性を早稲田WBSの授業構成に沿って整理できる
- 戦略実行フェーズで組織・人材・文化がボトルネックになるメカニズムを説明できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 経営戦略とは何か — 戦略の定義と目的を整理する導入。初読はここを丁寧に読むと後続の理解速度が上がる
- 第 2 章 戦略的思考 — フレームワーク以前の思考様式を扱う章。実務経験者は自己点検として読むと発見がある
- 第 3 章 戦略のタイプ — コスト・差別化・集中の3類型を整理。実例照合のために早めに押さえておきたい
- 第 4 章 環境分析 — SWOT・5フォース等の主要ツールを一括整理。ツール選択の判断軸が得られる
- 第 5 章 事業戦略 — 本書の中核。競争優位の構築ロジックを事例とともに最も厚く扱う
- 第 6 章 コーポレート戦略 — 複数事業を持つ組織のポートフォリオ管理。事業部長・経営企画担当に特に有用
- 第 7 章 戦略の実行 — 組織・文化・人材が戦略実行のボトルネックになる構造を扱う
- 第 8 章 「知」と「イノベーション」 — 知識創造と競争優位の接続を論じる。野中郁次郎理論との接点が多い章
- 第 9 章 「DX」と「パラダイムシフト」 — デジタル変革と既存戦略論の接続点を概観。深度より広角的な位置づけ
ハイライト
- GAFA、ホンダ、ウィキペディアなどの「企業実例」や「ビジネスの現場での活用方法」をふんだんに取り入れています。そのため、より実践的でわかりやすく、これから経営戦略の知識を身につけたいと考えている人にオススメです。(理論先行でなく実例から入る構成が本書の差別化点を端的に示している)
- 左ページに解説、右ページに図解の「1テーマ・見開き完結」形式で、経営戦略の「約100のポイント」を豊富な図で解説しているため、視覚的にも理解が深まりやすい。(通読よりも課題ドリブンで参照するユースケースに向く構成を示す)
編集メモ
Qiita記事の言及データなし・楽天ランキング情報なし。書誌情報のみで評価。早稲田WBSの授業内容を入門向けに凝縮した点は明確な価値があるが、外部シグナルが確認できないためsupplementaryとする
読む前に押さえておきたいこと
- 特定の技術・業界知識は不要だが、自社または担当事業の競合環境をおおよそ把握していると実例との対応付けがしやすい
- P/L・ROE等の基本財務指標の読み方。PART6(コーポレート戦略)でポートフォリオ評価の際に前提として出てくる
学習のコツ
- PART5(事業戦略)とPART6(コーポレート戦略)が本書の核心。全体を通読するよりこの2章を先に読み、理解が浅かった概念を他PARTで補完する読み方が効率的
- 各見開きが1テーマで完結しているため、日常業務で戦略会議の前日に関連テーマだけ参照する辞書的利用も有効
- PART2(戦略的思考)は抽象度が高い。初読でピンと来なければ後回しにし、事業戦略の事例を読んでから戻ると腑に落ちやすい
- PART9(DX・パラダイムシフト)は2020年刊行当時の概況整理であり、最新のAI動向との照合は別途情報補完が必要
出版社による内容紹介
MBA必修科目の「基礎知識」である経営戦略の2大テーマ「事業戦略」と「全社戦略」を中心に、「ビジネスに使える」内容が盛り込まれた、MBAの「経営戦略」が10時間でざっと学べる1冊。 特徴1:「より実践的な入門書」 GAFA、ホンダ、ウィキペディアなどの「企業実例」や「ビジネスの現場での活用方法」をふんだんに取り入れています。 そのため、より実践的でわかりやすく、これから経営戦略の知識を身につけたいと考えている人にオススメです。 特徴2:左ページに解説、右ページに図解の「1テーマ・見開き完結」 経営戦略の「約100のポイント」を豊富な図で解説しているため、視覚的にも理解が深まりやすいです。 特徴3:「MBA国内最高クラスを誇る早稲田大学ビジネススクールの授業内容を体感できる」 スクールで扱われる内容を、基本的な部分を中心に10時間でざっと学べるように凝縮しています。 時間がない方、まずはMBAの基礎を学びたい方に特にオススメします。 コロナが収束を見せない今、コロナとの「共存」を迫られ、ビジネスの在り方、考え方も大きな変化を余儀なくされています。 そうした激変の時代を生き抜くには、過去の経験から同じことをするのではなく、何をすべきかを「戦略的に考える」ことが必要です。 経営戦略は、ビジネスの問題を解決する糸口にもなります。 本書では、第一線のコンサルタントが「机上の空論」ではなく、経営戦略の必要性、重要性、基本的な考え方から、今の激変の時代を生き残る術までをお伝えします。 PART1 経営戦略とは何か PART2 戦略的思考 PART3 戦略のタイプ PART4 環境分析 PART5 事業戦略 PART6 コーポレート戦略 PART7 戦略の実行 PART8 「知」と「イノベーション」 PART9 「DX」と「パラダイムシフト」
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。