ISBN 9784046060389

思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方

思考力の地図 論理とひらめきを使いこなせる頭のつくり方
著者
細谷 功
出版社
KADOKAWA
刊行
2022-11

概要

論理と直観を一枚の地図として俯瞰し思考法を整理する

想定読者

論理思考・問題解決の各手法をバラバラに知っているが、全体の見取り図がほしい若手〜中堅のビジネスパーソン

こんな人には向いていない

  • MECE やロジックツリー、フェルミ推定などを既に実務で使いこなしている人には、各手法が紹介止まりで物足りない
  • ひとつの思考法を深く掘り下げた実践演習やケーススタディを求める読者
  • プログラミングや特定技術の習得を目的に来た読者(本書は分野横断の思考法を扱う)

読了後にできるようになること

  • 知識(過去の集大成)と思考力(違うものを生み出す力)の役割の違いを説明できる
  • 具体と抽象を往復し、上位概念でつないで応用範囲を広げる考え方を身につける
  • 演繹と帰納、論理と直観の使い分けを一枚の地図上で位置づけられる
  • MECE・ロジックツリー・仮説思考・フェルミ推定・アナロジーといったフレームの守備範囲を俯瞰できる
  • 問題解決から問題発見へ、発散と収束を切り替える思考のモードを意識できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 WHY--いまなぜ、思考力が重要なのか — 知識と思考力の違いから入る導入。問題解決から問題発見への転換が主題
  • 第 2 章 BASE--思考は疑う心と具体と抽象から始まる — 常識を疑う・具体と抽象の往復という、本書で最も汎用性の高い土台
  • 第 3 章 THINK--論理と直観の本質を知ろう — 演繹と帰納、論理と感情、直観力の位置づけを扱う
  • 第 4 章 METHOD--思考力のフレームとツール — MECE・ロジックツリー・仮説思考・フェルミ推定・アナロジーの早見章
  • 第 5 章 PRACTICE--思考力の実践 — 発散と収束、日常トレーニングへの落とし込み

ハイライト

  • 知識とは過去に誰かがやったことや誰かがまとめて形に残したものであり、過去の集大成といえます。これに対して思考力は、新しいものや自分なりのもの、つまり違うものを生み出すための能力であり、変化が激しい時に特に重要になるのです(本書全体の問題意識(なぜ今思考力なのか)が最も端的に表れている第1章の一節)

外部からの言及

  • バラバラに学んだ思考法を一枚の地図として俯瞰でき、新たな気付きを得られるという評価が繰り返し見られる(blog)
  • 図解が多く読みやすく、思考法に初めて触れる若手・社会人全般への入門として薦める声が目立つ(blog)
  • 各フレームワークが簡潔な紹介にとどまり、深掘りや実践的な応用例が薄いという物足りなさの指摘も一定数ある(blog)

編集メモ

Qiita 技術記事の言及はゼロ(IT 書ではなく分野横断の思考法書)。レビュー集約サイトでは入門書として高評価だが、各手法が紹介止まりとの指摘も複数。logical-thinking / problem-solving の俯瞰用として補完的な一冊

読む前に押さえておきたいこと

  • 特になし。前提知識を要さず読める
  • MECE やロジックツリーなど基本フレームの名称を一度でも見聞きしていると、地図上の位置づけが入りやすい

学習のコツ

  • 前半の第2章(具体と抽象・疑う思考)が本書で最も汎用性が高い土台。第4章のフレーム集に進む前にここを丁寧に読むと各手法の位置づけが腑に落ちる
  • 第4章の MECE・ロジックツリー・フェルミ推定などは早見的な紹介なので、既知の手法は流し読みで構わない。地図上の位置関係を確認する道具として使う
  • 本書は2015年刊『ロジカルシンキングを鍛える』の改題・加筆版。旧版既読なら新規追加部分を中心に確認するとよい
出版社による内容紹介

ーー知識とは過去に(自分自身を含む)「誰かがやったこと」や誰かがまとめて形に残したものであり、「過去の集大成」といえます。これに対して思考力は、新しいものや自分なりのもの、つまり「違うもの」を生み出すための能力であり、変化が激しい時に特に重要になるのです。(第1章より抜粋) 【目次例】 なぜ思考力が重要なのかー知的能力を構成する要素 イエスマンではもはや通用しないー思考力が足りない人物 問題解決から問題発見へー思考力が有効になる場面 思考力とは何で構成されているのかー思考力の地図 「常識を疑う」ことから始めるー疑う思考 「そもそもの問題」を疑ってみるー事実と解釈 「考える」とは「上位概念でつなぐ」ことー上位概念・下位概念 「なぜ?」だけが土俵を変えることができるー「なぜ」の特性 「具体と抽象の往復」で応用範囲を広げるー抽象化思考 守りと攻めを使いこなすー論理と直観の関係 「思考のクセ」を自覚するー論理的思考力 一般則と個別の知識ー演繹的推論と帰納的推論 相反する2つの世界をうまく扱うー論理と感情 圧倒的な知識と経験で決定するー直観力 様々な切り口で考えるーフレームワーク思考 「モレなくダブリなく」考えるーMECE ツリーで全体の関係をつかむーロジックツリーの活用 まず結論から考えてみるー仮説思考 フェルミ推定で思考力を鍛えるーフェルミ推定 類推で遠くから借りてくるーアナロジー思考 問題解決は、広げて狭めるー発散思考と収束思考 思考力を鍛えるためには?-日常トレーニング 思考とは自由度を上げることー見える世界と見えない世界 ※本書は2015年9月に当社から刊行された『ロジカルシンキングを鍛える』の書名を変更し、大幅に加筆のうえで再構成・再編集したものです。 第1章 WHY--いまなぜ、思考力が重要なのか 第2章 BASE--思考は「疑う心」と「具体と抽象」から始まる 第3章 THINK--論理と直観の本質を知ろう 第4章 METHOD--思考力のフレームとツール 第5章 PRACTICE--思考力の実践

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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