ISBN 9784046064844
改訂版 ゼロからスタート! 富田茂徳の簿記2級1冊目の教科書
概要
日商簿記2級の商業簿記・工業簿記の基礎を体系的に一冊で固める
想定読者
日商簿記2級を初めて受験する人、または3級取得後に2級へステップアップを目指す社会人・学生。特に独学で試験範囲の全体像を掴みながら学習を進めたい人。
こんな人には向いていない
- 簿記2級の試験範囲を一通り学習済みで、模擬試験や問題演習による得点強化フェーズに入っている人には解説の比重が大きく演習量が不足する可能性がある
- 工業簿記の原価計算を既に業務で扱っており、実務寄りの深堀りを求める人には基礎的な解説に留まる
- 簿記1級合格を目指している人には1級範囲の補足的な活用に留まるため、1級専用教材との併用が必要
読了後にできるようになること
- 財務諸表・純資産・有価証券・固定資産・連結会計など商業簿記11章の基礎知識を体系的に整理できる
- 工業簿記の原価計算4方式(個別・総合・標準・直接)の違いと使い分けを説明できる
- 外貨建取引・本支店会計・税効果会計など2級試験で差がつく論点の仕組みを理解できる
- オールカラーの図解を通じて、仕訳・財務諸表の関係を視覚的に把握できる
- 商業簿記と工業簿記の双方をカバーした全体像を1冊で確認でき、学習の優先順位を判断できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 PART1 商業簿記 第1章 財務諸表 — 損益計算書・貸借対照表の構造を整理する出発点。商業簿記全体の文脈を掴むために最初に精読する価値がある
- 第 2 章 PART1 商業簿記 第2章 純資産 — 株主資本の構成と変動の仕組みを扱う。連結会計の前提知識として重要
- 第 3 章 PART1 商業簿記 第3章 現金・預金と債権債務など — 実務との接点が多く、仕訳の基本パターンを定着させる章
- 第 4 章 PART1 商業簿記 第4章 有価証券 — 取得目的別の分類と評価方法が2級試験の頻出論点
- 第 5 章 PART1 商業簿記 第5章 商品売買 — 原価・利益の流れを把握する基盤。売価還元法など試験頻出の論点を含む
- 第 6 章 PART1 商業簿記 第6章 固定資産 — 減価償却・リース・減損の3論点が試験でセットで問われやすい重要章
- 第 7 章 PART1 商業簿記 第7章 株式会社の税金 — 法人税・消費税の処理を扱う。税効果会計(第10章)と合わせて学ぶと理解が深まる
- 第 8 章 PART1 商業簿記 第8章 外貨建取引 — 為替レートの種類と換算方法が試験で差がつきやすい論点
- 第 9 章 PART1 商業簿記 第9章 本支店会計 — 内部取引の消去と合算財務諸表の作成が特有の論点。初読時に苦手意識を持ちやすい章
- 第 10 章 PART1 商業簿記 第10章 税効果会計 — 一時差異と繰延税金資産の概念が2級の難所。第7章の法人税処理と合わせて復習すると整理しやすい
- 第 11 章 PART1 商業簿記 第11章 連結会計 — 2級商業簿記の最難関論点。支配獲得時・連結修正仕訳の手順を図解で確認できる
- 第 12 章 PART2 工業簿記 第1章 工業簿記と原価計算 — 工業簿記の全体像を掴む導入章。PART2を読み始める前に必ず一読する
- 第 13 章 PART2 工業簿記 第2章 個別原価計算 — 受注生産型の原価集計を扱う基本形。後続の総合・標準原価計算と対比して理解する
- 第 14 章 PART2 工業簿記 第3章 総合原価計算 — 完成品換算量の概念が試験頻出。仕損・減損の処理まで丁寧に扱われている
- 第 15 章 PART2 工業簿記 第4章 標準原価計算 — 差異分析(価格差異・数量差異・能率差異等)が2級工業簿記の中核論点
- 第 16 章 PART2 工業簿記 第5章 直接原価計算 — 変動費・固定費の分離と損益分岐点分析を扱う。全部原価計算との利益の差を説明できるようになる
- 第 17 章 PART2 工業簿記 第6章 製造業の財務諸表 — 製造原価報告書・損益計算書の作成でPART2の知識を統合する最終章
ハイライト
- 簿記のトップ講師が、日商簿記2級合格への『最初の一歩』をわかりやすく教えます! 資格の大手総合スクールLECで大人気の富田講師が、『簿記2級』合格への最短ルートをオールカラーの図解と共に大公開!(LEC専任講師という実績を背景に、2級合格の最短ルートをビジュアルで解説するという本書の立ち位置が端的に示されている箇所)
- 『商業簿記』そして『工業簿記』の膨大な試験範囲から、2級攻略に最低限必要な基礎知識が丸ごとつかみ取れるお得な一冊。簿記1級対策の復習にも使えます!(商業簿記・工業簿記の双方を1冊でカバーするコストパフォーマンスと、1級受験者にも使える射程の広さが示されている)
編集メモ
Qiita言及記事 0件 / 累計likes 0。楽天ランキング情報なし。外部シグナルが確認できないため supplementary と判定。LEC富田講師監修・KADOKAWA刊の改訂版(2024-01)という書誌上の信頼性は確認できるが、メカニカル基準(qiita_article_count >= 5またはrakuten ranking履歴あり)に達しない。
読む前に押さえておきたいこと
- 簿記3級レベルの基礎知識(仕訳の基本・勘定科目の概念・決算整理の手順)。3級未取得の場合は3級教材を先に完了させることを推奨
- 分数・パーセント計算など中学数学レベルの計算スキル(工業簿記の原価計算で使用)
学習のコツ
- 商業簿記(PART1)と工業簿記(PART2)は試験での出題配分が約6:4のため、まず商業簿記11章を通読してから工業簿記に進む順序が定着しやすい
- 連結会計(第11章)と税効果会計(第10章)は独立して難しいが、商業簿記の前9章で仕訳の流れを掴んでから取り組むと図解の意味が理解しやすくなる
- 工業簿記の標準原価計算(第4章)は差異分析の種類が多いため、本書の図解を手書きで写し直してから問題集に進むと記憶への定着率が上がる
- 本書を一通り読んだ後は問題演習書に切り替え、分からない論点を本書の該当章に戻る辞書的な使い方が試験直前期に有効
出版社による内容紹介
簿記のトップ講師が、日商簿記2級合格への“最初の一歩”をわかりやすく教えます! 資格の大手総合スクールLECで大人気の富田講師が、 「簿記2級」合格への最短ルートをオールカラーの図解と共に大公開! 「商業簿記」そして「工業簿記」の膨大な試験範囲から、2級攻略に最低限必要な基礎知識が丸ごとつかみ取れるお得な一冊。 簿記 1級対策の復習にも使えます! ●PART1 商業簿記 第1章 財務諸表 第2章 純資産 第3章 現金・預金と債権債務など 第4章 有価証券 第5章 商品売買 第6章 固定資産 第7章 株式会社の税金 第8章 外貨建取引 第9章 本支店会計 第10章 税効果会計 第11章 連結会計 ●PART2 工業簿記 第1章 工業簿記と原価計算 第2章 個別原価計算 第3章 総合原価計算 第4章 標準原価計算 第5章 直接原価計算 第6章 製造業の財務諸表
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。