ISBN 9784065393116

いかにして解法を思いつくのか「高校数学」上

いかにして解法を思いつくのか「高校数学」上
著者
芳沢 光雄
出版社
講談社
刊行
2025-04

概要

高校数学の解法発想プロセスを13種類の思考パターンで体系化する

想定読者

高校数学の問題で解法が思い浮かばず行き詰まっている高校生・受験生。公式の丸暗記に頼ってきた学習スタイルを見直したい社会人の再学習者

こんな人には向いていない

  • 高校数学の入試問題を既に安定して解ける受験生には発想法の整理が中心となり演習量が物足りない
  • ベクトル・微分積分・確率分布を優先したい読者は上巻単体では範囲が限定されるため下巻との同時利用が前提となる
  • 解法の厳密な証明手順を体系的に習得したい読者には発想のプロセス解説が中心の本巻は構成が合わない

読了後にできるようになること

  • 解法が思いつかない時に思考が止まる原因を特定し、発見的問題解決法による打開の思考フローを言語化できる
  • 数と式・方程式分野で因数分解や文字置換のタイミングを問題構造から判断できる
  • 場合の数と確率の問題を順列か組合せかで機械的に仕分けるのではなく問題の構造から解法を選べる
  • 指数・対数・数列の問題に数学的帰納法を含む複数の証明アプローチを状況に応じて使い分けられる
  • 三角関数と複素数平面の変換問題で角度や絶対値の扱いを発想法から組み立てられる
  • 各章の「まとめと発見的問題解決法」セクションを活用して自分の解法プロセスを事後的に点検できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 数と式 — 有理数・無理数・因数分解・整式除法を小項目ごとに整理し、各章共通の「まとめと発見的問題解決法」セクションで思考パターンを確認できる
  • 第 2 章 方程式・不等式と論理 — 2次方程式から高次方程式・無理方程式までを網羅。集合と論理の範囲を含み、解法発想の角度から体系的に整理する
  • 第 3 章 平面図形と関数 — 直線・円・2次関数・分数関数・無理関数をまとめて扱う章。写像の概念が入り関数の全体像を把握する場所
  • 第 4 章 場合の数と確率 — 順列・組合せ・確率・期待値・独立試行確率を該当章。機械的な公式利用ではなく問題構造から解法型を判断する訓練を積む
  • 第 5 章 指数・対数と数列 — 指数法則から数列・数学的帰納法までを五節構成で網羅。数学的帰納法が実用的に検証できる証明の枠組みを上巻で最も明確に示す章
  • 第 6 章 三角関数と複素数平面 — 三角比から複素数平面までを一章で通覧する上巻の締め章。複素数平面への展開は下巻のベクトル対応へのブリッジとなる重要章

ハイライト

  • そこに注目し『新体系・高校数学の教科書』の構成をもとに、高校数学の全分野を網羅しながら、実践問題形式で解法への発想法を解説します。上下巻・同時刊行!(単なる解法集ではなく発想プロセスの解説書であることが端的に示される箇所)
  • 論理・直感・試行錯誤「体験的数学思考」をもとに、解法の発見に至るプロセスに必要な思考法や発想がみにつく!(本巻の中心的な教育的主張。論理・直感・試行錯誤の三軸で数学思考を捉える本巻の独自性が最も明瞭に表れる箇所)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / likes 合計 0 / 楽天ランキング情報なし。2025年4月刊行の新刊のため外部シグナルが未蓋積。プラットフォーム計測可能な数値根拠がないため supplementary と判定

読む前に押さえておきたいこと

  • 中学数学(方程式・関数・確率の基礎)の理解
  • 数学の公式を手順として覚える学習法に限界を感じた経験があると本巻の問題意識と重なりやすい

学習のコツ

  • 各章の「まとめと発見的問題解決法」セクションを実践問題に取り組む前に一読し、思考の枠組みを把握してから問題に向かう読み方が本巻の設計意図に沿っている
  • 解けなかった問題の解説を読む際、答えだけでなく著者が示す発見のプロセスをそのままトレースすることで思考習慣が定着する
  • 上巻通読後に下巻を合わせて読むと13種類の思考パターン全体の体系が把握できる。上巻だけで止まると微分・積分・ベクトル分野との接続が薄くなる
  • 受験生は演習量を確保する傍用問題集と並行して利用すると、発想法を定着させる実践機会を十分に確保できる
出版社による内容紹介

数学は“13種類”の考え方にまとめられる! シリーズ累計18万部突破「新体系・〇〇数学の教科書」シリーズに、新たなラインナップが登場 数学の問題を解く中でも重要なことが、なぜその解法を思いつくのか?という疑問です。 そこに注目し『新体系・高校数学の教科書』の構成をもとに、高校数学の全分野を網羅しながら、実践問題形式で解法への発想法を解説します。上下巻・同時刊行! 論理・直感・試行錯誤「体験的数学思考」をもとに、解法の発見に至るプロセスに必要な思考法や発想がみにつく! “思いつくセンス”を育てる、現代人必読の数学読本。  はじめに 第1章 数と式 まとめと発見的問題解決法  ●有理数と無理数  ●整式と分数式   因数分解   整式の除法 1節 整数 2節 整式と分数式 3節 数値計算 第2章 方程式・不等式と論理 まとめと発見的問題解決法  ●2次方程式と2次不等式  ●連立方程式と高次方程式  ●集合と論理 1節 1次・2次方程式とその応用 2節 高次方程式・分数方程式・無理方程式とその応用 3節 集合と論理 第3章 平面図形と関数 まとめと発見的問題解決法  ●直線と円  ●写像と2次関数  ●分数関数と無理関数 1節 直線と円 2節 写像と2次関数 3節 分数関数と無理関数 第4章 場合の数と確率 まとめと発見的問題解決法  ●順列と組み合わせ  ●確率と期待値  ●独立試行の確率 1節 順列と組み合わせ 2節 確率と期待値 第5章 指数・対数と数列 まとめと発見的問題解決法  ●指数と対数   指数法則  ●数学的帰納法  ●数列 1節 指数・対数の定義 2節 指数・対数の方程式と不等式 3節 指数・対数のグラフ 4節 数学的帰納法 5節 数列 第6章 三角関数と複素数平面 まとめと発見的問題解決法  ●三角比  ●三角関数  ●複素数平面 1節 三角比 2節 三角関数 3節 複素数平面 さくいん 『いかにして解法を思いつくのか』下巻の内容 第7章 ベクトル・行列と図形 第8 章 極限と級数 第9 章 微分とその応用 第10 章 積分とその応用 第11 章 確率分布と統計

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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