ISBN 9784263217177
イラストでわかる発達障害の作業療法
- 著者
- 辛島千恵子/上杉雅之
- 出版社
- 医歯薬出版
- 刊行
- 2016-02
概要
発達障害の作業療法を図解で体系的に習得する
想定読者
作業療法士を目指す学生および国家試験受験者。小児リハビリテーション領域に初めて取り組む臨床実習生にも適している。
こんな人には向いていない
- 発達障害の作業療法をすでに数年間担当している臨床経験者には、評価・治療の内容が入門水準にとどまり物足りなさを感じる可能性がある
- 医学的な疾患の発生機序を深く理解したい人には病態生理の記述が国試対策レベルに絞られているため、別途専門書が必要になる
読了後にできるようになること
- 広汎性発達障害・ADHD・学習障害それぞれの評価視点と作業療法アプローチの違いを説明できる
- 脳性麻痺(痙直型・アテトーゼ型)および重症心身障害における運動機能評価と援助方針を立案できる
- ダウン症候群・デュシャンヌ型筋ジストロフィー・二分脊椎など主要な小児疾患ごとの支援ポイントを整理できる
- 小児作業療法における評価から治療・援助までのプロセス(作業療法過程)を一連の流れとして説明できる
- 障害児の保護者への子育て支援と、小児リハビリテーションに関わる法制度・支援体制の概要を理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 小児の作業療法過程 — 評価→治療→援助の全体像を掴む導入章。以降の各疾患章の文脈理解に必須
- 第 2 章 評価・治療・援助のための基礎知識 — 共通ツールと概念の整理。繰り返し参照することで各疾患章の理解が深まる
- 第 3 章 心身機能の発達過程 — 正常発達の理解が後続の疾患評価の比較基準になる重要章
- 第 4 章 発達障害—広汎性発達障害 — ASD 関連の出題頻度が高いため国試対策で優先的に習得したい
- 第 5 章 発達障害—注意欠如・多動症 — ADHD の評価・介入の実践ポイントを整理
- 第 6 章 発達障害—学習障害 — 学習障害の特性把握と作業活動の調整方法を扱う
- 第 7 章 脳性麻痺—痙直型脳性麻痺 — 運動パターン評価と治療手技が詳しく、実習でも頻繁に遭遇する疾患
- 第 8 章 脳性麻痺—アテトーゼ型脳性麻痺 — 痙直型との比較で理解すると評価の差別化が明確になる
- 第 9 章 重症心身障害 — 全身管理を含む複合的なアプローチが必要な領域の概観
- 第 10 章 知的障害・ダウン症候群 — 知的障害全般とダウン症候群特有の支援視点を整理
- 第 11 章 デュシャンヌ型筋ジストロフィー — 進行性疾患への段階的支援計画の考え方を学べる
- 第 12 章 小児整形疾患(二分脊椎・分娩麻痺・骨形成不全症) — 整形系疾患3種をまとめて概観できる効率的な構成
- 第 13 章 小児リハビリテーションと支援制度 — 法制度・支援体制の全体像は国試の制度問題対策にも直結する
- 第 14 章 障害児の保護者への子育て支援 — 家族支援の視点は実習・国試双方で問われるが手薄になりやすい。本章で補完できる
ハイライト
- 図やイラストを多用し,国家試験対策を念頭において平易な解説でまとめた「発達障害」のテキストブックです(本書の位置付けを端的に示す記述。国試対策と臨床基礎の両立を明示している点が選書判断の核心)
- 各章冒頭の『エッセンス』では,その章で何を学ぶかのイメージがつかめます(学習設計上の特徴。事前に章全体の見通しを持てる構造は、実習中の断片的な学習を補完する際に効果的)
編集メモ
Qiita 言及 0 件・楽天ランキング情報なし。外部シグナルが確認できないため supplementary とする。医歯薬出版刊行の作業療法国試向けテキストとして書誌情報は確認できる
読む前に押さえておきたいこと
- 解剖学・生理学の基礎(運動器・神経系)
- 作業療法学の導入科目(作業療法概論・理論)の履修
- 正常発達に関する基礎的な理解
学習のコツ
- 1〜3章(作業療法過程・基礎知識・発達過程)を先に通読し、共通フレームを固めてから各疾患章に入ると理解効率が上がる
- 各章末の「確認してみよう!」は読み飛ばさず、国試形式で自己評価する習慣をつけると定着率が高まる
- 「先輩からのアドバイス」コラムには実習・国試での優先度情報が含まれているため、時間が限られる時期は先にコラムだけを読んで優先付けするのも有効
- 赤字の重要用語は暗記ではなく「なぜその疾患でその用語が重要か」を意識して読むと、応用問題への対応力が高まる
出版社による内容紹介
●図やイラストを多用し,国家試験対策を念頭において平易な解説でまとめた「発達障害」のテキストブックです. ●各章冒頭の『エッセンス』では,その章で何を学ぶかのイメージがつかめます.『トピックス』や『先輩からのアドバイス』などのコラムを配置し,国家試験によく出題される重要な用語は赤字で強調しています.また各章の最後には,復習のための『確認してみよう!』が設けられ,学ぶための工夫が随所になされています. 第1章 小児の作業療法過程 第2章 評価・治療・援助のための基礎知識 第3章 心身機能の発達過程 第4章 発達障害ー広汎性発達障害 第5章 発達障害ー注意欠如・多動症 第6章 発達障害ー学習障害 第7章 脳性麻痺ー痙直型脳性麻痺 第8章 脳性麻痺ーアテトーゼ型脳性麻痺 第9章 重症心身障害 第10章 知的障害・ダウン症候群 第11章 デュシャンヌ型筋ジストロフィー 第12章 小児整形疾患(二分脊椎・分娩麻痺・骨形成不全症) 第13章 小児リハビリテーションと支援制度 第14章 障害児の保護者への子育て支援
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。