ISBN 9784274224478
マスタリングTCP/IP-入門編ー(第6版)
概要
TCP/IPプロトコルスタックの仕組みを基礎から体系的に学ぶ定番入門書
想定読者
ネットワークの基礎を体系立てて学びたいエンジニア志望者・インフラ入門者、断片的な知識を整理し直したい実務経験者、情報処理試験や資格対策で土台を固めたい方に向いています。
こんな人には向いていない
- TCP/IPの基礎は理解済みで、設計・チューニング・運用といった応用・実装寄りの内容を求める方には物足りなく感じられます(その場合は応用編が適切です)。
- コマンドや設定例を手を動かしながら覚えたい方には不向きです。本書は概念とプロトコルの仕組みの解説が中心で、ハンズオン形式の演習書ではありません。
- 特定機器(Cisco等)のコンフィグや資格(CCNA等)の問題演習を直接の目的とする方には範囲が合いません。
読了後にできるようになること
- OSI参照モデルとTCP/IP階層モデルの各レイヤが担う役割を、具体的なプロトコル名と対応させて説明できる
- IPアドレッシング・サブネットマスク・ルーティングの仕組みを理解し、簡単なネットワーク構成の根拠を言語化できる
- TCPの3ウェイハンドシェイク・フロー制御・輻輳制御の動作を順序立てて説明できる
- DNS・HTTP・SMTPなどアプリケーション層プロトコルの通信シーケンスを概説できる
- IPv6のアドレス表記と移行技術(デュアルスタック・トンネリング)の概要を把握できる
編集メモ
TCP/IP入門の長年のベストセラーで、第6版まで版を重ねている定番書。ネットワーク領域の基礎固めとして広く参照されている。
読む前に押さえておきたいこと
- ブラウザでWebサイトを閲覧できる程度のPC操作リテラシー(完全にゼロからでも読み始められる構成ですが、あると序盤の読み速度が上がります)。
- 「IPアドレス」「サーバ/クライアント」といった用語を見聞きしたことがある程度のITリテラシー。
- 特定のプログラミング言語やネットワーク機器の知識は前提としません。仕組みの理解に必要な前提は本文中で丁寧に補われます。
学習のコツ
- 前半でネットワークの役割とOSI/TCP-IP階層モデルという全体像を押さえてから、関心のあるプロトコル(TCP・DNSなど)の章に進んでも通読と同等の理解が得られる構成になっています。まず地図を持ってから各論に入ると迷いにくくなります。
- WiresharkなどのパケットキャプチャツールをPCで動かしながら読むと、図版の通信シーケンスが実際のパケットと結びつき定着が速くなります。本書自体はツール操作を教えないため、簡単なキャプチャ手順は別途調べると効果的です。
- 脚注に歴史的経緯やRFC番号などの補足が豊富です。初読は本文だけを追い、2周目以降に脚注へ踏み込む2段階アプローチを取ると、情報量に圧倒されずに済みます。
- 第6版で加わったIPv6・SDN・クラウドネットワーク関連のトピックは、旧版を読んだ方の差分キャッチアップにも活用できます。約384ページとボリュームがあるため、章ごとに区切って読み進めるのがおすすめです。
出版社による内容紹介
TCP/IP解説書の決定版! 時代の変化によるトピックを加え内容を刷新! 本書は、ベストセラーの『マスタリングTCP/IP 入門編』を時代の変化に即したトピックを加え、内容を刷新した第6版として発行するものです。豊富な脚注と図版・イラストを用いたわかりやすい解説により、TCP/IPの基本をしっかりと学ぶことができます。プロトコル、インターネット、ネットワークについての理解を深める最初の一歩として活用ください。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。