ISBN 9784274228797
マスタリングTCP/IP 情報セキュリティ編(第2版)
概要
ネットワークセキュリティ技術の基礎を体系的に習得する
想定読者
インフラ・ネットワーク担当者やバックエンドエンジニアで、暗号・認証・プロトコルセキュリティを体系的に押さえたい中級者
こんな人には向いていない
- セキュリティ資格の試験対策だけを目的とする読者には、実装レベルの記述が重い
- Web アプリケーション脆弱性診断の実務手順を即戦力で得たい読者には、徳丸本など診断特化書の方が直結する
- ネットワーク基礎(TCP/IP入門編レベル)をまだ習得していない読者には前提知識が不足する
読了後にできるようになること
- 共通鍵・公開鍵暗号、ハッシュ関数、デジタル署名の仕組みを実装レベルで説明できる
- PKI(公開鍵基盤)の証明書チェーンと失効管理の設計を理解できる
- SSL/TLS・IPsec などセキュリティプロトコルのハンドシェイクと脆弱性への対処を読み解ける
- XSS・SQLインジェクション・CSRF を攻撃者視点と防御側対策の両面から整理できる
- ファイアウォール・IDS/IPS・クラウドセキュリティの多層防御の概念を体系的に把握できる
- ホストレベルのメモリ脆弱性(バッファオーバーフロー等)の原理と対策を説明できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 情報セキュリティ概論 — 脅威・リスク・脆弱性の定義を統一する章。後続の技術章を読むための概念的土台
- 第 2 章 暗号技術 — 対称・非対称・ハッシュを一気に整理できる。3章・5章の前提
- 第 3 章 認証技術 — ID連携プロトコル(SAML/OAuth系)の基礎を含む
- 第 4 章 PKI — 証明書チェーンとCRLの理解はTLS運用に直結する
- 第 5 章 セキュリティプロトコル — SSL/TLSとIPsecの内部動作を図解で追える
- 第 6 章 ホストのセキュリティ — バッファオーバーフロー等の低レイヤ脆弱性。アプリエンジニアには補完的な章
- 第 7 章 ネットワークセキュリティ — クラウドセキュリティを第2版で大幅加筆。現場で参照頻度が高い
- 第 8 章 Webセキュリティ — XSS・SQLi・CSRFを攻防両面で解説。Web開発者が最初に読むべき章
ハイライト
- 基本的な暗号技術、それらのセキュリティプロトコルへの応用、認証技術、Webアプリケーションへの多様化する攻撃手法の理解と対策などを扱っています(本書の網羅範囲を最も簡潔に示す記述。暗号→プロトコル→認証→Web攻撃という学習の縦糸が見える)
- 第1版発行から10年弱が経過し、技術は進歩しセキュリティに対するニーズも高まっています。こういった背景を踏まえて、第2版では目次構成の見直しを行い、大幅な加筆修正を行っています(第2版での改訂規模を示す。クラウドセキュリティ等の追加内容を確認したい読者への判断材料)
編集メモ
Qiita での直接言及記事は確認できなかった(qiita_article_count=0)。楽天ランキング情報も未取得。マスタリングTCP/IPシリーズの実績ブランドと2022年の第2版改訂は存在感を示すが、外部シグナル数値が取得できていないため supplementary とする
読む前に押さえておきたいこと
- TCP/IPの基礎(IPアドレス、ルーティング、TCP/UDPの役割)。マスタリングTCP/IP入門編レベルを推奨
- Linuxコマンドラインの基本操作(ping, netstat, openssl コマンド等を使った検証時に必要)
- プログラミング言語の基礎経験(6章のメモリ脆弱性を読む際に有効)
学習のコツ
- 2章(暗号技術)→4章(PKI)→5章(セキュリティプロトコル)の順に読むと、TLS の内部動作が一本の線でつながりやすい
- 8章(Webセキュリティ)はWeb開発者なら1章の後に前倒しで読んでも成立する。業務直結度が最も高い
- 7章はクラウドセキュリティの加筆部分に注目。第1版読了者は7章だけ先に確認して差分把握する使い方もできる
- 各章末を「概念の確認」として使い、実際の設定・コードは徳丸本・OpenSSLドキュメント等で補完するのが効率的
出版社による内容紹介
セキュリティ技術の網羅的な入門書 インターネット技術を学ぶうえで情報セキュリティを正しく理解することは不可欠ですが、ITにおけるネットワークの重要性が増し利用方法が多岐になるにつれて、技術者なら誰もが知っているべきセキュリティ技術の範囲はどんどん広がっています。 本書は、日々更新されていくネットワークセキュリティ技術にキャッチアップしていくために必要となる基礎を体系的に網羅した「マスタリングTCP/IPシリーズ」の1冊です。基本的な暗号技術、それらのセキュリティプロトコルへの応用、認証技術、Webアプリケーションへの多様化する攻撃手法の理解と対策などを扱っています。 第1版発行から10年弱が経過し、技術は進歩しセキュリティに対するニーズも高まっています。こういった背景を踏まえて、第2版では目次構成の見直しを行い、大幅な加筆修正を行っています。 第1章 情報セキュリティ概論 第2章 暗号技術 第3章 認証技術 第4章 PKI 第5章 セキュリティプロトコル 第6章 ホストのセキュリティ 第7章 ネットワークセキュリティ 第8章 Web セキュリティ
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。