ISBN 9784295003250

新人エンジニアのためのインフラ入門

新人エンジニアのためのインフラ入門
著者
BFT
出版社
インプレス
刊行
2018-03

概要

インフラ全域をSI現場の業務フローに沿って一冊で俯瞰する

想定読者

SIer・インフラ系企業に入社直後の新人エンジニア、またはWeb系出身でオンプレ・ネットワーク基礎が抜けている若手エンジニア

こんな人には向いていない

  • すでにインフラ構築・運用の実務経験が1年以上あるエンジニアには、内容の大半が既知になる
  • AWSやGCPのクラウドサービスを深掘りしたいエンジニアには、クラウド章は概要止まりで物足りない
  • Linuxコマンドやネットワーク設定の実技を手を動かして習得したい読者には、演習型の別書が適している

読了後にできるようになること

  • サーバ・ネットワーク・仮想化・クラウド・ミドルウェアの各層がどう連携するかを業務フローの文脈で説明できる
  • 冗長化・SPOF・バックアップ・リストアなど、インフラ設計の基本概念を現場用語で使いこなせる
  • 構築フェーズからテスト・受け入れ・本番移行までの工程と確認観点を把握できる
  • セキュリティ設計の基本(境界防御・パッチ管理・アクセス制御)を構築作業と結びつけて理解できる
  • プログラマー視点から見たインフラ(デプロイ・環境変数・ミドルウェア設定)の接点を把握できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 インフラの基礎知識 — サーバ・ネットワーク・ストレージの基本用語を定義する導入章。最初に読んで語彙を固める
  • 第 2 章 サーバの構成と役割 — 物理サーバから仮想化・クラウドへの連続性を整理する。ベアメタルとVM両方の視点を持てる
  • 第 3 章 ネットワークの仕組み — TCP/IP・DNS・ロードバランサの基礎。SI現場での設計書を読む際に必要な最低限の知識層
  • 第 4 章 仮想化とクラウド — オンプレとパブリッククラウドを並列で扱う点が特徴。ハイブリッド構成を想定した新人教育に向く
  • 第 5 章 ミドルウェアの役割 — Webサーバ・APサーバ・DBサーバのレイヤを業務システムの文脈で解説
  • 第 6 章 インフラの構築とテスト — 設計→構築→テスト→受け入れの工程を実務の流れに沿って整理。チェックリスト的に使える
  • 第 7 章 バックアップとリストア — 障害対応の基本。RTO/RPO概念と具体的なバックアップ方式の対応関係を確認できる章
  • 第 8 章 セキュリティの基本 — インフラ構築時に最低限意識すべきセキュリティ観点を網羅。実務でのセキュリティチェック項目の基礎
  • 第 9 章 プログラミングとインフラの接点 — 開発者がインフラを意識すべき箇所(環境変数・デプロイ・ミドルウェア設定)を橋渡しする章

ハイライト

  • インフラ全般に関してかなり網羅的に解説されており、自分の頭の中で索引を作るイメージで技術用語を把握する読み方を推奨(「超」駆け出しインフラエンジニア向け書籍選定記事での評価。本書を知識の索引作りとして位置づけている点が実用的)
  • 新人エンジニア向けにサーバからネットワーク、仮想化とクラウド、ミドルウェアまでシステム開発に関わるインフラ全般の概要から、構築とテスト、バックアップ・リストア、セキュリティ、プログラミングのインフラに関わる実業務に必要な基礎知識まで、網羅的に解説(カバー範囲の広さを端的に示す記述。1冊で全領域を俯瞰できる点が本書の主な価値)

外部からの言及

  • 「超」駆け出しインフラエンジニア向けのステップアップ書として紹介されており、インフラ全般の網羅性を評価する記事が複数存在する。「索引を作るように読む」という活用法が提案されている点が実務指向の読者に支持されている(qiita)
  • SI業界の業務フロー解説記事で参考資料として引用されており、インフラエンジニアの業務内容をさらに深く学びたい読者への補足リソースとして位置づけられている(qiita)

編集メモ

Qiita言及3件 / 累計likes9件(2+4+3)。言及件数・likes数ともに定番書の水準には届かないが、SIer向け新人教育用途での確認的推薦が継続している

読む前に押さえておきたいこと

  • PCの基本操作とOSの概念(Windows/Linuxどちらかを日常的に使った経験)
  • 研修等でのプログラミング基礎(変数・関数・HTTPリクエストの概念程度)

学習のコツ

  • 全章を通読するよりも、担当する業務フェーズ(構築・テスト・セキュリティなど)の章を先に読み、業務で出てきた用語を他章で調べる「逆引き」利用が効果的
  • クラウド・仮想化章はオンプレ前提で書かれた部分も多いため、AWS/GCPの公式ドキュメントと並行して読むとギャップを補いやすい
  • プログラマー視点でインフラを理解したい場合は「プログラミングとインフラの接点」章を最初に確認し、自分の業務との接点を把握してから全体を読み直すと理解が深まる
出版社による内容紹介

新人エンジニア向けにサーバからネットワーク、仮想化とクラウド、ミドルウェアまでシステム開発に関わるインフラ全般の概要から、構築とテスト、バックアップ・リストア、セキュリティ、プログラミングのインフラに関わる実業務に必要な基礎知識まで、網羅的に解説。

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