ISBN 9784296071050

上流から下流まで生成AIが変革するシステム開発

上流から下流まで生成AIが変革するシステム開発
出版社
日経BP
刊行
2024-09

概要

ソフトウェア開発の全工程に生成AIを体系的に組み込む方法を理解する

想定読者

要件定義・仕様策定・設計・実装・検証まで一連の開発工程に関わるシステムエンジニア、プロジェクトマネージャー、およびアーキテクトで、生成AI活用を個別タスクではなく開発プロセス全体に位置づけたい実務者

こんな人には向いていない

  • 特定の生成AIツール(ChatGPT、GitHub Copilot等)の操作手順を求めている人には抽象度が高すぎる
  • コーディング補助だけを目的とした実装フェーズ限定のAI活用を探している開発者には対象範囲が広すぎる
  • 生成AIの技術的な仕組みやモデルのアーキテクチャを学びたい人には内容が合致しない

読了後にできるようになること

  • ソフトウェア開発の各フェーズ(課題探求・仕様策定・設計実装・検証)が満たすべき性質を俯瞰的に整理できる
  • 課題探求フェーズで生成AIを使って問題を明確化し、ステークホルダーとの合意形成に活用する方法を理解できる
  • 仕様策定において生成AIを用いて要件の曖昧さを減らす具体的なアプローチを習得できる
  • 設計と実装フェーズで生成AIを従来の手法と組み合わせて効率化する判断軸を得られる
  • 検証フェーズにおける生成AI活用の位置づけと、品質担保との関係を整理できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 物語のはじまり — 本書の問題設定と読み方を理解するための導入。全体像を掴む章
  • 第 2 章 課題探求 — 問題を明確化するフェーズへの生成AI適用。上流工程の核心
  • 第 3 章 仕様策定(その1) — 要件定義・仕様確定の前半。「解法に合意する」プロセスへの生成AI統合
  • 第 4 章 仕様策定(その2) — 仕様策定の後半。複雑な仕様をどう生成AIと協働してまとめるかの継続
  • 第 5 章 設計と実装 — コーディング補助だけでなく設計判断への生成AI活用を扱う章
  • 第 6 章 検証 — テスト・品質確認フェーズへの生成AI適用。下流工程の締め
  • 第 7 章 全体の振り返り — 7章分の知見を横断整理。読了後にここを再読するとフレームワーク全体が定着しやすい

ハイライト

  • 生成AIによる支援もそうした手法の中に組み込まれる新しい武器となります。本書は(1)ソフトウェア開発の各ステップが満たすべき性質を俯瞰しながら、(2)そこにどのように生成AIを組み込んでいけばよいかを説明します。(本書の構成意図が最も端的に示されている箇所。ツール解説書ではなく方法論書であることが明確)
  • ソフトウェアによる問題解決には、問題をはっきりさせる・問題の解法に合意する・解法を実装する・実装した解法を運用するといったステップがあり、それぞれのステップに対して様々な手法が提案されてきました。(本書が対象とするスコープを示す記述。生成AI活用の文脈を開発ライフサイクル全体に位置づけている)

編集メモ

Qiita での直接言及記事は確認されず(検索結果 0件)、Rakuten ランキング情報も未取得。2024年9月刊行の比較的新しい書籍で、信号蓄積前の段階にある

読む前に押さえておきたいこと

  • ウォーターフォールまたはアジャイルでの実際の開発プロジェクト参加経験(要件定義〜テストを一通り経験していること)
  • ChatGPT 等の生成AIツールを業務または個人利用で使った基本的な経験
  • オブジェクト指向、UML、あるいは何らかのシステム設計記法の基礎知識

学習のコツ

  • 第1章は本書の問題意識と用語定義の基盤なので、飛ばさずに読むことで以降の章の論理構造が追いやすくなる
  • 第2章(課題探求)と第3〜4章(仕様策定)は上流工程担当者が優先して読むべき章。開発全工程に関わる読者は順番通りに読むのが望ましい
  • 第5章(設計と実装)は既存の設計手法(UML、DDD等)の知識があると比較しながら読めるため、理解の解像度が上がる
  • 第7章(全体の振り返り)を読了後に再度眺めると、各章の生成AI活用パターンが体系的に整理され、実務適用の準備ができる
出版社による内容紹介

システム開発の上流から下流まで生成AIを活用して、正しいシステムを効率よく実現するための本です。 本書の特徴は、システム開発(言い換えれば、ソフトウェアによる問題解決)の過程に生成AIを取り込んでいることです。ソフトウェアによる問題解決には、 ー 問題をはっきりさせる ー 問題の解法に合意する ー 解法を実装する ー 実装した解法を運用する といったステップがあり、それぞれのステップに対して様々な手法が提案されてきました。生成AIによる支援もそうした手法の中に組み込まれる新しい武器となります。 本書は(1)ソフトウェア開発の各ステップが満たすべき性質を俯瞰しながら、(2)そこにどのように生成AIを組み込んでいけばよいかを説明します。 第1章 物語のはじまり 第2章 課題探求 第3章 仕様策定(その1) 第4章 仕様策定(その2) 第5章 設計と実装 第6章 検証 第7章 全体の振り返り

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

質問に答えるだけで、
あなたに合う専門書が見つかる

IT・デザイン・士業・医療・経理・教育・研究 ほか、あらゆる分野の専門書と 「読む順序」(学習ロードマップ)を収録。何を選べばいいか分からなくても、 いくつかの質問に答えるだけでたどり着けます。