ISBN 9784296080250
Power AutomateとPythonでマスターするExcel高速化
概要
Power AutomateとPythonの両方でExcel業務を自動化・高速化する
想定読者
ExcelやOffice系ツールの手作業を減らしたいビジネスパーソンで、Power AutomateかPythonのどちらか一方は触ったことがあり、もう一方にも踏み出したい人
こんな人には向いていない
- すでにPythonとPower Automateを両方使いこなしており、実務の業務自動化を問題なく回せている人には既知の内容が多い
- プログラミング経験ゼロで言語の基礎から体系的に学びたい人には、要件定義・フローチャート先行の進め方が合わない場合がある
- Excelを使わないバックエンド・インフラ系エンジニアには対象ミッションが実務と乖離する
読了後にできるようになること
- 業務課題を要件定義とフローチャートで整理してからコードに落とす設計思考
- Power Automateを使ったExcelデータ操作・自動フロー構築の基本
- PythonによるExcelファイルの読み書き・加工・出力の実装
- 同一ミッションをPower AutomateとPythonの両手段で解く比較力
- WebアプリケーションへのデータをAPIや自動化ツールで一括登録する連携パターン
- 複数キー検索など実務で頻出する応用シナリオへの対処法
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Excel自動化の準備 — 環境整備章。Power AutomateとPythonそれぞれのセットアップを確認する
- 第 2 章 基準に満たない項目のリストを作る — 条件抽出という最も基本的なミッションで両ツールの基礎を並列習得する起点
- 第 3 章 在庫が基準を下回った商品の発注書を自動作成 — データ判定→書類生成の典型パターン。実務直結度が高い
- 第 4 章 特定の日付の時点で基準年齢の人をリストアップ — 日付計算ロジックを含む中程度難易度のミッション
- 第 5 章 複数の売上伝票から売上一覧を作成する — 複数ファイルのマージ操作。Power AutomateとPythonの得意不得意の差が最も出やすい章
- 第 6 章 作成した売上一覧をWebシステムに一括登録 — Webアプリ連携まで扱う点が他のExcel自動化本との差別化要素
- 第 7 章 複数のキーで検索するプログラムを作る — 応用ミッション群の1つ。汎用性の高い検索ロジックを身につける
ハイライト
- 重要なのは、そのミッションを解決するにはどのようなデータをどのように扱うか、そして何をどの順番で処理していくか、です。本書ではそこを、要件定義とフローチャート作りで整理します(ツール習得ではなく問題解決の思考順序を教えるという本書の独自設計方針が端的に示されている)
- プログラミングするのは最後の仕上げ段階に過ぎません。なのでまずは要件定義から始めて、フローチャートの作成を目指します(コード先行ではなく設計先行というアプローチが、両ツールを並列習得するうえでの実質的な差別化点)
編集メモ
Qiita記事での本書への直接言及は確認できず(ISBN検索・タイトル検索でヒットなし)。Rakutenランキング情報なし。外部シグナルが乏しいため supplementary とする
読む前に押さえておきたいこと
- Excelの基本操作(セル参照・フィルター・関数の初歩)
- WindowsでのPython実行環境の構築経験(pip、仮想環境の概念)
- Power Automate DesktopまたはPower Automate(クラウド版)のアカウント登録と基本画面の把握
学習のコツ
- 第1章で環境を整えたあと、第2章と第3章を先に両方のツールで解き比べると、どちらが自分の職場環境・スキルに合うか早期に判断できる
- 第6章のWebシステム連携は難易度が上がるため、第2〜5章を完走してから取り組むと詰まりにくい
- フローチャートを描いてからコードに移る手順を、最初の2〜3ミッションで意識的に守ると、7章以降の応用ミッションで自然にこの思考が身につく
- Power AutomateとPythonの両方が必須というわけではなく、どちらかを優先したい場合はそのツール側のコードだけ読み進めることも可能
出版社による内容紹介
■ この1冊で両方のツールを使いこなせるようになれる! パソコンで仕事を効率化ーー。といっても、実はたくさんの手作業があるのがパソコンでの作業です。これをまとめて自動化する手段として注目されているのがPower AutomateとPythonです。 でも、どっちを使えばいいの?という疑問もごもっとも。それぞれ特徴があり、どちらが優れていると決められるものではありません。ケースバイケースなので、どちらを覚えるのがいいとは言い切れず……。それならどちらも使えるようになってしまえばいいのでは? 本書は、どちらのツールも使えるようになってしまおうという、ちょっと欲張りな1冊です。皆さんの目的は、ツールの使い方を覚えることではなく、自分の仕事をいかに自動化するかのはずですよね? だから、その勘所を要件定義とフローチャートで整理するのが実は最も重要なのです。本書では6種類のビジネス課題をミッションととらえ、そのミッションをいかに解決するかを真っ先に考えます。 重要なのは、そのミッションを解決するにはどのようなデータをどのように扱うか、そして何をどの順番で処理していくか、です。本書ではそこを、要件定義とフローチャート作りで整理します。そこまでできてしまえば、実はプログラミングは山場を越えています。Power AutomateでもPythonでも、実際にプログラミングするのは最後の仕上げ段階に過ぎません。なのでまずは要件定義から始めて、フローチャートの作成を目指します。 本書では、さまざまな職場でありがちな、かつさまざまな業務に共通する6つのミッションを取り上げ、それを解決していきます。Webアプリケーションとの連携プログラムもカバーしました。それに加えて、より利便性を要求する4つの追加ミッションも用意しました。合計10のミッションを自動化するPower AutomateとPythonのプログラミングを通じて、仕事上の面倒な手作業をコンピューターにやらせるための処理の作り方、それをプログラムにする勘所を身につけることができます。その結果、Power AutomateとPython、どちらかではなく、両方を使いこなせるビジネスパーソンになれるのです。 「Power Automateは使ってはみたけど、Pythonにも興味があって……」という人や、「Pythonは使えるようになったものの、Power Automateはどんなもんなんだろう」という人に本書はお薦め。そしてもちろん「Power AutomateとPython、どちらから始めたらいいんだろう」という人にもピッタリ! 両方いっぺんに始めてしまいましょう。 第1章 Excel自動化の準備 第2章 基準に満たない項目のリストを作る 第3章 在庫が基準を下回った商品の発注書を自動作成 第4章 特定の日付の時点で基準年齢の人をリストアップ 第5章 複数の売上伝票から売上一覧を作成する 第6章 作成した売上一覧をWebシステムに一括登録 第7章 複数のキーで検索するプログラムを作る
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。