ISBN 9784296107681

初心者でもしっかりわかる 図解ネットワーク技術

初心者でもしっかりわかる 図解ネットワーク技術
著者
網野 衛二
出版社
日経BP
刊行
2020-11

概要

TCP/IPからセキュリティ・障害対応まで、ネットワーク技術を体系的に習得する

想定読者

ネットワークに苦手意識を持つITエンジニアや、企業のネットワーク担当に就いた実務未経験者

こんな人には向いていない

  • すでにCCNAやネットワーク資格を取得し、実務でルーティングやVLAN設計を行っているエンジニアには基礎比重が大きすぎる
  • ルーター・スイッチのCLI設定コマンドを学びたい人には向かない(本書は概念理解に特化しており設定手順の解説はない)
  • 特定のクラウドネットワーク(AWSのVPCやAzure Virtual Network)の実装手順を求める読者には範囲が合わない

読了後にできるようになること

  • パケットがインターネット上をどのように宛先まで届くか、ルーターの経路選択を含めて説明できる
  • TCPとUDPの違い、マルチキャスト・QoSの役割を実務の文脈で使い分けられる
  • IPアドレス・CIDR・NAT・DNS・DHCPなど、アドレス体系全体の関係を整理して把握できる
  • ファイアウォール・アクセスコントロール・認証・シングルサインオンの仕組みを図で説明できる
  • HTTPS・PKI・VPN・IPsecの暗号化の仕組みと、それぞれの使い分けを理解できる
  • ネット障害発生時の切り分け手順と、負荷分散・ネットワーク監視の基本的な考え方を身につけられる

本書のキー概念(章解説)

  • 序章: ネットワークモデルって何だろう — OSIモデルとTCP/IPモデルの対応関係を整理する導入。後続章への地図として先に読んでおくと理解が安定する
  • 第 1 章 データはどうやって送られる? — インターネット・ルーター・TCP/UDP・マルチキャスト・NAT・QoSを10テーマで網羅。実務への接点が最も多い章
  • 第 2 章 アドレスって何? — IPアドレス・DNS・DHCP・CIDR・ポート番号を6テーマで解説。クラウド設計の前提知識として直結しやすい
  • 第 3 章 ネットワークを安全に使うには — ファイアウォール・ACL・認証・パスワード・SSO。セキュリティ担当との会話で使える語彙を一通り押さえられる
  • 第 4 章 通信傍受を防ぐ暗号化 — HTTPS・PKI・VPN・IPsecを4テーマで解説。なぜVPNが安全なのかを図解で理解できる
  • 第 5 章 ネットのさまざまなサービス — Web・メール・NTP・リモート接続・ディレクトリサービス・FTPを横断。業務で使うプロトコルの仕組みが一冊で揃う
  • 第 6 章 ネット障害を防ぐ — つながらない時の切り分け・ネットワーク監視・負荷分散。障害対応フローとして手元に置く価値がある

ハイライト

  • TCP/IPの基礎から、UDPやマルチキャスト、QoSといった技術、ファイアウオールやアクセスコントロールなどのセキュリティの技術、HTTPSやVPN、IPsecといった暗号化の技術、Webやメールなどの様々なサービス、さらにはネット障害への対処法といった広範囲の内容を含んでいます(本書の扱う範囲の広さを端的に示す記述で、単体で体系が完結していることが購入判断に直結する)
  • 教養としてネットワークの技術を知りたい人にも、企業のネットワーク担当になって勉強が必要な人にも役に立つ内容となっています(対象読者を職種・用途別に明示しており、購買ミスマッチを防ぐ情報として有用)

編集メモ

Qiita記事での直接言及は確認できず(ISBN検索0件)、楽天ランキング情報も入力なし。書誌の出版年(2020年)と日経NETWORKの人気連載が原作であることから一定の読者基盤が想定されるが、外部シグナルが取得できないため supplementary とする

読む前に押さえておきたいこと

  • Windowsまたは LinuxのOSの基本操作(ファイル操作・コマンドライン入力)が分かる程度
  • インターネット・メール・Webサービスを業務で日常的に使っている経験(技術的理解は不要)

学習のコツ

  • 序章でOSIモデルとTCP/IPモデルの対応を掴んでから1章へ進むと、各テーマが『どの層の話か』と紐付きやすくなる
  • 1章と2章はアドレッシングとパケット転送の両輪であるため、どちらか一方を読んだ後に他方を読み直すと理解が固まる
  • 既に業務でネットワーク用語に触れている人は3章(セキュリティ)・4章(暗号化)から先読みし、必要に応じて1〜2章に戻る逆引き活用が効率的
  • 6章の障害対応フローは概念理解後に手順として再読すると、実際のトラブルシューティング時の思考回路に近い形で定着しやすい
出版社による内容紹介

ネットワークの仕組みが基礎からしっかり分かる インターネットに代表されるTCP/IPのネットワークでデータがどのように相手に伝わるかきちんと説明できますか? VPNがどうして安全なのか理解していますか? IT分野のエンジニアでも意外とネットワークのことはしっかりと分かっていないもの。「苦手」とか「難しい」といった意識を持っている人も多くいます。ネットの活用はしていても技術としては理解していない人が多いのは残念なことです。 本書は日経NETWORKの人気連載「インター博士とネット君のスッキリわかる!ネットワーク技術解説」をまとめたもの。ていねいな図解で基礎から分かりやすく、しかもしっかり理解できるように説明しています。 TCP/IPの基礎から、UDPやマルチキャスト、QoSといった技術、ファイアウオールやアクセスコントロールなどのセキュリティの技術、HTTPSやVPN、IPsecといった暗号化の技術、Webやメールなどの様々なサービス、さらにはネット障害への対処法といった広範囲の内容を含んでいます。教養としてネットワークの技術を知りたい人にも、企業のネットワーク担当になって勉強が必要な人にも役に立つ内容となっています。 はじめに 序章 第1回 ネットワークモデルって何だろう 1章 データはどうやって送られる? 第1回 インターネットって何だろう? 第2回 ルーターって何してるの? 第3回 最適な経路はどう決める? 第4回 TCPって何がすごいの? 第5回 TCPとUDPは何が違うの? 第6回 同報通信って何だろう? 第7回 マルチキャストって何だろう? 第8回 NATって何ですか? 第9回 エラー制御って何するの? 第10回 QoSってどんなの? 2章 アドレスって何? 第1回 IPアドレスって何だろう? 第2回 アドレス解決って何ですか? 第3回 DNSって何ですか? 第4回 DHCPの役割とは? 第5回 ポート番号って何だろう? 第6回 CIDRって何だろう? 3章 ネットワークを安全に使うには 第1回 ファイアウオールって何だろう? 第2回 アクセスコントロールって何だろう? 第3回 認証って何ですか? 第4回 パスワードって何だろう? 第5回 シングルサインオンって何だろう? 4章 通信傍受を防ぐ暗号化 第1回 HTTPSってどんなの? 第2回 PKIって何だろう? 第3回 VPNって何なの? 第4回 IPsecってなんだろう? 5章 ネットのさまざまなサービス 第1回 Webアクセスってどんなの? 第2回 メールはどうやって届くの? 第3回 時刻合わせってどうやるの? 第4回 リモート接続って何だろう? 第5回 ディレクトリーサービスって何だろう? 第6回 FTPって面白い? 6章 ネット障害を防ぐ 第1回 ネットにつながらないときはどうするの? 第2回 ネットワーク監視はなぜ必要? 第3回 負荷分散って何だろう?

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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