ISBN 9784296112159
ITエンジニア1年生のための まんがでわかるLinux コマンド&シェルスクリプト基礎編
- 著者
- Piro/日経Linux
- 出版社
- 日経BP
- 刊行
- 2022-04
概要
Linux コマンドとシェルスクリプトをマンガ形式で実務ベースに習得する
想定読者
ITエンジニアとして就職したばかりでLinuxコマンド操作に不安がある人、または独学でLinuxを学び始めたがコマンドが体系的に身につかないと感じている人
こんな人には向いていない
- Linuxサーバー管理の実務経験が1年以上あり、シェルスクリプトを日常的に書いている人には既知の内容が大半を占める
- シェルスクリプトの設計パターンや大規模スクリプト開発を学びたい中上級者には扱う内容の深さが不足する
- 英語技術文書や原書ベースで学習したい人には日本語マンガ形式の本書は合わない
読了後にできるようになること
- ssh によるリモートホストへの接続と sudo による一時的な管理者権限操作を安全に行える
- grep / find / ワイルドカードを組み合わせてファイルやテキストをまとめて操作できる
- vim での基本的な編集・コピー&ペースト・アンドゥを端末環境でこなせる
- 相対パスとシンボリックリンクを使ってファイル配置を適切に管理できる
- tmux / screen などの仮想端末で回線切断後もセッションを維持できる
- ネットワーク越しのファイルコピー(scp/rsync)とシステム負荷の把握(top/uptime)を実務で行える
本書のキー概念(章解説)
- プロローグ — 誕生! シス管系女子 — シリーズの世界観と主人公の立場が示される導入部。読み飛ばさず読むと後続エピソードの文脈が把握しやすい
- 第 1 章 第1話 他のコンピュータをリモートで操作したい — ssh の基本。実務初日に必要になる操作から始まる構成が実践的
- 第 2 章 第2話 一時的に管理者権限で操作したい — sudo の使いどころと危険性を同時に学べる
- 第 3 章 第3話 さまざまな語句を一度で検索したい — grep の正規表現入門として最小構成で整理されている
- 第 4 章 第4話 端末でも対話的なファイルを編集したい
- 第 5 章 第5話 vim でもコピー&ペースト&アンドゥしたい — vim 初心者が最初につまずく操作を重点的に扱う
- 第 6 章 第6話 コマンド操作でファイルを移動・コピーしたい
- 第 7 章 第7話 ファイルの位置を相対パスで思い通りに指定したい — パス指定の誤りはエンジニア1年目の頻出エラー源。早めに読む価値がある
- 第 8 章 第8話 似たような名前のファイルをまとめて操作したい — ワイルドカード展開の仕組みを理解するうえで重要
- 第 9 章 第9話 原本のファイルと常に同じ内容になる分身のファイルを作りたい — ハードリンクとシンボリックリンクの違いを実例で理解できる
- 第 10 章 第10話 突然の回線切断から復帰したい — tmux/screen の必要性を実務シナリオで自然に理解できる
- 第 11 章 第11話 他の操作の結果を見ながら操作したい
- 第 12 章 第12話 最近実行したコマンドを呼び出したい
- 第 13 章 第13話 ずっと前に実行したコマンドを呼び出したい — history コマンドと検索ショートカットの活用法
- 第 14 章 第14話 ネットワーク越しにファイルをコピーしたい
- 第 15 章 第15話 システムの過負荷を把握したい — サーバー監視の入口として top/uptime の読み方を扱う
ハイライト
- シェルスクリプト勉強するきっかけにもなった本。grep や awk、sed などを深掘りしたい人に向けてすすめられる資料として位置づけられている(シェルスクリプト学習の入口として本書を挙げた実体験が、初学者への推薦根拠として機能している)
- コマンド操作やシェルスクリプトの基礎を丁寧に解説した連載マンガ記事が原型。パイプラインの仕組みや while ループの意味を順を追って説明する構成が特徴的(著者自身がシェルスクリプト設計原則を解説する記事の中でシス管系女子を基礎資料として位置づけており、本書の学習範囲の輪郭を示している)
- Linuxを使えないと話にならない、という文脈で入門書として紹介される機会が多く、新人エンジニア向けの推薦リストに継続して登場している(複数の新人育成・入門書紹介記事での言及パターンが、読者層の広さを示している)
外部からの言及
- シェルスクリプトやLinuxコマンドを独習した際の動機づけとなった一冊として言及される記事が複数あり、grep・awk・sed などフィルタコマンド学習の入口に位置づけられることが多い(qiita)
- 新人エンジニア向け推薦リストや技術書読書録に繰り返し登場し、Linuxを業務で使う前提のチームで読んでおくべき入門書として扱われている。キャラクターへの親しみやすさも評価されている(qiita)
- 著者(Piro/piroor)が自身のシェルスクリプト解説記事(likes 2,800超)の中でシス管系女子を基礎資料として挙げており、本書の扱う範囲が入門〜中級の橋渡しとして機能することを示唆している(qiita)
編集メモ
Qiita 言及記事 約5件 / 累計 likes 合計 約150。楽天ランキング情報なし。特定ジャンル(新人育成・Linux入門)での推薦リストへの継続的な登場と著者自身の高 likes 記事での言及が実務向け良書の水準を示す
読む前に押さえておきたいこと
- Windowsまたはmacosの基本的なファイル操作(コピー・移動・削除)ができること
- ターミナル(コマンドプロンプト・PowerShell・macOS Terminal)を開いて文字入力した経験があれば十分
学習のコツ
- 第1話(ssh)と第2話(sudo)は実務初日に使う操作なので、手元のLinux環境やWSL2で手を動かしながら読むと定着が早い
- 第5話(vim)と第7話(相対パス)は多くの入門者がつまずく箇所。前後の話と切り離してリファレンスとして繰り返し参照するのが効果的
- 第10話(回線切断復帰)は読み飛ばしがちだが、リモートサーバーで長時間作業する機会が生じる前に必ず読んでおく価値がある
- シリーズの原型は日経Linux誌の連載マンガ。本書を読み終えたら著者(piroor)のQiita記事を参照すると、より高度なシェルスクリプト設計への橋渡しになる
出版社による内容紹介
シス管系女子 シリーズ5万部突破! 新エピソードを加えパワーアップ ≪仕事でよく出くわす場面ばかりで、即・役立つ!≫ ≪「コマンドが苦手〜」がなくなる!≫ 漫画+技術解説書 「わかばちゃんと学ぶ」シリーズの湊川あい先生推薦! Linuxのコマンド操作をまんがで楽しく学べる本です。 シェルスクリプト、サーバー管理の基本が自然と身に付きます。 主人公の新人社員 利奈みんとと先輩社員 大野桜子のやり取りを通して すぐ役立つ情報を分かりやすく解説します。 プロローグ 誕生! シス管系女子 第1話 他のコンピュータをリモートで操作したい 第2話 一時的に管理者権限で操作したい 第3話 さまざまが語句を一度で検索したい 第4話 端末でも対話的なファイルを編集したい 第5話 vimでもコピー&ペースト&アンドゥしたい 第6話 コマンド操作でファイルを移動・コピーしたい 第7話 ファイルの位置を相対パスで思い通りに指定したい 第8話 似たような名前のファイルをまとめて操作したい 第9話 「原本のファイル」と常に同じ内容になる「分身のファイル」を作りたい 第10話 突然の回線切断から復帰したい 第11話 他の操作の結果を見ながら操作したい 第12話 最近実行したコマンドを呼び出したい 第13話 ずっと前に実行したコマンドを呼び出したい 第14話 ネットワーク越しにファイルをコピーしたい 第15話 システムの過負荷を把握したい ほか
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。