ISBN 9784297101138
自作マニアのための小型モータ・パーフェクトブック : 基礎から学んでArduino & Raspberr
概要
小型モータの動作原理を理解しArduino/Raspberry Piで実制御を実装する
想定読者
電子工作・ホビーロボット製作でモータを扱い始めた人。Arduino やRaspberry Piの基本操作は身についており、モータの種類や制御の仕組みを体系的に学びたいメイカー・工作マニア
こんな人には向いていない
- モータ制御を産業・業務レベルで実装するエンジニア(224ページのホビー向け入門書であり、産業用インバータ制御や高精度PID設計には踏み込まない)
- Arduinoの使い方自体を最初から学びたい完全初心者(マイコンの基本プログラミングは既知として進む構成のため)
- 特定モータ1種類の深堀りを求める読者(DC・ブラシレス・ステッピング・サーボを広く横断するサーベイ型のため、個別種の高度な設計理論は薄い)
読了後にできるようになること
- DC・ブラシレスDC・ステッピング・サーボの4種類について構造・動作原理・トルク特性を説明できる
- Arduino MegaとRaspberry Piそれぞれでモータドライバ・シールドを接続し、PWMによる回転数制御を実装できる
- ESC(電子速度制御器)を用いたブラシレスDCモータの駆動回路を設計できる
- ステッピングモータのフルステップ/ハーフステップ制御と位置決め実装を理解できる
- サーボモータの速度・位置フィードバック制御の基礎を実装できる
- クアッドコプター(ドローン)のモータ選定・ESC配線・組み立て手順を把握できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 モータの概要 — 歴史・構造・種類・トルク/角速度・等価回路を概観する導入章。モータ選定の判断軸を最初に整理するために有用
- 第 2 章 DCモータ — ブラシ付きDCモータの基本原理。最もシンプルな制御対象として他の種類の比較基準になる
- 第 3 章 ブラシレスDCモータ — ESCの役割と電子転流の仕組みを扱う。ドローン製作者はここと第10章をセットで読むと効率的
- 第 4 章 ステッピングモータ — フルステップ/ハーフステップの制御方式と実用上の精度限界を解説。3Dプリンタ・CNC自作者に直結する章
- 第 5 章 サーボモータ — ホビーサーボの信号仕様(PWMパルス幅)を中心に解説。ロボットアームへの応用でそのまま使える知識
- 第 6 章 Arduino Megaによるモータ制御 — モータシールドを使った実装例が豊富。コードサンプルを手元で動かしながら読む章
- 第 7 章 Raspberry Piによるモータ制御 — RaspiRobot Board使用例と鉄道模型への応用を含む。Pythonでの実装例が中心
- 第 8 章 BeagleBone Blackによるモータ制御 — PWM生成とデュアルモータコントローラ接続の解説。BeagleBone環境のある読者向け補足章として位置づけられる
- 第 9 章 ArduinoベースのESC設計 — 回路設計・スイッチング回路・ゼロクロス検出・基板設計まで踏み込む。実装寄りの読者に最も歯ごたえのある章
- 第 10 章 クアッドコプターの設計 — フレーム・プロペラ・モータ・電子部品の選定から組み立てまでを通しで扱う応用章
ハイライト
- 小型モータを中心とした自作電子工作のための技術解説書。DCモータ、サーボ、ステッピングなどの制御原理から、Arduinoや同系マイコンを用いたモータドライバ設計、PWMやフィードバック制御、ロボットへの応用までを扱う。(本書のカバー範囲を最も簡潔に示す一文。4種のモータ×複数プラットフォームという構成の全体像が把握できる)
編集メモ
Qiita記事での直接引用は確認されず(検索結果0件)。楽天ランキング履歴も入力シグナルなし。原書『Motors for Makers』の日本語版として出版社(技術評論社)サイトで正式に確認できる実在書籍だが、外部シグナル数値が取得できないためsupplementaryとして記録する
読む前に押さえておきたいこと
- ArduinoのIDEセットアップとスケッチの書き込み・実行ができること
- Raspberry PiでGPIOのデジタル出力をPythonから操作した経験
- 電子工作の基本知識(抵抗・電圧・電流の関係、ブレッドボード配線)
学習のコツ
- 第1章でモータの種類と用途マップを把握してから、自分の目的(ロボットアームならサーボ中心の第5・6章、ドローンならブラシレス第3章+第10章)に合わせて読む順序を変えると効率的
- 第6・7章のコードサンプルは手元のArduino/Raspberry Piで実際に動かしながら読むことを前提に書かれているため、ハードウェアを用意してから着手すると理解速度が上がる
- 第9章(ESC設計)は回路設計の知識が要求される箇所で難度が上がる。自前ESC製作が目的でない場合は流し読みしても他章の理解に影響しない
出版社による内容紹介
小型モータを中心とした自作電子工作のための技術解説書。DCモータ、サーボ、ステッピングなどの制御原理から、Arduinoや同系マイコンを用いたモータドライバ設計、PWMやフィードバック制御、ロボットへの応用までを扱う。ホビーレベルから一歩踏み込み、仕組みを理解したうえで作品を作りたい人に向く。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。