ISBN 9784297107741
世界一わかりやすいMaya はじめてのモデリングの教科書
概要
Maya入門者がキャラクター+背景を完成させるまでを一冊で通す
想定読者
Mayaに初めて触れる3DCG入門者。ゲーム・映像制作を目指す学習者で、3Dソフト未経験から実際のキャラクターモデリングとアニメーションを動かすところまで到達したい人
こんな人には向いていない
- Maya以外の3DCGソフト(Blender / Cinema 4D等)の知識を前提に比較学習したい人には適合しない
- レンダリング・シェーダー・マテリアル設計など表現品質側の学習を主目的とする人には範囲外
- すでに他ソフトで3DCGモデリング経験があり、Mayaの操作差分だけを効率よく習得したい人には説明が冗長になる
読了後にできるようになること
- Mayaのインターフェース・カメラ操作・オブジェクト変換など基本操作を体系立てて習得できる
- Multi-Cut ToolやExtrude Toolを用いた3Dメッシュ編集の基礎的な考え方と手順を身につけられる
- 三面図からキャラクター(チーバくん)の体・顔・腕・脚を順に組み上げるキャラクターモデリングの実践的な流れを追える
- UV展開とテクスチャ適用の一連のワークフローを実際の作例で実行できる
- ジョイント作成・ウェイト調整・モーション付けによるキャラクターアニメーションの基礎を経験できる
- 部屋・家具などの背景モデリングとUV比率調整を含む背景制作ワークフローを一冊で完結できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Mayaの基本操作 — インターフェースとオブジェクト操作の全体像を掴む導入章。UIの英語化も扱うため、バージョン差異への対処も含む
- 第 2 章 3D Meshの概念(前半) — Multi-Cut / Extrudeの操作原理を理解する章。後続のキャラクター制作章の土台
- 第 3 章 3D Meshの概念(後半) — Edge Loopとシャンパンボトル作例で3D空間上のデータ構造を体感する
- 第 4 章 キャラクターの三面図を配置する — 三面図をMaya内に正しく設定する準備章。スキップ不可
- 第 5 章 キャラクターの体を作成する — チーバくんの体・顔・鼻のモデリング開始。Duplicate Specialも扱い、左右対称作業の効率化を学ぶ
- 第 6 章 上半身のパーツを作成する — 耳・腕・手の追加と体との結合。パーツ統合の手順が丁寧に説明されている
- 第 7 章 下半身と舌を作成する — 脚と舌の作成で全身の完成形に近づく
- 第 8 章 キャラクターのUVを展開する — UV展開は初学者がつまずきやすい工程。メッシュクリーンアップも含む
- 第 9 章 テクスチャを適用する — テクスチャ画像の作成から適用まで。カラーリングによって完成度が大きく変わるため視覚的達成感が高い章
- 第 10 章 ジョイントとアニメーション — ジョイント作成・ウェイト調整・モーション付けを一連で学ぶ。リグの概念に初めて触れる章として重要
- 第 11 章 背景をモデリングする — 部屋の見取り図から柱・壁・ドア・窓枠を作成する。キャラクター制作とは異なるハードサーフェス系の思考法
- 第 12 章 家具をモデリングする — 家具・天井・照明のモデリング。細部の造形を通じて形状の組み合わせ方を学ぶ
- 第 13 章 背景のUVを展開する — UV比率調整を含む背景専用のUV展開工程。キャラクターUVとの違いを把握できる
- 第 14 章 背景のテクスチャを適用する — 各パーツのテクスチャ完成までを通す仕上げ章
- 第 15 章 知っておくと便利なMayaの機能 — カスタムシェルフ・多面体・テキスト・風シミュレーションの補足章。本編完了後に参照する形でよい
ハイライト
- 元サイバーエージェントでゲーム事業3D開発責任者の著者が、社内の初心者向けに実施していたMaya塾のノウハウを本にしました。(著者の実務バックグラウンドと本書の成立経緯が端的に示されており、コンテンツの実践性の根拠になる)
- キャラクターと背景の作成に絞り、入門者に必要十分な機能だけでモデリングの手順をわかりやすく学習できるようにしました。(機能網羅ではなく成果物完成を優先した構成方針が明示されており、入門者の学習コストを正直に伝える)
編集メモ
Qiita記事での確認可能な言及なし(検索結果0件)、楽天ランキング情報なし。書籍descriptionと出版社サイト情報のみを根拠とする。入門書ジャンルとして機能する可能性はあるが、外部シグナルによる評価を確認できない
読む前に押さえておきたいこと
- PCの基本操作(ファイル管理・マウス操作)ができること。3Dソフトの前提知識は不要
- Maya本体(対応バージョン2017〜2020)をインストール済みの環境が必要
- Lesson 9のテクスチャ画像作成にはPhotoshopまたは類似の画像編集ソフトを使用するため、基本的な操作に慣れておくと学習がスムーズ
学習のコツ
- Lesson 1〜3の基本操作・メッシュ概念は後続章の土台になるため、練習問題を実際に手を動かして完了させてから次に進む
- Lesson 8(UV展開)はスキップしたくなりやすいが、Lesson 9のテクスチャ適用の品質に直結するため必ず実施する
- Lesson 10(ジョイント・アニメーション)は独立した章として難易度が上がるが、チーバくんを歩かせるゴールへの最終段階なので、Lesson 7完了後に休憩を挟んで改めて取り組むとよい
- Lesson 15はリファレンス的な補足章なので、初読時は本編完了後に参照する程度でよい
- Maya2017〜2020対応の内容であるため、現行バージョンと一部UIが異なる場合がある。著者の指示に従いつつ、公式ドキュメントと照合しながら学習を進める
出版社による内容紹介
3DCGクリエイターの標準アプリ、Mayaのやさしい教科書です。キャラクターと背景の作成に絞り、入門者に必要十分な機能だけでモデリングの手順をわかりやすく学習できるようにしました。作例に使用するのは人気のキャラクター「チーバくん」。自分でモデリングしたチーバくんを歩かせてみましょう。元サイバーエージェントでゲーム事業3D開発責任者の著者が、社内の初心者向けに実施していたMaya塾のノウハウを本にしました。 Lesson01 Mayaの基本操作 1-1 Mayaの起動とインターフェース 1-2 オブジェクト操作の基礎 1-3 カメラとビューパネルの操作 1-4 オブジェクトの描画の種類 1-5 UIの英語化とバージョンの違い Q 練習問題 Lesson02 3D Meshの概念 2-1 オブジェクトの構成要素 2-2 Multi-Cut Toolで面を分割する 2-3 Extrude Toolで面を押し出す 2-4 3D Meshの編集「実践編」 Q 練習問題 Lesson03 3D Meshの概念 3-1 データとしての3D 3-2 Edge Loopの選択 3-3 3D Meshの編集でシャンパンボトルを作る Q 練習問題 Lesson04 キャラクターの三面図を配置する 4-1 三面図の概要と配置 4-2 三面図の分割 4-3 Outlinerの操作とレイヤーの作成 Q 練習問題 Lesson05 キャラクターの体を作成する 5-1 チーバくんの体を作成する 5-2 顔から鼻を作成する 5-3 Duplicate Specialの応用 Q 練習問題 Lesson06 上半身のパーツを作成する 6-1 耳を作成する 6-2 腕を作成する 6-3 手を作成する 6-4 鼻を整えて体と結合する Q 練習問題 Lesson07 下半身と舌を作成する 7-1 脚を作成する 7-2 舌の作成と仕上げ Q 練習問題 Lesson08 キャラクターのUVを展開する 8-1 UVを作成する 8-2 各パーツのUVを展開する 8-3 メッシュのクリーンアップ Q 練習問題 Lesson09 テクスチャを適用する 9-1 テクスチャ画像を作成する 9-2 テクスチャを適用する Q 練習問題 Lesson10 ジョイントとアニメーション 10-1 ジョイントを作成する 10-2 ウェイトを調整する 10-3 モーションを作成する Q 練習問題 Lesson11 背景をモデリングする 11-1 部屋の見取図を配置する 11-2 柱と壁を作成する 11-3 ドアと梁、窓枠を作成する Q 練習問題 Lesson12 家具をモデリングする 12-1 家具の配置と造形 12-2 天井と照明のモデリング Q 練習問題 Lesson13 背景のUVを展開する 13-1 部屋のUVを展開する 13-2 家具と窓のUVを展開する 13-3 UV比率を調整する Q 練習問題 Lesson14 背景のテクスチャを適用する 14-1 各パーツを整理する 14-2 各パーツのテクスチャを作成する Q 練習問題 Lesson15 知っておくと便利なMayaの機能 15-1 カスタムシェルフ 15-2 多面体のモデリング 15-3 テキストのモデリング 15-4 風シミュレーション Q 練習問題 Maya2017〜2020主要ホットキー一覧
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。