ISBN 9784297113513

オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理

オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理
出版社
技術評論社
刊行
2020-06

概要

名詞起点の設計でタスク駆動UIの課題を根本から解消する

想定読者

業務アプリケーションやWebサービスのUI設計に携わるエンジニア・デザイナーで、画面数の肥大化や操作フローの複雑化に課題を感じている実務者

こんな人には向いていない

  • 色・タイポグラフィ・ビジュアル表現の改善を主な学習目的とするデザイナーには適用範囲が異なる(本書はUI構造の設計原理を扱い、見た目の美しさは扱わない)
  • 18のワークアウト課題を手を動かさず読み流すだけでは手法を体得できない。本書自身が「実際に考え、手を動かし、試行錯誤する」ことを前提としており、受動的インプット型の読み方は効果が薄い
  • UIに直接関与しない純粋なバックエンド・インフラ専業エンジニアには、理論は参考になっても演習の実践機会が生まれにくい

この本で身につくこと

  • オブジェクト(名詞)起点とタスク(動詞)起点のUI設計の違いを識別し、既存画面のどこが問題かを指摘できる
  • タスク駆動設計で増殖しがちな画面数を削減しながら作業効率を高める画面構造を設計できる
  • 業務ドメインのオブジェクトモデリングをUI設計と接続し、開発効率・拡張性に優れた構造を選択できる
  • 18のワークアウト課題を通じてOOUI設計プロセスを実践的に体験し、実務に転用できるレベルで手法を習得できる
  • Atomic Designなどコンポーネントベースのフロントエンド設計にOOUIの概念を応用し、コンポーネント分割の根拠を言語化できる

ハイライト(外部からの言及)

オブジェクト(もの、名詞)を起点としてUIを設計すること。タスク(やること、動詞)を起点としたUIに比べて、画面数が減って作業効率が高まり、また開発効率や拡張性も向上する — 出典

OOUI設計がもたらす恩恵を最も端的に示しており、購買判断の軸となる本書の主張が凝縮されている

読了後にできること

Before(読む前): 機能追加のたびにタスク単位の入力フォームと確認画面が増殖し、画面遷移の複雑化を設計の問題として言語化できなかった

After(読み終えた後): 業務オブジェクトを起点に画面を整理し、画面数と遷移コストを同時に削減する設計判断ができるようになる

章立て

(公式情報未確認 — 出版社公式ページの目次が公開され次第、本セクションを更新予定)

関連記事 / 参考情報

学習のヒント

  • 前半の理論パートで「OOUIとタスク指向UIの対比」を具体例とともに腹落ちさせてから後半のワークアウトに進むと、課題の設計意図が掴みやすい。逆に後半から入ると手が動かない
  • ワークアウト18課題はすべてこなすより、自分の実務ドメイン(EC・業務システム・スケジュール管理など)に近い3〜5課題を丁寧にやり抜く方が手法の体得に有効
  • 現在担当しているプロダクトの画面設計と対照しながら読むと、タスク駆動設計が積み重なっている箇所が具体的に見えてくる。既存のUIを批評する視点が自然に育つ
  • Atomic DesignやReact/Vueなどコンポーネントベースのフレームワークをすでに使っているエンジニアは、コンポーネント分割の命名・粒度整理にOOUIの考え方を応用する視点で読むと別の発見がある

前提知識

  • WebアプリケーションもしくはデスクトップアプリのUI画面設計や実装に関与した経験(画面を設計・実装したことがある程度で可)
  • HTMLのフォーム・リスト・モーダルなど基本UIコンポーネントの概念の知識
  • オブジェクト指向プログラミング(OOP)の基礎概念を知っているとより理解が深まるが、プログラマーでなくても読める構成になっている

次に読む本

About Face: The Essentials of Interaction Design

OOUIの源流にあたるGoal-Directed Designを深堀りしたい場合の英語定番書。本書で得た設計思想の背景理論を補完できる

ノンデザイナーズ・デザインブック

OOUI設計で画面構造を整理した後、視覚的なレイアウト原則を補いたい時の参照書。構造設計と視覚設計を対で学べる

出版社による内容紹介

オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)とは、オブジェクト(もの、名詞)を起点としてUIを設計すること。タスク(やること、動詞)を起点としたUIに比べて、画面数が減って作業効率が高まり、また開発効率や拡張性も向上する、いわば「銀の弾丸」的な効果を持つ。ブログや雑誌記事などで大きな反響を得たこの設計手法について、前半部では理論やプロセスを詳説。そして後半部の「ワークアウト(実践演習)」では18の課題に読者がチャレンジ。実際に考え、手を動かし、試行錯誤をすることにより、OOUIの設計手法を体得できる。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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