ISBN 9784297118372

イラストでわかるDockerとKubernetes

イラストでわかるDockerとKubernetes
著者
徳永航平
出版社
技術評論社
刊行
2020-12

概要

Docker/Kubernetes のしくみをイラストで視覚的に理解する

想定読者

Docker を実際に触った経験があり、コンテナ技術の内部構造やアーキテクチャを体系的に把握したいエンジニア

こんな人には向いていない

  • コンテナを一度も操作したことがない完全初学者。Qiita の書評複数で「Dockerを一度触った上で読むと理解が深まる」と指摘されており、初操作前に読むと概念が宙に浮きやすい
  • Kubernetes を本番運用しており、Deployment 戦略・HPA・障害対応の実践知識を深めたい人。構造理解主体の構成のため、運用面の詳細は別の実践書が必要
  • 130ページ程度のページ数に対して書籍コストを厳密に評価する人。Qiita の書評にページ数と価格のバランスを課題として挙げる声がある

読了後にできるようになること

  • コンテナと仮想マシンの違い、Linux 名前空間・cgroups によるプロセス分離の仕組みを説明できる
  • Docker の Build/Ship/Run サイクルとコンテナイメージのレイヤ構造を図として把握できる
  • Kubernetes のクラスタ構成・Pod/Deployment/Service の関係をアーキテクチャ視点で説明できる
  • OCI 仕様・高レベルランタイム(containerd等)・低レベルランタイム(runc等)の2層構造を理解できる
  • runc を直接使ったコンテナ実行など、抽象化レイヤの下を追跡して動作を確認できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 コンテナ技術の概要 — コンテナと VM の違いを押さえる導入章。第2章以降の前提として必読
  • 第 2 章 Dockerの概要 — Build/Ship/Run サイクルとレイヤ構造を図解。実務での Docker 操作経験があれば吸収が早い
  • 第 3 章 Kubernetesの概要 — Pod・Deployment・Service・ConfigMap など主要リソースを網羅。Kubernetes 概念の全体像をつかむのに適している
  • 第 4 章 コンテナランタイムとコンテナの標準仕様の概要 — OCI 仕様・高レベル/低レベルランタイムの2層構造を解説。最も技術的に深い章で、runc での直接実行まで踏み込む

ハイライト

  • Dockerとkubernetesのしくみを大胆にイラスト化しました。視覚的に理解することができるので、その技術の本質を理解しやすくなります。(視覚化という本書の核心的アプローチを最も端的に表現している箇所)
  • DockerとKubernetesの仕組みを豊富な絵で解説した本。Dockerを一度触った上で読むと理解が深まる。二冊目以降の本。(実際に本書を読んだエンジニアが「2冊目として最適」と端的に表現した実務での落とし所)

外部からの言及

  • 転職・学習ロードマップを紹介する複数の記事で「2冊目として最適」「一度Dockerを触ってから読むと理解が深まる」という推薦パターンが繰り返し見られる。コンテナ入門の最初の一冊よりも、手を動かした後の概念整理書として位置付けられている(qiita)
  • ハンズオン中にアーキテクチャの疑問が生じた際の参照用途として活用されているケースが見られる。「この部分のアーキテクチャがどうなっているか」を解消するリファレンスとして手元に置くスタイルとの親和性が高い(qiita)
  • ページ数と価格のバランスへの言及が一部に見られる。カラーイラストの品質は評価されつつも、約130ページの分量に対して書籍価格を割高と感じる読者がいることが示されており、コストパフォーマンスを優先する場合は検討が必要(qiita)

編集メモ

Qiita 検索ヒット 18件 / 確認済み累計 likes 396(上位8件集計)/ 2025年12月時点でも新規言及が継続しており、Docker/Kubernetes 学習ロードマップ記事での定番推薦書として位置付けられている

読む前に押さえておきたいこと

  • docker run や docker build の基本コマンドを一度でも実行した経験(完全未操作の場合、書中の概念を繋げることが難しい)
  • Linux プロセスの基礎概念(PID / プロセスツリー)への最低限の理解
  • YAML の基本構文(Kubernetes の設定ファイルの読み書きに必要)

学習のコツ

  • 第4章(コンテナランタイムと標準仕様)は runc の直接操作など技術的に最も深い内容になる。第1〜3章で全体像をつかんでから第4章に戻ると、各層の役割の繋がりが見えやすい
  • 本書はコマンド入力と図解がセットになっているため、手元で Docker を動かしながら読むと「なぜこうなるか」の理解が深まる。ターミナルを開いてページを並べる読み方を推奨する
  • Kubernetes の第3章はサブセクションが多く情報密度が高い。Pod / Deployment / Service の3リソースに絞って読んだ後、ConfigMap・PV等の残りリソースに戻ると吸収しやすい
出版社による内容紹介

Dockerとkubernetesは、Webだけでなくさまざまなシステムで利用されています。仮想化とは違うので、エンジニアの皆さんもそのメリットをどう活かしていくのか悩ましいところです。本書は、Dockerとkubernetesのしくみを大胆にイラスト化しました。視覚的に理解することができるので、その技術の本質を理解しやすくなります。各所でコマンド入力を利用して。Dockerとkubernetesの動作もしっかりわかるようになります。 第1章 コンテナ技術の概要 1-1 コンテナを見てみよう 1-2 コンテナ技術の基本的な特徴 1-3 本書で注目するDockerとKubernetes 第2章 Dockerの概要 2-1 DockerによるBuild、Ship、Run 2-2 コンテナのレイヤ構造 2-3 DockerのアーキテクチャとOCIランタイム 2-4 まとめ 第3章 Kubernetesの概要 3-1 Kubernetesの特徴 3-2 Kubernetesクラスタとkubectl 3-3 Kubernetesにおける基本的なデプロイ単位 3-4 KubernetesにおけるPod群のデプロイにまつわるリソース 3-5 設定項目やボリュームに関するリソース 3-6 Kubernetesにおけるサービスディスカバリ 3-7 KubernetesのPodとCRIコンテナランタイム 3-8 まとめ 第4章 コンテナランタイムとコンテナの標準仕様の概要 4-1 コンテナランタイムと2つのレイヤ 4-2 いろいろな高レベルランタイム 4-3 いろいろな低レベルランタイム 4-4 OCIの標準仕様 4-5 runcを用いたコンテナ実行 4-6 実行環境作成に用いられる要素技術

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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