ISBN 9784297121020

仕事で一生使える Illustratorトレーステクニック

仕事で一生使える Illustratorトレーステクニック
出版社
技術評論社
刊行
2021-05

概要

ベジェ曲線の基礎から実践トレースまでを作例で習得する

想定読者

Illustratorのペンツールでつまずいたことがあるデザイナー・グラフィック職の実務者。ロゴ・地図・イラストなど多様な制作物にベクトルデータを活用したい人

こんな人には向いていない

  • Illustratorを全く触ったことのない完全初心者(インターフェース操作の説明は省かれており、ツールの存在は知っていることが前提)
  • すでにアピアランスや複合パスを日常的に使いこなしている上級者には、Lesson 1〜3は既知内容が多い
  • 写真編集・レタッチが主な用途の人(本書はベクトル描画とトレースに特化しており、ラスター系処理は扱わない)

読了後にできるようになること

  • ベジェ曲線の構造とアンカーポイント・ハンドルの操作原理を正確に理解し、意図した曲線を一発で引けるようになる
  • パスの分割・連結・複合パスといった編集操作を組み合わせ、複雑なシェイプを効率的に構築できる
  • シェイプツールとライブコーナーを活用してアイコン・ロゴを素早く量産するワークフローを身につける
  • 線・塗り・アピアランスを重ねる表現テクニックを習得し、手描き風・メタル調・ビスケット風など質感の異なる仕上げを自力で再現できる
  • 写真や手描きスケッチからのトレース手順を体系化し、ショップカード・チラシ・機器イラストなど現場頻出の成果物を完成させられる
  • パターン・グラデーション・ブレンドを組み合わせた背景・テクスチャ表現の引き出しを増やせる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 ベジェ曲線の基本 — 線の描き方・オープン/クローズパスの違い・線と塗りの概念。ペンツールに苦手意識がある人はここを丁寧に消化してから次へ進む
  • 第 2 章 ベジェ曲線 徹底マスター — パス整形・分割・連結・複合パスを扱う。Lesson 1 とセットで読むと編集操作の全体像が固まる
  • 第 3 章 シェイプでラクするパス作成 — シェイプツールとライブコーナーによる高速アイコン制作。実務でアイコン量産が多い人は早めに到達する価値がある
  • 第 4 章 線を使った表現 — ワッペン・ロゴ文字・和風ロゴ・かすれスタンプなど用途横断の作例が豊富。アピアランスを使わずに完結する表現の引き出しを増やす
  • 第 5 章 塗りを使った表現 — パターン・グラデーション・写真タイル背景など素材生成系の章。Lesson 4 と並行して参照しやすい
  • 第 6 章 アピアランスを使いこなす — 非破壊スタイリングの要であるアピアランス機能の実践章。手描き風文字・立体文字など汎用性が高く、本書後半の核心
  • 第 7 章 実践トレーステクニック — イベントチラシ・メタル調機器・ショップカード・カフェチラシの4作例。前6章の技術を総合する仕上げ章。実務で即参照できる密度

ハイライト

  • ベジェ曲線の基本的な概念はソフトの進化に関係なく一定で、一度身につければ仕事で一生使えます。(著者が本書のタイトルに込めた意図を端的に示す一文。習得コストに見合う長期的リターンを訴求している)
  • Illustratorの機能を使いこなして、デザインの現場で必要とされるベクトルデータを、自由にすばやく制作できるようになります。(本書の到達目標を明示した記述。速度と自由度の両立を学習ゴールとして位置づけている)

編集メモ

Qiita 言及 0件・楽天ランキング情報なし。外部シグナルが取得できなかったため、書誌情報のみで評価。ベジェ曲線とトレースに特化した実習書として書籍内容は充実しているが、データ不足によりsupplementaryとする

読む前に押さえておきたいこと

  • Illustratorの起動・ファイル保存・レイヤーパネル操作など基本的な画面操作の経験
  • ベクトルグラフィックとラスター画像の違いについての概念的な理解(ピクセルとパスの違いが分かること)

学習のコツ

  • Lesson 1・2は順番通りに手を動かすことを優先する。ベジェの理解は読むだけでは定着せず、実際にパスを引く反復が不可欠
  • Lesson 3(シェイプ)はLesson 1・2の後すぐに読んでよい。ペンツールとシェイプを使い分ける判断眼が早期に身につく
  • Lesson 7の実践作例は『完成品を見てから逆算して読む』アプローチが効果的。工程の意図が把握しやすくなる
  • アピアランス(Lesson 6)は他章と独立して参照しやすい。特定の質感を再現したい場面で該当節を辞書引きするように使える
  • 付録の効果一覧はIllustrator標準効果の全体把握に使える。読み流す章としてではなく索引として手元に置く
出版社による内容紹介

ベジェ描画の基本の「き」から、応用的なトレース技術までを豊富な作例で練習しながら習得します。Illustratorの機能を使いこなして、デザインの現場で必要とされるベクトルデータを、自由にすばやく制作できるようになります。ロゴマーク・手描きのトレース・地図の作成・自由なイラストなどなど、知っておくと仕事で一生使えるイラレのワザを身につけましょう。 Lesson1 ベジェ曲線の基本 1-1 線を描く 1-2 オープンパスとクローズパス 1-3 オブジェクトの線と塗り 1-4 折り返し線やコーナーポイント 1-5 ベジェ曲線の編集 Lesson2 ベジェ曲線 徹底マスター 2-1 パスの整形 2-2 パスを分割する 2-3 パスを連結する 2-4 複合パスと複合シェイプ Lesson3 シェイプでラクするパス作成 3-1 長方形・楕円形・多角形などのシェイプツールの基本 3-2 シェイプで描くホームアイコン 3-3 ライブコーナーを使った電話アイコン 3-4 シェイプを使った簡単アイコン作成 Lesson4 線を使った表現 4-1 Illustratorの線の基本 4-2 ワッペン風アイコンを作る 4-3 ポップなロゴ文字を作る 4-4 和風のロゴを作る 4-5 キャラクターのポーズを変える 4-6 デジタル風数字を作る 4-7 ブレンドで作る月桂冠ブラシ 4-8 消印風のかすれたスタンプ Lesson5 塗りを使った表現 5-1 Illustratorの塗りの基本 5-2 波扇模様をパターンで作る 5-3 あとから修正できるイラストの影 5-4 写真からタイル状の背景を作る 5-5 ビールの中ようなイメージ背景 5-6 グラデーションを重ねたメタル表現 Lesson6 アピアランスを使いこなす 6-1 アピアランスの基本 6-2 手描き風の文字 6-3 ビスケット風の文字 6-4 エアメール風の枠 6-5 漫画風の集中線と立体文字 Lesson7 実践トレーステクニック 7-1 イラスト入りイベントチラシ 7-2 メタル調の機器のトレース 7-3 写真トレースで作るショップカード 7-4 アナログ感のあるカフェのチラシ 付録 効果一覧

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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