ISBN 9784297121839

Pythonプログラミング完全入門 〜ノンプログラマーのための実務効率化テキスト

Pythonプログラミング完全入門 〜ノンプログラマーのための実務効率化テキスト
著者
高橋宣成
出版社
技術評論社
刊行
2021-08

概要

ノンプログラマーが業務自動化ツールをPythonで一から作れるようになる

想定読者

プログラミング未経験のビジネスパーソンで、Excel操作・Webスクレイピング・PDF処理などの繰り返し業務を自動化したい人

こんな人には向いていない

  • すでにPythonで業務スクリプトを書いた経験があり、より高度な設計・テスト・パッケージ化を学びたい人には内容が基礎寄り
  • データ分析・機械学習・統計モデリングを目的とする人には実践章の焦点が業務自動化に限定されており対象外
  • Web開発(Django/FastAPIなど)を学びたい人には扱うライブラリ群の守備範囲が異なる

読了後にできるようになること

  • Anaconda + VSCodeによるPython実行環境の構築と、基本文法(変数・条件分岐・ループ・関数・クラス)の習得
  • pandasとopenpyxlを使ったExcelファイルへのデータ収集・レポート更新の自動化
  • requestsとBeautifulSoup4によるWebスクレイピング、さらにSeleniumを使った動的ページへの対応
  • Pillowによる画像の一括加工、qrcodeによるQRコード生成、PyPDF2を用いたPDFの結合・分割操作
  • tkinterを使ったGUIインターフェースの作成と、datetimeモジュールによる日時処理
  • Jupyter Notebookを使ったデータ集計・グラフ作成とノートブックレポートの自動更新

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 Pythonを学びはじめる心構えを整えよう — 学習継続の動機づけと心理的障壁の取り除きに特化。ノンプログラマーに向けた導入として機能する
  • 第 2 章 Pythonを学ぶ環境を作ろう — AnacondaとVSCodeのセットアップ。この章を終えれば実行環境が整う
  • 第 3 章 Pythonプログラムの基本を知ろう — 変数・型・演算子。文法の土台
  • 第 4 章 フロー制御について学ぼう — if/while/for/try。例外処理まで含む実用的な範囲
  • 第 5 章 データの集合について学ぼう — 文字列・リスト・タプル・辞書。実務ツール作成の前提知識
  • 第 6 章 プログラムを部品化しよう — 関数・クラス・モジュール。第3部のツール化に向けた橋渡し章
  • 第 7 章 Excelにデータを集めるツールを作ろう — pandas + pathlibで複数ファイルから集計。実務直結度が高い
  • 第 8 章 Excelレポートを更新するツールを作ろう — openpyxlでセル書式・グラフを保ちながら更新する実用パターン
  • 第 9 章 Pythonを動かすインターフェースを作ろう — tkinter + datetimeで出退勤管理ツールを実装。GUIを初めて扱う章
  • 第 10 章 スクレイピングツールを作ろう — requests + beautifulsoup4。静的ページを対象とした基本形
  • 第 11 章 ブラウザを操作してスクレイピングをしよう — Seleniumで動的ページに対応。JavaScriptレンダリングが必要なサイトへの対処法を習得
  • 第 12 章 画像を加工するツールを作ろう — Pillowで一括リサイズ・トリミング。非エンジニア職でも活用頻度が高い
  • 第 13 章 QRコード生成ツールを作ろう — qrcode + openpyxlでExcelシートへの埋め込みまで完結させる実践例
  • 第 14 章 PDFを操作するツールを作ろう — PyPDF2で結合・分割・テキスト抽出。帳票処理業務に直接応用できる
  • 第 15 章 ZIPファイルを展開・圧縮するツールを作ろう — shutilでの高水準ファイル操作。バッチ圧縮/展開の自動化
  • 第 16 章 Jupyter Notebookでノートブックを作ろう — pandasによる集計とグラフをレポートとして自動生成する締めくくりの実践章

ハイライト

  • 武器としてのPythonをこの1冊で身につける——準備・文法・実践の3部構成で、プログラミング未経験者がExcel自動化からスクレイピングまで自走できるよう設計されている(本書の設計思想が端的に表れているキャッチフレーズ。3部構成のねらいを購入前に把握できる)
  • 著者の高橋宣成氏はノンプログラマー協会を主宰し、月間130万PVを超えるブログでビジネスパーソン向けのIT活用を発信してきた実績を持つ(著者の立場が本書の対象読者層と一致しており、想定ユーザーへの信頼感の根拠になる)

編集メモ

Qiita上でISBN直接引用の記事は確認できず、タイトル+著者名での言及記事もゼロ件。外部シグナルの数値根拠が取得できないため、メカニカル判定ではsupplementaryとなる。ただしgihyo.jpの出版社ページで現行販売中(¥3,520)、著者のノンプログラマー領域での知名度は高い

読む前に押さえておきたいこと

  • PCの基本操作(ファイル管理・フォルダ構造の理解)とインターネットブラウザの利用経験
  • Excelの基本的な使い方(セル操作・数式入力・グラフ作成)があると第3部の実践章をより深く理解できる
  • プログラミング経験は不要。本書が前提とするのはビジネスパーソンとしての業務経験のみ

学習のコツ

  • 第1部(1〜2章)は学習心構えと環境構築のみ。既に開発環境を持つ読者は2章のAnaconda設定だけ確認すれば第2部に進める
  • 第2部(3〜6章)は文法の基礎固め。各章末のコードを手元で動かしながら読むと定着が速い。第6章のクラスは第3部のツール化まで使わないため、初読で完全に理解できなくても先に進んで良い
  • 第3部(7〜16章)は各章が独立したツール実装として完結している。業務上の緊急度が高い章(Excelなら7・8章、スクレイピングなら10・11章)から先に取り組むことができる
  • Seleniumを扱う11章はブラウザドライバのバージョン管理が2024年以降変化しているため、Selenium 4のService APIや最新のドライバ自動管理(selenium-manager)と照合しながら読む必要がある
  • 第3部の各ツールは約20〜50行規模のスクリプト。完成コードをそのまま業務に転用する前に、ファイルパスや対象URLを自分の環境に合わせて変数化する習慣をつけると再利用性が高まる
出版社による内容紹介

第1部 準備編 Chapter01 Pythonを学びはじめる心構えを整えよう 1.1 プログラミングを最強の武器とする方法 1.2 Pythonで得られる新たな「働く」の体験 1.3 ノンプログラマーがPythonを選ぶべき理由 1.4 Pythonを身につけるために必要なこと Chapter02 Pythonを学ぶ環境を作ろう 2.1 Anacondaを準備する 2.2 Visual Studio Codeを準備する 2.3 Pythonを実行する 第2部 文法編 Chapter03 Pythonプログラムの基本を知ろう 3.1 Pythonの基本 3.2 変数 3.3 型と演算子 Chapter04 フロー制御について学ぼう 4.1 if文による条件分岐 4.2 while文による反復 4.3 for文による反復 4.4 ループの終了とスキップ 4.5 ネスト 4.6 try文による例外処理 Chapter 05 データの集合について学ぼう 5.1 文字列 5.2 リスト 5.3 タプル 5.4 辞書 Chapter 06 プログラムを部品化しよう 6.1 関数 6.2 組み込み関数 6.3 式 6.4 クラス 6.5 組み込み型 6.6 モジュール 第3部 実践編 Chapter 07 Excelにデータを集めるツールを作ろう 7.1 Excelにデータを集めるツールの概要 7.2 データを扱う: pandas 7.3 ファイル・フォルダのパスを扱う: pathlib 7.4 データを集めるツールを作る Chapter 08 Excelレポートを更新するツールを作ろう 8.1 Excelレポートを更新するツールの概要 8.2 Excelファイルを操作する: openpyxl 8.3 Excelレポートを更新するツール Chapter 09 Pythonを動かすインターフェースを作ろう 9.1 出退勤ツールの概要 9.2 インターフェースを作る: tkinter 9.3 日時を取り扱う: datetimeモジュール 9.4 出退勤ツールを作る Chapter 10 スクレイピングツールを作ろう 10.1 スクレイピングツールの概要 10.2 HTTP通信を行う: requests 10.3 HTMLを解析する: beautifulsoup4 10.4 スクレイピングツールを作る Chapter 11 ブラウザを操作してスクレイピングをしよう 11.1 ブラウザ操作によるスクレイピングツールの概要 11.2 ブラウザを操作する: selenium 11.3 ブラウザ操作によるスクレイピングツールを作る Chapter 12 画像を加工するツールを作ろう 12.1 画像を加工するツールの概要 12.2 画像の加工: Pillow 12.3 画像を加工するツールを作る Chapter 13 QRコード生成ツールを作ろう 13.1 QRコード生成ツールの概要 13.2 QRコードの生成: qrcode 13.3 openpyxlによる画像の挿入と行・列の操作 13.4 QRコード生成ツールを作る Chapter 14 PDFを操作するツールを作ろう 14.1 PDFを操作するツールの概要 14.2 ファイルオブジェクトによるファイルの読み書き 14.3 PDFの操作: PyPDF2 14.4 PDFを操作するツールを作る Chapter 15 ZIPファイルを展開・圧縮するツールを作ろう 15.1 ZIPファイルを展開・圧縮するツールの概要 15.2 高水準のファイル操作を行う: shutil 15.3 ZIPファイルを展開・圧縮するツールを作る Chapter 16 Jupyter Notebookでノートブックを作ろう 16.1 ノートブックレポート更新ツールの概要 16.2 Jupyter Notebook 16.3 Markdownで文書を作る 16.4 pandasによる集計とグラフ作成 16.5 ノートブックレポート更新ツールを作る

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