ISBN 9784297125004
新・標準プログラマーズライブラリ 試してわかる Python[基礎]入門
概要
小さなサンプルを実際に動かしながらPythonの基礎を体得する
想定読者
プログラミング未経験からPythonを始めたい人、または過去に入門書で挫折した経験がある人
こんな人には向いていない
- Pythonの文法は把握済みで、データ分析や機械学習の実践に進みたい中級者以上には内容が基礎寄りすぎる
- Web開発やAPIサーバ構築を主な目的とする読者には、該当分野の章が含まれない
- オブジェクト指向設計やデザインパターンを深掘りしたい読者には扱いが浅い
読了後にできるようになること
- 変数・データ型・型変換など、Pythonの基本的なデータの扱い方を実行して確かめながら習得できる
- 条件分岐・繰り返しといった制御構造を小さなサンプルを通じて手を動かして理解できる
- リスト・辞書・タプル・集合のデータ構造を使い分ける判断基準が身につく
- ユーザー定義関数とクラスの基本を実装しながら学べる
- NumPy・Pandas・Matplotlibといった外部ライブラリの入り口を体験できる
- Jupyter Notebookを使った対話型開発環境の基本操作を習得できる
本書のキー概念(章解説)
- イントロダクション — コンピュータとプログラムの概念を整理する章。初学者は丁寧に読む価値がある
- 第 1 章 プログラミング言語Python — Anaconda環境の構成と対話型インタプリタの使い方を扱う
- 第 2 章 Jupyter Notebookを使おう — 以降の学習の土台となる開発環境。最初にしっかり操作を覚えておく
- 第 3 章 Pythonの基礎 — 変数・データ型・型変換を小さなサンプルで確認する中核章
- 第 4 章 制御構造 — 条件分岐と繰り返しを段階的に組み合わせる構成で理解が積み重なる
- 第 5 章 文字列 — 書式指定まで含むためデータ整形の実務的な感覚をここで養える
- 第 6 章 リスト — リスト内包表記まで扱う。理解できると後の章がスムーズになる
- 第 7 章 データ構造 — タプル・辞書・集合の使い分けが整理される章
- 第 8 章 ユーザー定義関数 — 無名関数(lambda)まで踏み込む。スコープの概念もここで整理する
- 第 9 章 クラス — 継承まで扱うが深入りしない。OOP概念の入口として適切な粒度
- 第 10 章 例外処理 — 関数と組み合わせた例外処理の設計まで扱う
- 第 11 章 標準モジュール — datetime・CSV・ファイルパス・統計など、業務で頻出する標準ライブラリを網羅
- 第 12 章 外部モジュール — Matplotlib・NumPy・Pandas・Pillowの入門。データ分析への接続点
- 第 13 章 モジュールを作る — スクリプト化とコマンドライン実行まで踏み込み、実用的なコード管理の第一歩を学べる
ハイライト
- 小さく簡単なサンプルプログラムをたくさん紹介しながらPythonを解説していきます。仕組みや動作を一歩ずつ確かめながら学習できるので、Pythonの基礎をしっかりと理解していくことができます。(本書の学習方針を端的に示す記述。試して確かめるというアプローチが全体を貫いている)
- 初心者に寄り沿った優しい語り口で、つまづきがちな『なぜ』『どうして』を丁寧にカバー。身につけてほしいPythonの機能を厳選し、ポイントを絞って解説しているから、挫折することなく読み進められます。(初学者が躓く疑問点を潰す構成であることを示す、読者選定の判断材料)
編集メモ
Qiita記事での言及は確認できず(検索0件)、Rakutenランキング情報も入力なし。外部シグナルが乏しいためsupplementaryとする。ただし技術評論社の新・標準プログラマーズライブラリシリーズとして448ページの網羅的な入門書であり、内容の充実度は書誌情報から裏付けられる
読む前に押さえておきたいこと
- プログラミング経験は不要。数式や高度なアルゴリズムへの馴染みも前提としていない
- PCの基本操作(ファイルの作成・保存・フォルダ操作)ができること
- Anacondaまたはpython公式インストーラーをインストールできる環境があること
学習のコツ
- 第0〜2章はPythonの動作環境確認が主目的のため、環境構築に慣れている読者は第3章から読み始めてよい
- 第6章のリスト内包表記は初見では難しく感じる場合がある。理解できなくても先に進み、第7〜8章を読んだ後で戻ると腑に落ちやすい
- 第12章の外部モジュール(NumPy/Pandas)は各ライブラリの入門として薄めに設計されている。データ分析への興味が強い場合は、本章を読んだ後に専門書へ移行するのが自然な流れ
- 各章末にある小さなサンプルは実際に打ち込んで実行することを前提に設計されている。コピー&ペーストだけでは定着しにくいため、手で写経することを推奨する
出版社による内容紹介
自分で試すから納得できる。ゼロからPythonプログラミングの基礎が身につく入門書。 本書では、小さく簡単なサンプルプログラムをたくさん紹介しながらPythonを解説していきます。仕組みや動作を一歩ずつ確かめながら学習できるので、Pythonの基礎をしっかりと理解していくことができます。初心者に寄り沿った優しい語り口で、つまづきがちな「なぜ」「どうして」を丁寧にカバー。身につけてほしいPythonの機能を厳選し、ポイントを絞って解説しているから、挫折することなく読み進められます。 第0章 イントロダクション 0-1 コンピュータにできること 0-2 プログラムとは 0-3 プログラミングとは 0-4 Pythonのプログラムが動く仕組み 0-5 プログラミングに必要な道具 第1章 プログラミング言語Python 1-1 Pythonの特徴 1-2 PythonとAnaconda 1-3 対話型インタプリタを使ってみよう 第2章 Jupyter Notebookを使おう 2-1 Jupyter Notebookの使い方 2-2 初めてのプログラム 2-3 Pythonの文法 第3章 Pythonの基礎 3-1 変数 3-2 データ型 3-3 数値型を使う 3-4 文字列型を使う 3-5 型変換 第4章 制御構造 4-1 制御構造とは 4-2 流れを変えるきっかけ 4-3 条件判断構造 4-4 条件判断の組み合わせ 4-5 繰り返し構造 4-6 繰り返しを制御する 4-7 条件式を判断して繰り返す 第5章 文字列 5-1 文字列の扱い方 5-2 文字列を使ったプログラム 5-3 文字列の操作 5-4 文字列の書式指定 第6章 リスト 6-1 リストとは 6-2 リストの定義 6-3 リストの扱い方 6-4 二次元のリスト 6-5 リストの操作 6-6 リスト内包表記 第7章 データ構造 7-1 タプル 7-2 辞書 7-3 集合 第8章 ユーザー定義関数 8-1 プログラムの関数とは 8-2 ユーザー定義関数 8-3 引数の渡し方 8-4 変数の有効範囲 8-5 無名関数 第9章 クラス 9-1 クラスとオブジェクト 9-2 クラスを作る手順 9-3 クラスの基本 9-4 クラス変数 9-5 クラスの継承 第10章 例外処理 10-1 エラーの種類 10-2 例外処理を組み込む 10-3 関数と例外処理 第11章 標準モジュール 11-1 モジュールとは 11-2 モジュールの使い方 11-3 日時を扱うモジュール 11-4 CSVファイルを扱うモジュール 11-5 フォルダとファイル名を扱うモジュール 11-6 数学・統計関連のモジュール 第12章 外部モジュール 12-1 Matplotlib.Pyplotモジュール 12-2 NumPyモジュール 12-3 Pandasモジュール 12-4 Pillowライブラリ 第13章 モジュールを作る 13-1 改めて、モジュールとは 13-2 Notebookからモジュールを作る 13-3 モジュールを確認する 13-4 モジュールを利用する 13-5 モジュールを作るときに気を付けたいこと 13-6 スクリプトを作る 13-7 コマンドラインでスクリプトを実行する
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。