ISBN 9784297129187

今すぐ使える! Google Workspace & Chromebook 情報セキュリティ管理術〜学校・オフィスを守るクラウド時代の新常識

今すぐ使える! Google Workspace & Chromebook 情報セキュリティ管理術〜学校・オフィスを守るクラウド時代の新常識
出版社
技術評論社
刊行
2022-07

概要

Google Workspace と Chromebook の管理コンソールで機密性と利便性を両立させる

想定読者

Google Workspace または Chromebook を導入済みの学校・企業で、管理コンソール設定を初めて担当する情報管理者。IT 専任ではないが情報セキュリティの責任を負うことになった担当者も含む。

こんな人には向いていない

  • すでに Google 管理コンソールを本番運用しており、ゼロトラストやコンテキストアウェアアクセスの詳細設計まで行っている上級管理者には基礎事項の比重が大きい
  • Google Workspace の利用者(エンドユーザー)として使い方を学びたい人向けではなく、管理側の視点を持たない読者には内容が噛み合わない
  • AWS・Azure・GCP のセキュリティアーキテクチャを扱う書籍を期待する読者には範囲が限定的

読了後にできるようになること

  • 情報セキュリティの CIA 原則(機密性・完全性・可用性)とゼロトラスト戦略の基本概念を説明できる
  • Google 管理コンソールでユーザー・デバイス・サービスを初期設定から構成できる
  • 2段階認証の組織展開と Gmail セキュリティ強化(SPF/DKIM/DMARC 相当の設定)を実施できる
  • 教育機関向けの年齢制限ポリシーと企業向けセキュリティポリシーを目的に応じて使い分けられる
  • Google Vault を活用して電子情報の保持・監査を管理できる
  • Chromebook のハードウェアセキュリティ機構(Verified Boot 等)と、組織ポリシーによるデバイス制御の仕組みを理解できる

本書のキー概念(章解説)

  • 序章:情報セキュリティの基本概念とゼロトラスト戦略 — CIA 原則とゼロトラストの位置づけを押さえることで、以降の設定手順の意図が理解しやすくなる
  • 第 1 章 第1章:Google のセキュリティ基盤とChromeOS・Chromebook の保護機構 — クラウドネイティブ設計の前提知識。Chromebook を採用する理由の技術的根拠が整理される章
  • 第 2 章 第2章:Google 管理コンソールの初期設定とユーザー・デバイス管理 — 導入直後に参照すべき設定手順が集中している。最初に読む実務直結度が高い章
  • 第 3 章 第3章:企業向けセキュリティ対策—2段階認証・Gmail セキュリティ強化 — 企業の情報管理者が優先度を高くすべき設定項目を網羅
  • 第 4 章 第4章:教育機関向けセキュリティポリシーと高度なセキュリティツール — GIGAスクール環境特有の年齢制限設定を解説。学校管理者は企業章より先に読む選択肢もある
  • 第 5 章 第5章:管理者・ユーザー個人レベルの詳細設定とGoogle Vault の活用 — Vault による保持ポリシーと監査機能は法的対応・内部統制の観点から重要

ハイライト

  • クラウドを活用し、生産性を向上させることが求められています。しかし、目には見えない『情報資産』をどう扱い、どう守ればいいのか、戸惑う声が大きく、機密性を重視しすぎて利便性が犠牲となっているケースも多く見られます。(本書が解決しようとする現場課題の核心。機密性と利便性のトレードオフという問いが、構成全体の軸になっている)
  • Google Workspace と Chromebook なら、複数のセキュリティを施してサイバー攻撃の脅威から情報を守るだけでなく、ヒューマンエラーを効率よく防ぐことができます。(技術的施策とヒューマンエラー対策の両立という、管理者が判断に迷いやすい点を端的に示している)

編集メモ

Qiita 言及記事 0件(本書 ISBN への直接言及なし)、Rakuten ランキング情報なし。GIGAスクール導入期(2022年出版)の実務ニーズに対応した書籍だが、外部シグナルの蓄積は現時点で確認できない

読む前に押さえておきたいこと

  • Google アカウントと Google Workspace の基本的な利用経験(メール・カレンダー・ドライブの日常利用レベル)
  • 組織のネットワーク・IT 管理に関する基本的な用語(DNS、メール認証、ユーザーアカウント管理)の概念的理解
  • 情報セキュリティポリシーや個人情報保護に関する組織内の担当範囲の把握

学習のコツ

  • 管理コンソールを実際に開きながら第2章を読むと、画面と手順が対応して理解が定着しやすい。無料のGoogle Workspace 試用版でも設定確認は可能
  • 学校の管理者は第4章(教育機関向け)から読み始め、設定完了後に第3章(企業向け)で応用範囲を確認する順序が実務に沿いやすい
  • 第5章の Google Vault は平時の設定より有事の活用シナリオ(情報漏洩調査・保全)を想定して読むと、保持ポリシーの設計判断が具体的になる
  • 姉妹本『今すぐ使える! Google for Education』と並行して参照すると、授業活用(教員視点)と管理運用(管理者視点)を補完的に整理できる
出版社による内容紹介

2021年度は「GIGA スクール元年」と称され、すでに全国の小中学校では高速 Wi-Fi と1人1台端末による新しい学びがスタートしました。近い将来には、クラウドツールを文房具のように使いこなす卒業生たちが、毎年約100万人、社会へ巣立つことになります。 Google が開発する ChromeOS を搭載したクラウド端末 Chromebook を採用した学校は4割を超え、Microsoft Word や Excel と同様の機能を持つ Google のオフィスツール Google Workspace を使い始めた学校は6割を超えました。 今や教育現場だけでなく、ビジネスの現場においても、クラウドを活用し、生産性を向上させることが求められています。しかし、目には見えない「情報資産」をどう扱い、どう守ればいいのか、戸惑う声が大きく、情報漏洩などのセキュリティ事故を恐れるあまり、機密性を重視しすぎて利便性が犠牲となっているケースも多く見られます。 そこで、本書はすでに Google Workspace や Chromebook を導入された教育機関を念頭に置きつつ、機密性と利便性を両立させることができるクラウドツールを検討されている企業や各種組織の情報管理者の方々に向け、 Google の提供するセキュリティ対策と利用者であるユーザーが実施するセキュリティ対策について、丁寧な解説を試みました。 クラウド利用を前提に設計された Google Workspace と Chromebook なら、複数のセキュリティを施してサイバー攻撃の脅威から情報を守るだけでなく、ヒューマンエラーを効率よく防ぐことができます。 本書は情報セキュリティのいろはを解説するところからはじまり、推奨される設定を具体的な手順とともに解説しており、Google Workspace と Chromebook の管理が初めてという方の不安を払拭してくれます。まずは、本書に書かれている通りの設定からスタートしてみましょう。組織の実態に合わせ、運用しながら設定をカスタマイズしていくことにより、生産性や利便性をさらに上げることができます。 教育現場の方々は、姉妹本である『今すぐ使える! Google for Education〜授業・校務で使える活用のコツと実践ガイド』とあわせて読むのもおすすめです。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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