ISBN 9784297134433

データ分析力を高める ビジネスパーソンのためのSQL入門

データ分析力を高める ビジネスパーソンのためのSQL入門
著者
高橋 光
出版社
技術評論社
刊行
2023-03

概要

ビジネスパーソンが自力でデータ抽出・検証できるSQL最小知識を習得する

想定読者

SQLをほぼ触ったことがないビジネス職種の社会人。エンジニアへの都度依頼をやめて自分でデータを引きたいと思っているアナリスト・企画職・マーケター

こんな人には向いていない

  • すでにSELECT・JOIN・サブクエリを実務で書いている人には内容が基礎的すぎる
  • PostgreSQL・MySQLのパフォーマンスチューニングや本番運用を学びたいエンジニアには対象外
  • ストアドプロシージャ・トリガーなど高度なDB機能を扱う必要がある職種には範囲が不足

読了後にできるようになること

  • SELECT・WHERE・ORDER BY・LIMITを組み合わせて必要な行を絞り込む基本構文を書ける
  • GROUP BY・集約関数(COUNT/SUM/AVG)でデータを集計・要約できる
  • INNER JOIN・LEFT JOINで複数テーブルを横結合し、欲しいカラムをまとめて取得できる
  • CASE式で条件分岐による分類カラムを作成できる
  • サブクエリとWITH句を使って複数ステップのデータ加工をSQL一本で完結させられる
  • SQLite + DB Browser for SQLiteをローカルに構築し、ハンズオンで動作確認しながら学習できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 ビッグデータ時代を生き抜くためのビジネススキル『SQL』 — SQLをなぜビジネスパーソンが学ぶべきかの背景整理。既にモチベーションが明確な人は読み飛ばし可
  • 第 2 章 SQL実行のための準備 — SQLite + DB Browser for SQLiteの環境構築手順。本書最初の実作業。ここを乗り越えると以降の章がスムーズに進む
  • 第 3 章 大量のデータから必要なデータを取得する〜 SELECT / LIMIT / ORDER BY 〜 — 最頻出の基本操作。実務でも8割の問い合わせはここで完結する
  • 第 4 章 複数のデータを集約して1つにまとめる〜 集約関数 / GROUP BY / DISTINCT 〜 — レポート・集計作業で最も使う操作。売上合計・件数カウントなど実務例を想像しながら読むと定着が早い
  • 第 5 章 さまざまな条件でデータを取得する〜 WHERE / HAVING 〜 — WHERE(行レベル)とHAVING(集計後フィルタ)の使い分けは混乱しやすい。図解で確認する価値がある
  • 第 6 章 複数のテーブルを『横』に結合する〜 JOIN 〜 — 実務データは複数テーブルに分散しているため、本書で最も重要度が高い章の一つ
  • 第 7 章 複数のテーブルを『縦』に結合する〜 UNION 〜 — JOINと混同されやすいが用途が異なる。短い章なのでJOINと連続して読むとコントラストが明確になる
  • 第 8 章 条件に合わせて分類をする〜 CASE 〜 — セグメント分類・ラベル付けなどビジネス分析で頻出。ExcelのIF関数と対比させると理解が早い
  • 第 9 章 複数のクエリを組み合わせる〜 サブクエリ / WITH 〜 — 本書の最終章。複雑な集計を段階的に分解する書き方が身につく。実務でのSQL可読性に直結

ハイライト

  • ビジネスパーソンがデータ分析力を身につけ、自らデータの収集、検証を行うことで、素早い意思決定が可能になります。こういった背景から、データ分析力で汎用的に使えるSQLを学ぶ必要性も高まっています。(本書がエンジニア向けではなくビジネス職種向けに特化している理由が端的に示されている箇所)
  • あえて難しい内容まで踏み込まないことで、SQL初心者でも挫折することなく、最後まで読み進めることができる本を目指します。(スコープを意図的に絞った設計方針を著者自身が明示しており、期待値の調整に有効)

編集メモ

Qiita言及記事0件・累計likes 0。楽天ランキングデータも確認できず。2023年3月刊のビジネス向けSQL入門書として参照実績はこれから蓄積される段階。SQLトピックの補完的選択肢として位置づける

読む前に押さえておきたいこと

  • Excelで表を扱い、フィルタや集計関数(SUM/COUNT)を使った経験がある
  • 自分のPCにソフトウェアをインストールして動作確認できる基本的なPC操作スキル

学習のコツ

  • 第2章の環境構築(SQLite + DB Browser for SQLite)は最初の関門だが、ここを実際に手を動かして終わらせることが本書最大の投資。以降の章はすべてハンズオン前提で書かれている
  • 第3〜5章はSQLの基本文法の骨格。ここを繰り返し手で打って体に覚えさせると、後半の結合・サブクエリの習得が格段に楽になる
  • ExcelのVLOOKUPを知っているなら第6章(JOIN)の概念を先にマップさせると理解が速い。左テーブルに右テーブルの列を補完する操作として読む
  • 最終章(WITH句・サブクエリ)は初読で完全理解しなくてよい。実務で複雑な集計が必要になったときに戻る辞書的な使い方が現実的
出版社による内容紹介

変化の激しい今の時代、これまでの経験則だけでビジネスにおける重要な決定を下すことは難しくなってきました。そんなときに使われるのがデータ分析です。仮説を立て、データを活用して検証することで、カンや経験だけではない根拠にもとづいて意思決定をすることができます。 スマートフォン、IoTなどの普及により、企業はあらゆるデータを取得することができるようになりました。そんな中で、データの取得はエンジニアだけの仕事ではなくなってきています。ほしいデータをそのつどエンジニアに依頼していると時間がかかります。ビジネスパーソンがデータ分析力を身につけ、自らデータの収集、検証を行うことで、素早い意思決定が可能になります。こういった背景から、データ分析力で汎用的に使えるSQLを学ぶ必要性も高まっています。 本書では、データ分析のためのSQLという観点から、実務として活用できる必要最低限の知識をまとめます。到達目標は以下のとおりです。 ・ビジネスパーソンとしてデータ分析に必要なSQLの構文について理解できる ・他の人が書いたSQL、もしくは自分が過去に書いたSQLを参考にして、ほしいデータを抽出することができる あえて難しい内容まで踏み込まないことで、SQL初心者でも挫折することなく、最後まで読み進めることができる本を目指します。 以下は、本書で扱う内容です。 ・エンジニアとしてではなくビジネスパーソンとしてデータ分析に必要なSQLの知識 ・SQLの読み解きができる能力を身につける 本書はただ読み進めるだけでなく、自分のPCにSQLを実行できる環境を構築し、ハンズオンで学びます。DBは、比較的導入が簡単なSQLite(DB Browser for SQLite)を使用します。自身のPCで実際にSQLを実行し、どんな結果が返ってくるのか確認しながら進めることで、ただの知識としてではなく、実務として使えるようなスキルが身につきます。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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