ISBN 9784297136437
ゼロからわかるネットワーク超入門ー基礎知識からTCP/IPまで 改訂第3版
概要
TCP/IPとネットワーク基礎知識を手を動かしながら体系化する
想定読者
ネットワークの仕組みを基礎から理解したい入門者。IT職種への転換期やSE1〜2年目で、pingやIPアドレスという言葉は知っているが内部動作に自信がない人。
こんな人には向いていない
- CCNAやLPIC Level 2以上の試験対策を想定している人には演習の深度が不足する
- ルータ・スイッチの実機設定やCisco IOSコマンドを習得したい人には対象外
- TCP/IPの原理は既に理解しており、実装やパフォーマンスチューニング知識を求める上級者には内容が浅い
読了後にできるようになること
- pingコマンドとICMPの仕組みを理解し、疎通確認の結果を正確に読み取れる
- IPアドレスとサブネットマスクの構造、DHCPによる自動割り当ての流れを説明できる
- ルーティングの基本概念と経路設定の方法を実習を通じて習得できる
- パケットとカプセル化の概念、MTUと TTLの役割を理解できる
- TCPとUDPの違いをユースケースから選択できる判断軸を得る
- TCP/IPモデルとOSI参照モデルの各レイヤの役割を対応させて説明できる
本書のキー概念(章解説)
- 本書を読む前に — TCP/IPの定義と本書の学習範囲を確認する導入。初日に全部読み切れる分量
- 第 1 章 体験!インターネット — pingコマンドで実際の通信を体験する。概念より先に手を動かす構成が本書の特徴
- 第 2 章 IPアドレスって何だろう — IPv4/IPv6 双方を扱い、現場で最初に問われる知識を網羅する
- 第 3 章 ルーティングはTCP/IP通信の要 — 経路設定を体験形式で学ぶ。ルーティングテーブルの読み方はここで身に付く
- 第 4 章 パケットでデータを分割 — カプセル化の概念が定着する章。後続の章の理解の土台になる
- 第 5 章 大切な2つの技術──TCPとUDP — TCPの信頼性保証とUDPの速度優先の使い分けを判断できるようになる核心章
- 第 6 章 データを送る経路を調べる — ICMPとtracerouteでネットワークの見えない部分を可視化する実習
- 第 7 章 プロトコルという約束事 — DNS・HTTP・telnet等の応用層プロトコルを体験。URLの構造も整理される
- 第 8 章 役割を分割するレイヤー — TCP/IPモデルとOSI参照モデルを対応させて整理。試験対策にも活用できる
- 第 9 章 ネットワークインターフェイス層の役割 — スイッチとMACアドレスを扱うレイヤ1/2の章。物理的な通信の基礎
- 第 10 章 総復習 — データの流れを端から端まで追いながら全体を通して確認できる。読後の定着に活用したい
ハイライト
- 実際に動作させながらネットワークの概要が学べます(コマンドを実行しながら体験する構成が本書の最大の特徴であることを示す記述)
- 普段パソコンやネットワークを利用していて、これはどういう仕組みなんだろうと疑問に感じるところから順に、多くの図を取り混ぜながらこれらのしくみを紐解いていきます(疑問起点の構成が入門者の学習動線に合致していることを示す記述)
編集メモ
入力に Qiita 記事データなし(article_count=0 / total_likes=0)、Rakuten ランキング情報なし。書誌シグナルのみで判定し、supplementary とする
読む前に押さえておきたいこと
- PCの基本操作とコマンドプロンプト(またはターミナル)を開く方法
- インターネットやWi-Fiを日常的に使っている程度の利用経験
学習のコツ
- CHAPTER 1の体験パート(pingコマンド)を読んだ直後に、手元のPCで同じコマンドを実行する。概念が先行すると定着が遅くなる構成のため、実習を後回しにしない
- CHAPTER 8のレイヤーモデルは他の章の理解と強く連動する。CHAPTER 5(TCP/UDP)とCHAPTER 9(ネットワークインターフェイス層)を読んだ後に再読すると理解が深まる
- CHAPTER 10の総復習は初読時から活用する。各章を読み終えたら10-1を再確認し、自分が学んだ内容をデータの流れの中に位置づける習慣をつける
- 章末の練習問題は試験対策よりも理解確認として使う。解けない問題があった場合は前章に戻るサインとして機能する
出版社による内容紹介
インターネットを支える基盤技術の1つである「TCP/IP」や「ネットワークの基礎知識」についてわかりやすく解説した入門書です。普段パソコンやネットワークを利用していて、「これはどういう仕組みなんだろう」と疑問に感じるところから順に、多くの図を取り混ぜながらこれらのしくみを紐解いていきます。実際に動作させながらネットワークの概要が学べます。 CHAPTER 0 本書を読む前に 0-1 ネットワークの世界へようこそ 0-2 TCP/IPとは何だろう 0-3 本書で学ぶこと 0-4 本書を読み進めるための準備 CHAPTER 1 体験! インターネット 1-1 本章で学ぶこと 1-2 インターネット通信、最初の一歩 1-3 pingコマンドの詳しい使い方 1-4 pingコマンドの失敗 1-5 実際に試してみよう 要点整理 練習問題 CHAPTER 2 IPアドレスって何だろう 2-1 本章で学ぶこと 2-2 コンピューターのIPアドレスを知ろう 2-3 IPアドレスの割り当てと自動取得 2-4 IPアドレスの仕組みを知ろう 2-5 IPにはバージョンがある 要点整理 練習問題 CHAPTER 3 ルーティングはTCP/IP通信の要 3-1 本章で学ぶこと 3-2 ルーティングの基礎知識 3-3 ルーティングを体験しよう 3-4 経路を設定・管理する方法を学ぼう 要点整理 練習問題 CHAPTER 4 パケットでデータを分割 4-1 本章で学ぶこと 4-2 パケットの役割を学ぼう 4-3 パケットとカプセル化 4-4 パケットの大きさと生存期間 要点整理 練習問題 CHAPTER 5 大切な2つの技術 ──TCPとUDP 5-1 本章で学ぶこと 5-2 データ保証型のTCP 5-3 UDPは一方通行 5-4 TCPとUDPの使い分け 5-5 ポート・ポート番号 要点整理 練習問題 CHAPTER 6 データを送る経路を調べる 6-1 本章で学ぶこと 6-2 ICMPとping 6-3 ICMPで経路を調査 要点整理 練習問題 CHAPTER 7 プロトコルという約束事 7-1 本章で学ぶこと 7-2 サーバーとクライアント 7-3 telnet 7-4 DNS 7-5 HTTP 7-6 URLに見るプロトコル 7-7 実験してみよう 7-8 インターネットは普遍に存在する 要点整理 練習問題 CHAPTER 8 役割を分割するレイヤー 8-1 本章で学ぶこと 8-2 レイヤーとは 8-3 TCP/IPモデル 8-4 OSI基本参照モデル 8-5 各レイヤーの役割を知る 要点整理 練習問題 CHAPTER 9 ネットワークインターフェイス層の役割 9-1 本章で学ぶこと 9-2 データリンク層 9-3 物理層 9-4 スイッチ 要点整理 練習問題 CHAPTER 10 総復習 10-1 データの流れを追ってみよう 10-2 最後に
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。