ISBN 9784297137397
かんたん TypeScript
概要
TypeScript の基本構文から React 実装まで図解で体系的に学ぶ
想定読者
プログラミング未経験または JavaScript の基礎はあるが TypeScript の型システムを体系的に整理したい学習者
こんな人には向いていない
- TypeScript の型システムを実務で既に活用しているエンジニア。基本構文・クラス・例外処理が説明の中心であり、実践的な型設計パターンや高度な型演算は扱わない
- React の応用(カスタム Hooks・状態管理ライブラリ・パフォーマンス最適化)を主目的とする読者。13章はカウンターと天気アプリの2題材に限られる入門レベルにとどまる
- すでにオブジェクト指向言語(Java・C# 等)の経験があり、TypeScript 固有の型システムのみ素早くキャッチアップしたい中上級者
この本で身につくこと
- TypeScript の基本データ型・型推論・列挙型・タプル型を使い分け、型安全なコードを書ける
- クラス・継承・アクセス修飾子・抽象クラス・インターフェースを用いたオブジェクト指向設計ができる
- ジェネリクスを使って型安全な汎用関数・クラスを実装できる
- 例外処理とモジュール分割を適切に組み合わせ、保守しやすいコード構成を作れる
- React と TypeScript を組み合わせてカウンターアプリ・天気 API 連携アプリを一から構築できる
ハイライト(外部からの言及)
「広く・正しく・新しく」をコンセプトにTypeScriptでプログラミングをはじめるにあたって基本的なことはすべて学習できる内容となっています — 出典
本書のカバー範囲と設計方針が端的に示されており、入門書としての立ち位置と対象読者の絞り込みに直結する
イラストによる図解方式で概念をやさしく解説しているので、プログラミングが初めての人でも安心して学習を進めることができます — 出典
視覚的解説を主軸に置いた構成であることを示す記述。抽象度の高い型システムを図で理解したい層への訴求点
章立て
第1章 TypeScriptをはじめよう
開発環境構築と基本ルールを扱う。環境設定でつまずく読者が多いため、公式ドキュメントと並行して確認するとよい
第2章 変数とデータ型
型推論・列挙型・タプル型など TypeScript 固有の型機能の入口。ここの理解が全章を通じた基盤になる
第3章 配列
第4章 演算子
第5章 条件分岐処理
第6章 繰り返し処理
第7章 関数
ジェネリクスとスコープを含む。ジェネリクスは初読で抽象的に感じやすいため、9〜10章を学んだ後に戻ると定着しやすい
第8章 クラスの基本
コンストラクタ・アクセス修飾子など OOP の核心。JavaScript 経験者は TypeScript 的な拡張に注目
第9章 クラスの応用
継承・オーバーライド・オーバーロードと protected 修飾子を扱う。8章とセットで読むと吸収が早い
第10章 抽象クラスとインターフェース
TypeScript の型設計哲学が凝縮。ここを理解できれば型安全な設計の土台が整う
第11章 例外処理
第12章 モジュール
デフォルトエクスポートと名前付きエクスポートの使い分けは実務直結。13章の React 開発の前提にもなる
第13章 ReactによるWebアプリ開発
カウンターと天気 API 連携の2アプリを題材に TypeScript + React の連携を体験。React 応用は本書スコープ外
学習のヒント
- 各章末の復習問題は理解確認を前提に設計されているため、スキップすると7章以降のジェネリクス・クラス応用で知識の抜けが顕在化しやすい。問題を解いてから次章に進む習慣が最短経路
- 7章のジェネリクスは初読で抽象的に感じても先へ進み、9〜10章でクラス応用と抽象クラス・インターフェースを学んだ後に戻ると理解が急速に深まる
- 13章の React 開発に入る前に、HTML の基本構造と JavaScript のモジュール概念(import/export)を押さえておくと天気アプリの API 呼び出し箇所でつまずきにくい
- React 経験者は13章から逆引きして TypeScript の型付け感覚を掴み、必要に応じて2章・7章・10章を参照するという使い方も有効
前提知識
- HTML と CSS の基礎概念(13章の React アプリ開発で DOM 構造の理解が前提になる)
- テキストエディタとターミナルの基本操作(1章の開発環境構築で必要)
- JavaScript の変数・関数・条件分岐の基礎(本書内に説明はあるが既知だとスムーズに進める)
次に読む本
プロを目指す人のためのTypeScript入門
本書で基礎を固めた後、Conditional Types・Mapped Types・型ガードなど実務レベルの型設計に踏み込む定番書。入門から中級への橋渡しとして相性がよい
React 公式ドキュメント(react.dev)
13章で触れた React の基礎を Hooks 中心の現代的スタイルで体系化するための公式リファレンス。useEffect・useContext まで無料で網羅できる
TypeScript Deep Dive(オンライン日本語版)
型推論の仕組み・型ガード・デコレータなど本書スコープ外の上位概念を無料で体系的に学べる。辞書的な使い方にも向いている
出版社による内容紹介
本書は、「広く・正しく・新しく」をコンセプトにTypeScriptでプログラミングをはじめるにあたって基本的なことはすべて学習できる内容となっています。また、イラストによる図解方式で概念をやさしく解説しているので、プログラミングが初めての人でも安心して学習を進めることができます。なお、章の最後には練習問題を収録しているので、内容がきちんと理解できたかを確認することができるので、プログラミングの教科書としても利用できます。 ■1章 TypeScriptをはじめよう 1-01 TypeScriptとは 1-02 開発環境の構築 1-03 TypeScriptのプログラム作成 1-04 TypeScriptの基本ルール 章末復習問題 ■2章 変数とデータ型 2-01 変数とは 2-02 変数の宣言と値の代入 2-03 データ型 2-04 型推論 2-05 列挙型 2-06 タプル型 章末復習問題 ■3章 配列 3-01 配列とは 3-02 配列の操作 3-03 多次元配列 3-04 ジャグ配列 3-05 連想配列 章末復習問題 ■4章 演算子 4-01 演算子とは 4-02 算術演算子 4-03 代入演算子 4-04 ビットシフト演算子 4-05 比較演算子 4-06 論理演算子 4-07 文字列結合演算子 章末復習問題 ■5章 条件分岐処理 5-01 条件分岐処理とは 5-02 if文 5-03 if文と論理演算子 5-04 三項演算子 5-05 switch 文 章末復習問題 ■6章 繰り返し処理 6-01 繰り返し処理とは 6-02 while文 6-03 do-while文 6-04 for文 6-05 for-of文 6-06 繰り返し処理の終了と継続 6-07 多重ループ 章末復習問題 ■7章 関数 7-01 関数の作成 7-02 引数のある関数の作成 7-03 戻り値のある関数の作成 7-04 関数式とアロー関数 7-05 ジェネリクス 7-06 スコープ 章末復習問題 ■8章 クラスの基本 8-01 クラス 8-02 プロパティ 8-03 メソッド 8-04 コンストラクタ 8-05 アクセス修飾子 章末復習問題 ■9章 クラスの応用 9-01 継承 9-02 オーバーライドとオーバーロード 9-03 アクセス修飾子(protected) 9-04 ジェネリックメソッド 章末復習問題 ■10章 抽象クラスとインターフェース 10-01 抽象クラス 10-02 インターフェースとは 10-03 インターフェースの継承 章末復習問題 ■11章 例外処理 11-01 例外処理とは 11-02 try catch finally 11-03 Errorオブジェクト 11-04 カスタム例外クラス 章末復習問題 ■12章 モジュール 12-01 モジュールとは 12-02 デフォルトエクスポート/インポート 12-03 モジュールの分割と階層化 章末復習問題 ■13章 ReactによるWebアプリ開発 13-01 Webページの作成 13-02 Reactとは 13-03 開発用プロジェクトの作成 13-04 Reactの基本ファイル 13-05 カウンターアプリの作成 13-06 お天気アプリの作成 章末復習問題 ■章末復習問題解答&チートシート
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。