ISBN 9784297139933

Flutter実践開発 ── iPhone/Android両対応アプリ開発のテクニック

Flutter実践開発 ── iPhone/Android両対応アプリ開発のテクニック
著者
渡部 陽太
出版社
技術評論社
刊行
2024-03

概要

Flutter の基礎を一通り理解した開発者が、保守性とパフォーマンスを両立する実装へ踏み出すための実践書

この本で身につくこと

  • Dart の型・非同期・パターンマッチングなど言語仕様を実装コード単位で使いこなせる
  • Widget ツリーの構造と BuildContext / Key / const 修飾子を踏まえた、再ビルドを抑える UI 設計ができる
  • Riverpod を使った状態管理を、画面単位ではなくアプリ全体のデータフローの観点で構成できる
  • go_router による宣言的ルーティング、多言語化(arb)、環境変数とアセット管理を含めた実プロジェクト構成を組み立てられる
  • iOS / Android ネイティブ側の設定(署名・配布・パーミッション)や、ネイティブコードとの連携が必要になる場面を自力で切り分けられる

想定読者

何らかの静的型付け言語や UI フレームワーク(iOS / Android / Web)の実装経験があり、Flutter の入門書や公式チュートリアルを一通り追い終わった中級手前の開発者

外部の評価

  • qiita: Flutter のキャッチアップをまとめた学習ログ記事(いいね 9)で、参考書籍として本書が挙げられ「基本的なところが概ねカバーされており良書」と評されている。ランキング上位に常駐するタイプではないが、現場の Flutter エンジニアが他者に薦める参考書の一冊として機能している様子が見られる。 (代表記事)

学習のヒント

  • 「ゼロから学ぶ Flutter」など入門書で Widget とホットリロードまで触れた後に読み始めるとスムーズ。本書は環境構築から始まるものの、Dart の言語仕様章(第 2 章)以降は一定の実装経験を前提に進むため、純粋な未経験者には難所が増える
  • 状態管理の章(第 7 章)は Riverpod を中心に据えた構成。過去に Provider / setState ベースで書いた小さなアプリを、本書を読みながら Riverpod に書き換えるとコードの変化が体感でき、差分がそのまま学習量になる
  • パフォーマンス最適化の章(第 9 章)は「動くコードを速く」ではなく「再ビルドを減らす設計」が主題。Flutter DevTools の Timeline / Widget Inspector を手元で触りながら読むと、const 修飾子や Key の話が腑に落ちやすい
  • iOS / Android ネイティブ章(第 11 章)はプラットフォーム知識が薄い読者には情報密度が高い。配布やパーミッション周りは、まず一度自分のアプリで TestFlight / 内部テスト配布まで通した後に読み返すと理解が段違いになる

読む前の前提

  • Dart または何らかの静的型付け言語(TypeScript / Swift / Kotlin / Java 等)で、クラス・ジェネリクス・非同期処理を書いた経験
  • Flutter の公式ドキュメントまたは入門書レベルで、StatelessWidget / StatefulWidget と setState、Navigator の基本操作を触ったことがある
  • Xcode / Android Studio いずれかでシミュレータ・実機にビルドを流せる環境(Apple Developer 登録までは不要)

次のステップ

  • Effective Dart / Flutter 公式ドキュメント: 本書で触れる設計判断の背景にあるガイドラインを一次情報として押さえる。Riverpod / go_router など個別ライブラリは公式サイトと併読が最も早い
  • Flutter 公式 Cookbook / codelabs: 本書がカバーしきれない個別ユースケース(permission、ローカル DB、アニメーション)は公式サンプルが豊富。ハンズオン章を終えた後の練習台として相性が良い
  • ネイティブ側(iOS Human Interface Guidelines / Android デザインガイド): 本書第 11 章で扱うネイティブ連携をより深く踏み込む場合、プラットフォーム側の UX / パーミッションモデルの一次資料を参照すると判断精度が上がる

関連記事・言及記事

  • Flutter キャッチアップ (9 いいね)
    • Flutter の公式実装例・ライブラリ・状態管理・テスト・CI/CD を横断する学習ログ。参考書籍セクションで本書を「基本的なところが概ねカバーされており良書」と紹介

編集: book-enricher agent / sources: 技術評論社公式ページ(gihyo.jp/book/2024/978-4-297-13993-3) / Qiita 記事 1 本

出版社による内容紹介

本書のコンセプトは「プロフェッショナルなFlutterエンジニアになるための近道」です。 マルチプラットフォーム開発で注目の「Flutter」を習得するにあたって、環境構築にはじまり、開発言語であるDartの必須知識、フレームワークの基礎から実践的なテクニックまでを開発現場での経験に基づいて解説します。 本書ではフレームワークの中心となるウィジェットを使った小さなプログラムを実装しながら基礎を学びます。重要なクラスであるため後半では内部のしくみにも踏み込んで解説し、パフォーマンスや保守性を意識した実装のコツについても紹介します。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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