ISBN 9784297143930

大規模言語モデル入門2〜生成型LLMの実装と評価

大規模言語モデル入門2〜生成型LLMの実装と評価
出版社
技術評論社
刊行
2024-09

概要

生成型LLMの評価・チューニング・RAG・分散学習を実装レベルで習得する

想定読者

前作『大規模言語モデル入門』を読み終え、指示チューニング・RLHF・RAGを自力で実装したいエンジニア・研究者

こんな人には向いていない

  • LLMに初めて触れる読者。前作(ISBN: 9784297135966)の内容を前提とした続編であり、基礎から学ぶには前作が必要
  • APIを呼び出してLLMを利用するだけで十分な実務者。本書はモデルの学習・評価・チューニングの実装に踏み込む内容
  • Google Colaboratoryの無料枠のみで実験したい学習者。本書の多くの実装例は有料の計算リソースを前提としている

読了後にできるようになること

  • 自動評価・人手評価の双方から、LLMの性能をベンチマークと評価指標で定量化できる
  • 指示チューニング(Instruction Tuning)の実装フローを環境構築からモデル保存まで一貫して実施できる
  • RLHF・DPO を用いた選好チューニングを実装し、その評価手法を理解できる
  • LangChainを活用したRAGシステムを構築し、多次元で性能評価できる
  • データ並列・DeepSpeed ZeROによる分散並列学習を大規模データに適用できる
  • LoRAをはじめとするPEFT手法による効率的なファインチューニングを選択・適用できる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 10 章 性能評価 — 後続する実装章の判断軸となるため、まずここで評価の全体像を把握しておく
  • 第 11 章 指示チューニング — 環境構築から実装・評価まで一連の流れを追える実務直結度の高い章
  • 第 12 章 選好チューニング(RLHF・DPO) — 人間のフィードバックを学習に組み込む手法を比較して理解できる
  • 第 13 章 RAG — LangChainを用いた構築から多次元評価まで扱う。API活用者が実装に踏み込む入口としても有用
  • 第 14 章 分散並列学習 — Llama2を用いた実践例付き。計算資源が限られた環境での学習ノウハウとして独立して参照できる

ハイライト

  • 大規模なデータを限られた計算資源で学習させるノウハウは多くのエンジニアにとって有益な情報となるでしょう。(分散並列学習章の位置付けを示す記述。実務環境の制約に向き合う章であることが端的に示されている)
  • 前作と異なり、Google Colaboratoryの無料枠では対応できない処理が多く含まれており、有料枠の利用が必要となる点が特徴として挙げられています。(前作との難易度差を示す具体的な制約。読者が事前に環境コストを見積もるための重要情報)

外部からの言及

  • データサイエンティスト向けのスキルチェックリストや学習書推薦記事で繰り返し参照されており、LLM実装・評価・ハルシネーション理解・ファインチューニング・モデル選定の各スキル領域において参考文献として挙げられている(qiita)
  • RAGシステム構築の実装記事において参考文献として位置付けられており、生成型LLMの実装・評価の基礎知識を補う書籍として実務文脈で活用されている(qiita)

編集メモ

WebFetch検証済みのQiita記事3件 / 累計likes 264(226+20+18)。記事数はessential基準(10件以上)・practical基準(5件以上)いずれも下回るため supplementary。ただし推薦書リスト・スキルチェックリスト・実装記事の3種の文脈で参照されており、出版社(技術評論社)の信頼性と前作との連続性から実務的位置付けは高い

読む前に押さえておきたいこと

  • 『大規模言語モデル入門』(前作)の1〜9章を一通り理解していること
  • PythonによるMLモデルの学習・推論コードを自力で読み書きできること
  • Transformerアーキテクチャの基本的な仕組み(Self-Attention、Encoder/Decoder)を説明できること
  • GPU環境またはクラウド有料枠の計算リソースを確保できること(特に実装演習を行う場合)

学習のコツ

  • 10章(性能評価)は後続の実装章で登場する評価指標の根拠となる。11〜13章を読む前に通読しておくと、各手法の「何を測っているか」が明確になる
  • 11〜13章は独立した実装テーマを扱うため、自分の業務課題(チューニング/RAG/学習効率化)に近い章から先に読んでも理解を損なわない
  • 14章(分散並列学習)はLlama2を用いた実践例を含む。手元に十分な計算リソースがない場合でも、設計と手法の理解を目的として精読する価値がある
  • 前作の9章まで読んでいることを前提とした構成。9章の内容が曖昧な場合は、前作を再確認してから着手すると理解が滑らかになる
出版社による内容紹介

「大規模言語モデル入門」の続編です。「大規模言語モデル入門」は理論と実装のバランスをとって構成しましたが、本書では実装部分で扱い切れなかった話題を取り上げ、特に大規模言語モデルの評価と生成LLMに関連する解説を充実させます。「大規模言語モデル入門」の9章に続き、10章から始まります。 10章では、後続する章で行う言語モデルの評価方法について解説します。自動評価と人手評価の2つの側面から、ベンチマーク、評価指標、具体的な評価ツールやデータセットなどを取り上げます。11から13章では、主に大規模言語モデルの性能を上げるためのトピックとして、指示チューニング、人間のフィードバックからの学習、RAGに焦点を当て、それぞれの実装方法、利用するデータセット、評価の方法について解説します。14章では大規模言語モデルの学習における並列・分散処理について詳しく解説します。大規模なデータを限られた計算資源で学習させるノウハウは多くのエンジニアにとって有益な情報となるでしょう。 大規模言語モデルの性能を高めるための各トピックの実装とともに、それぞれの評価について理解できる一冊です。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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