ISBN 9784297146023

モバイルアプリアクセシビリティ入門── iOS+Androidのデザインと実装

モバイルアプリアクセシビリティ入門── iOS+Androidのデザインと実装
出版社
技術評論社
刊行
2024-11

概要

iOSとAndroidのアクセシビリティを設計から実装まで体系化する

想定読者

iOS・Androidのネイティブアプリ開発者またはUIデザイナーで、アクセシビリティ対応を実務に導入したいモバイル開発者

こんな人には向いていない

  • WCAG仕様やプラットフォーム固有のアクセシビリティAPIをすでに深く理解している上級者には基礎事項の比重が大きい
  • アクセシビリティの法的・学術的側面のみを調べたい読者には実装コードの解説が過多
  • Webアプリやデスクトップアプリのアクセシビリティだけを対象とする案件には直接応用しにくい

この本で身につくこと

  • iOSのVoiceOverをはじめとするアクセシビリティ機能の仕組みと実装APIを説明できる
  • AndroidのTalkBack対応やコンテンツ説明の付け方など、OS側のアクセシビリティ機能を活かした実装ができる
  • WCAG 2.2の達成基準をモバイルアプリに適用する際のギャップと乗り越え方を理解できる
  • アクセシビリティの自動テストと手動テストを組み合わせた検証フローを構築できる
  • アクセシビリティをUIデザイン全体の品質向上につなげる制作指針を実践できる

ハイライト(外部からの言及)

モバイルアプリは生活や社会の基盤といえる存在であり、だれもが利用できるものであるべきです。モバイルアプリの利用可能な状況を最大化するために、アクセシビリティは必要不可欠な品質です。 — 出典

本書が「入門」と銘打ちながらも実装レベルまで踏み込む根拠が端的に示された箇所

付録では、WCAG 2.2の達成基準と本書の内容の対応関係を示すとともに、モバイルアプリにWCAGを適用する際のギャップと乗り越え方についても解説します。 — 出典

Web標準との差分をモバイル固有の観点で整理している点が他書と異なる実務価値

章立て

第1章 モバイルアプリのアクセシビリティとは

多様な利用状況・取り組む理由・ガイドライン概要を扱う。開発者・デザイナー問わず全員が読んでおくと共通言語が生まれる

第2章 モバイルアプリのデザインとアクセシビリティ

アクセシビリティを制約ではなくUIデザイン全体の品質指針として捉え直す章。PdMやデザイナーにも特に有益

第3章 iOSのアクセシビリティ機能

iOS担当エンジニアは第1・2章の後にここから第5章まで優先的に読むと効率的

第4章 iOSアプリへのアクセシビリティ実装

第5章 iOSアプリのアクセシビリティテスト

自動・手動テストの両面を解説。CI/CDへの組み込みを検討する際の参照先になる

第6章 Androidのアクセシビリティ機能

Android担当エンジニアはここから第7章を優先的に読む

第7章 Androidアプリのアクセシビリティ実装とテスト

学習のヒント

  • iOS担当かAndroid担当かで読む章を絞ると効率的。第1・2章を全員で読んだ後、OS別に第3〜5章または第6〜7章へ進む
  • 付録のWCAG 2.2対応表は実装完了後の自己チェックリストとして活用すると、達成基準の漏れを素早く発見できる
  • デザイナーとエンジニアが同じ第2章を読んでから議論すると、実装フェーズでの認識齟齬を事前に防ぎやすい
  • 自動テストの章は読了後すぐにCIパイプラインへの組み込みを試してみると知識の定着が早い

前提知識

  • iOSまたはAndroidのネイティブアプリ開発の基礎的な実装経験(UIKit/SwiftUI、あるいはCompose/XMLベースのView)
  • UIコンポーネントの基本的な設計・実装の知識
  • WCAG自体の事前知識は必須ではないが、付録を活用したい場合はWCAG 2.xの基本概念を調べておくと理解が深まる

次に読む本

WCAG 2.2(W3C公式仕様)

本書付録で示されたWCAGとモバイルアプリのギャップをより深く追いたい場合の一次資料

Apple Human Interface Guidelines — Accessibility

iOS固有のアクセシビリティ設計思想をApple公式ドキュメントで補完し、本書刊行後の最新設計方針をキャッチアップする

Android Developers — アクセシビリティ

本書で扱いきれない最新APIや追加機能を公式ドキュメントで継続的に追う際の参照先

出版社による内容紹介

モバイルアプリは生活や社会の基盤といえる存在であり、だれもが利用できるものであるべきです。モバイルアプリの利用可能な状況を最大化するために、アクセシビリティは必要不可欠な品質です。本書の目的は、モバイルアプリのアクセシビリティ向上についての入口を示すことです。 第1章「モバイルアプリのアクセシビリティとは」では、アクセシビリティの概要を理解するうえで必要なユーザーのさまざまな利用状況、アクセシビリティに取り組む理由、ガイドラインについて解説します。 第2章「モバイルアプリのデザインとアクセシビリティ」では、アクセシビリティに対してのとらえ方を改め、UIデザイン全体に効能をもたらす有効な制作指針に転じるための考え方と具体例について解説します。 第3章から第5章では、iOSのアクセシビリティ機能の紹介、その機能をiOSアプリで生かすための実装方法、より使いやすくなる設計の考え方、アクセシビリティの自動・手動テストについて解説します。 第6章と第7章では、Androidのアクセシビリティ機能の紹介、その機能をAndroidアプリで生かすための実装方法、より使いやすくなる設計の考え方、アクセシビリティの自動・手動テストについて解説します。 付録では、WCAG 2.2の達成基準と本書の内容の対応関係を示すとともに、モバイルアプリにWCAGを適用する際のギャップと乗り越え方についても解説します。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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