ISBN 9784297147624
はじめてのMicrosoft Copilot Studio入門 〜ローコードではじめる業務AIエージェント
- 著者
- 倉本 栞/小金澤 蓮
- 出版社
- 技術評論社
- 刊行
- 2025-03
概要
Copilot Studioでローコード業務AIエージェントを設計・運用する
想定読者
社内AI活用を推進するDX担当者・情報システム部門・Power Platformユーザーで、プログラミング不要のハンズオン形式で業務エージェントを構築したい人
こんな人には向いていない
- Azure OpenAI ServiceやLangChainを使った本格的なLLMアプリ開発を志向するエンジニアには技術的な深みが不足する
- すでにCopilot Studioを本番運用しており、Power AutomateやDataverseとの高度な連携設計を必要とするチームには基礎説明の比重が大きい
- オンプレミス環境のみを使用していてMicrosoft 365テナントを持たない組織には環境前提が合わない
読了後にできるようになること
- Microsoft 365テナントのセットアップからCopilot Studioのライセンス管理・権限設計までの初期構築手順
- ドキュメントアップロードによる知識登録と、ナレッジ検索精度を上げるSharePoint連携の設定方法
- Power Automateを組み合わせた承認フロー・外部サービス呼び出しなど、トピックを超えたエージェント連携の実装
- テナント・環境・エージェント各レイヤでのセキュリティ設計と、社外にデータを出さないための管理手順
- Teams・SharePoint・デモサイトへのエージェント公開チャネル設定と、公開後の運用管理ポイント
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 Copilot Studioの基礎知識 — 製品のポジショニングとライセンス体系の整理。まず読んで費用感を把握しておきたい章
- 第 2 章 環境構築 — Microsoft 365試用テナントの作成から始まるため、既存テナントがある場合は差分を確認する程度でよい
- 第 3 章 最初のエージェントの作成 — ハンズオンの起点。文書アップロードとトピック作成の基本が揃う
- 第 4 章 エージェントの公開 — TeamsおよびSharePoint埋め込みの両チャネルをカバー。公開方針が決まっていない段階でも早めに読める
- 第 5 章 社内向けエージェントの開発 — SharePointとの知識連携が本番ユースケースに直結する実践章
- 第 6 章 実践的なエージェント開発(基礎編) — Power Automate連携・AI Builder拡張など応用トピックへの橋渡し
- 第 7 章 実践的なエージェント開発(応用編) — Dataverse検索・アダプティブカード・トピック統合など、複雑なフロー設計を扱う最重要章
- 第 8 章 管理の基礎知識 — セキュリティ設計の全レイヤを網羅。導入前にチェックリストとして使える
ハイライト
- やり取りしたデータはAIによる学習に使わず、社外に出ることがないため、安全にデータを扱うことができます(一般的な生成AIサービスとの最大の差別化点であるデータ安全性を端的に表している)
- 日本国内では、一般的な生成AIサービスの利用が制限されているケースも多く、Copilot Studioは企業が安全に生成AIを業務に活用するための有力な選択肢として注目を集めています(本書が想定する読者の課題背景を最も直接的に示す記述)
外部からの言及
- CopilotStudioとPower Automate・Power AppsおよびAI Builderの使い分けを整理する記事が複数あり、プログラマーではないビジネスユーザーが各ツールの役割分担を把握するための参照記事として扱われている(qiita)
- Copilot Studioのライセンス体系は複雑で2026年時点でも更新が続いており、導入前の費用試算に関する解説需要がQiita上で継続的に生じている(qiita)
編集メモ
Qiita上でISBN直接言及記事は0件、関連トピック(Copilot Studio)の最高likes記事は59件。出版2025年3月と新しく実績数値の蓄積が少ない段階での評価。ローコードAIエージェント分野の日本語書籍として数少ない選択肢であり、同分野のQiita記事総数は68件と成長中
読む前に押さえておきたいこと
- Microsoft 365の基本操作(Teams / SharePoint / OneDrive)の日常利用経験
- 「フロー」「トリガー」「アクション」の概念など、ノーコード/ローコードツールへの最低限の親しみ
- 所属組織のMicrosoft 365テナント管理者権限または試用テナントの取得(ハンズオン実施の場合)
学習のコツ
- 第8章(管理の基礎知識)は導入検討フェーズで先読みすると、セキュリティ要件を満たせるかどうかを早期に判断できる
- 第7章(応用編)のDataverse連携・アダプティブカード実装は難易度が上がるため、第5・6章のハンズオンを完了してから取り組むと詰まりにくい
- 付録のトラブルシューティングガイドは開発中に手元に置いておくリファレンスとして使いやすい
- Microsoft 365のライセンス環境がすでにある読者は第2章の環境構築手順を読み飛ばさず差分確認のチェックリストとして活用する
出版社による内容紹介
Microsoft Copilot Studio は、OpenAI のAI モデルを活用したAIエージェントをローコードで開発・導入できるパブリッククラウドサービスです。Copilot Studioを使うと、社内のデータをAI エージェントで扱うことができ、またやり取りしたデータはAIによる学習に使わず、社外に出ることがないため、安全にデータを扱うことができます。日本国内では、一般的な生成AI サービスの利用が制限されているケースも多く、Copilot Studio は企業が安全に生成AIを業務に活用するための有力な選択肢として注目を集めています。 本書では、Copilot Studio の導入を検討するビジネスユーザーやDX推進担当者、情報システム部門の方々に向けて、基礎から実践的な活用方法までをハンズオン形式でわかりやすく解説します。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。