ISBN 9784320025639

スーパーエンジニアへの道 : 技術リーダーシップの人間学

スーパーエンジニアへの道 : 技術リーダーシップの人間学
出版社
共立出版
刊行
1991-10

概要

技術リーダーが問題解決・動機づけ・組織化の力を身につけるための人間学

想定読者

技術力には自信があるが、チームのリーダーシップや人間関係の難しさを感じているエンジニア・研究開発職

こんな人には向いていない

  • ツールや言語の具体的な使い方を知りたい実装寄りのエンジニア
  • 組織・人間関係の課題をすでに体系的に学んだマネジメント経験者には既知の内容が多い
  • 日本語訳が1991年刊行のため、現代のアジャイル・リモートワーク文脈での事例を求める読者には補完が必要

読了後にできるようになること

  • 問題解決型リーダーシップと権威型・コントロール型との違いを説明できる
  • 自分自身のリーダーシップ様式を客観的に把握し、盲点を特定する自己観察の手法を得る
  • 技術革新を妨げる三大障害(自己保護・チームの同調圧力・環境制約)を認識し対処できる
  • 他者の動機づけを高める際に陥りやすい障害のパターンを理解し回避できる
  • 問題解決チームを有効に組織するための原則と障害への対処法を身につける
  • 自分のリーダーシップを継続的に変容させる具体的な計画の立て方を習得する

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 リーダーシップとは、結局のところ何なのか — 本書全体の視座を設定する章。技術リーダーの定義を明確化する
  • 第 2 章 リーダーシップ様式に関するモデル — MOI モデル(動機・組織・アイディア)を紹介する理論的基盤
  • 第 3 章 技術リーダーの問題解決様式 — 問題解決を中心に据えたリーダーシップとは何かを定義する
  • 第 4 章 リーダーはどう育つか — 成長の非線形性を示す「ウィンバーグの成長曲線」が登場
  • 第 5 章 でも私は…… — 自己限定の思い込みパターンを具体的に列挙・反論する
  • 第 6 章 技術革新への三大障害 — 自己保護・同調圧力・環境制約。実務でも参照しやすい分類
  • 第 7 章 自分自身への気づきを高める方 — 自己観察を習慣化するための実践的アプローチ
  • 第 8 章 アイディアの力を育てる — 技術的な創造性を組織の中でどう守り育てるか
  • 第 9 章 ビジョン — チームの方向性を示すビジョンの役割と構築法
  • 第 10 章 人に動機づけを与えることについての、第一の大障害 — 動機づけを阻む内的障害を扱う。自己認識が問われる
  • 第 11 章 人に動機づけを与えることについての、第二の大障害 — 外的・対人的な動機阻害要因
  • 第 12 章 人を助けることのむずかしさ — 支援が逆効果になるメカニズムを丁寧に解説
  • 第 13 章 動機づけのできる人になるには — 動機づけスキルの具体的な養成法
  • 第 14 章 力はどこからくるか — 権力依存でなく内発的な力の源泉を探る
  • 第 15 章 力、不完全性、整合性 — 不完全さを認めることがリーダーとしての整合性につながる逆説的論点
  • 第 16 章 組織上の力を手に入れる — 公式権限なしに組織内で影響力を持つための現実的方法
  • 第 17 章 問題解決チームの効果的組織法 — 実務直結度が高い章。役割設計と情報流通の観点で参照価値が高い
  • 第 18 章 有効な組織作りへの障害は? — 組織設計の失敗パターンを網羅的に扱う
  • 第 19 章 組織作りの学び方 — 実験・フィードバックループを通じた継続的改善
  • 第 20 章 人はリーダーとして、どのように値踏みされるか — 外部からどう評価されているかを客観視する機会を提供
  • 第 21 章 自分自身のリーダーシップ試験に通るには — 自己評価と外部評価のギャップを埋める実践
  • 第 22 章 変わるための計画を立てる — 変容を目標に落とし込む具体的な計画フレームワーク
  • 第 23 章 変化のための時間を見つける / 変化のための支援 — 変容を継続するための環境整備と支援網の構築

ハイライト

  • 問題解決型リーダーシップを身につけた真のスーパーエンジニア(技術リーダー)になるための道を指し示した楽しい人間学の本(技術リーダーを「管理職」ではなく「問題解決者」として定義する本書の立場を最も端的に示した書誌原文)

編集メモ

入力に Qiita 記事・Rakuten ランキング情報なし。シグナルデータ不足のため supplementary 扱い。ただし 1991 年刊行の翻訳書として技術リーダーシップ論の古典的位置づけを持つ

読む前に押さえておきたいこと

  • 小規模でもチームやプロジェクトで他者と協働した実務経験があること
  • 自分のコミュニケーションや意思決定スタイルに何らかの課題感を持っていること

学習のコツ

  • 第一部(定義)の 1〜4 章を読んで MOI モデル(動機・組織・アイディア)の枠組みを把握してから、自分の現在地を当てはめると残りの章が格段に読みやすくなる
  • 第三部(動機づけ)の 10〜13 章は、部下を持つ前よりもチームを持った後に読む方が具体的な課題意識と照らし合わせやすい
  • 第五部(変容)の 22〜23 章は、読み終えた直後に「自分の変容計画」を 1 枚書き出すための実践ワークシートとして使うと有効
  • 著者のワインバーグは「コンサルタントの秘密」「プログラミングの心理学」と同じ視点を持つ。姉妹書を並走させると理解が補強される
出版社による内容紹介

既刊「コンサルタントの秘密」の姉妹編であり、問題解決型リーダーシップを身につけた真のスーパーエンジニア(技術リーダー)になるための道を指し示した楽しい人間学の本。 第一部 定義 第一章 リーダーシップとは,結局のところ何なのか 第二章 リーダーシップ様式に関するモデル 第三章 技術リーダーの問題解決様式 第四章 リーダーはどう育つか 第五章 でも私は・・・・・・・ 第二部 技術革新 第六章 技術革新への三大障害 第七章 自分自身への気づきを高める方 第八章 アイディアの力を育てる 第九章 ビジョン 第三部 動機づけ 第一O章 人に動機づけを与えることについての,第一の大障害 第十一章 人に動機づけを与えることについての,第二の大障害 第十二章 人を助けることのむずかしさ 第十三章 動機づけのできる人になるには 第十四章 力はどこからくるか 第十五章 力,不完全性,整合性 第四部 組織化 第十六章 組織上の力を手に入れる 第十七章 問題解決チームの効果的組織法 第十八章 有効な組織作りへの障害は? 第十九章 組織作りの学び方 第五部 変容 第二O章 人はリーダーとして,どのように値踏みされるか 第二一章 自分自身のリーダーシップ試験に通るには 第二二章 変わるための計画を立てる 第二三章 変化のための時間を見つける 第二三章 変化のための支援 エピローグ

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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