ISBN 9784393365762

トラウマから回復するセラピーヨガ : 自己発見・癒し・変容のためのポリヴェーガル理論に基づく30の実践

トラウマから回復するセラピーヨガ : 自己発見・癒し・変容のためのポリヴェーガル理論に基づく30の実践
出版社
春秋社
刊行
2025-07

概要

ポリヴェーガル理論を土台にトラウマを身体から手放すセラピーヨガの実践

想定読者

トラウマや慢性的なストレス反応に悩み、ヨガや身体ワークを通じた自己主導の回復に関心がある人。また、トラウマ・インフォームド・ケアを学ぶセラピストやヨガ指導者。

こんな人には向いていない

  • ヨガのポーズ習得や身体的パフォーマンス向上が主目的の人には本書の方向性が合わない
  • 心理療法の代替として専門家の治療が必要な重篤なトラウマ症状には、本書単独での対応は難しい
  • ポリヴェーガル理論や感情神経科学の前提知識なしに即効性のある技法集を求める人には、理論パートの比重が多く感じられる可能性がある

読了後にできるようになること

  • ポリヴェーガル理論が示す自律神経の3つの状態(安全・危険・凍りつき)と、ヨガがそれぞれにどう作用するかを説明できる
  • 闘争・逃走・凍りつき・へたり込みといった身体に残る未解消の反応パターンを、呼吸法やポーズを用いて穏やかに手放すプロセスを実践できる
  • 自身の感覚に根ざしながら不快な感情を観察し続ける耐性の窓を広げる技術を身につける
  • 身体への信頼とつながりを再構築するセルフケアのヨガ実践を自ら設計できる
  • 感情神経科学とトラウマ・インフォームド・ケアの原則を、日常の身体実践に落とし込む枠組みを習得する
  • セラピストやヨガ指導者として、トラウマを抱えるクライアントに安全な実践環境を提供するための指針を得る

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 トラウマから回復するためのヨガの道 — 本書全体の理論的枠組みを概観する章。セラピーヨガがトラウマ回復に有効な理由を把握する入口
  • 第 2 章 ポリヴェーガル理論のヨガへの応用 — バランスと落ち着きのための実践 — 自律神経系の調整を主眼とした実践群。緊張や過覚醒が強い時期に特に有効
  • 第 3 章 身体に根ざした旅 — 可動性と活力のための実践 — 凍りつき・シャットダウン状態から身体を動かし活力を取り戻すための実践
  • 第 4 章 身を委ねる力 — 実現とくつろぎのための実践 — 過覚醒ではなくリラクゼーションに向けた段階で活用する実践群
  • 第 5 章 旅そのものが目的地 — 日々の実践を進める — 継続的な自己実践のルーティン化を支援する章。個人に合ったプログラムの組み立て方が示される

ハイライト

  • 神経系を養う・身体とのつながりを取り戻す・自身を今この瞬間に根づかせる・未解消の闘争・逃走・凍りつき・へたり込みの反応パターンを手放す(本書が提供する8つの実践軸が端的に示されており、読者が自分の課題に照らして取り組めるかを判断できる箇所)
  • 本書は、セラピーヨガとポリヴェーガル理論とを見事に結びつけ、あらためて身体と出会い、協働調整し、癒し、発見する旅を創造的に見出した(ポリヴェーガル理論の提唱者S・W・ポージェス博士自身による推薦文。理論的裏付けの信頼性を示す)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / rakuten ランキング情報なし。外部シグナルが取得できていないため supplementary。ただし理論的背景(ポリヴェーガル理論提唱者の序文執筆)は書籍自体の権威性を示す

読む前に押さえておきたいこと

  • ヨガの基本的なポーズや呼吸法について最低限の経験があると実践を追いやすい(完全未経験でも読み進めることは可能)
  • ポリヴェーガル理論の基礎知識がある場合は第1章の理論パートをより深く理解できるが、本書内で概要は説明されている
  • トラウマ・インフォームド・ケアに関心がある医療・福祉・教育職は、専門職向けの文脈で本書を位置づける準備があると内容を実務に接続しやすい

学習のコツ

  • 第1章と第2章を先に通読してポリヴェーガル理論の枠組みを把握してから、第3〜4章の実践を選ぶと、自身の神経状態に合ったポーズを選択しやすくなる
  • 30の実践はすべてこなす必要はない。付録のセラピストへの指針を読み、現在の自律神経状態(過覚醒 / 低覚醒)を見極めて優先する章を絞ると効率的
  • 呼吸法とポーズは、強度よりも感覚への注意を優先して行うこと。速やかに効果を出そうとする姿勢自体が神経系の緊張を高めるため、tempo を落として行う
  • セラピストやヨガ指導者が読む場合は付録の指針を先読みし、クライアントへの安全な提供条件を確認してから実践章に入ることを勧める
出版社による内容紹介

「私」を取り戻し、人生の課題に向き合うセルフケアーー神経系を育み、トラウマを手放し、ふたたび身体とつながるためのガイド。 神経科学と古代の叡智がつむぐ、深い癒しの道 ・神経系を養う ・身体とのつながりを取り戻す ・自身を今、この瞬間に根づかせる ・未解消の闘争・逃走・凍りつき・へたり込みの反応パターンを手放す ・不快な感情を見守る力を高める ・レジリエンスの感覚を感じる力を育む ・自身への愛に根ざす ・自身の身体への信頼とつながりを再発見する ・セルフケアのために自分のためのヨガ実践を作り上げる トラウマからの回復には心のみならず身体の癒しが欠かせないが、多くの場合、過去の体験を語り直すことに偏り、身体に生じたトラウマ由来の不均衡への対応が見過ごされている。本書で紹介するセラピーヨガは、心と身体をつなぐ癒しの道を開き、ヨガという神聖な実践を通じて、心身に刻まれたトラウマの重荷を解き放つ手助けとなる。ポリヴェーガル理論、感情神経科学、トラウマ・インフォームド・ケアの原則に基づく本書は、脳と身体がストレスやトラウマにどのように反応するのかを理解する手がかりを与え、自身の感覚を取り戻し、心身にやすらぎとつながりを育てていくプロセスを案内。誰にでも取り組めるポーズや呼吸法、セルフケアを紹介し、読者を自己主導の癒しの旅へと導く。 【推薦のことば】 ◎本書は、セラピーヨガとポリヴェーガル理論とを見事に結びつけ、あらためて身体と出会い、協働調整し、癒し、発見する旅を創造的に見出した。--S・W・ポージェス Ph.D ◎現代科学から学んだ洞察と古代からの直観的叡智を融合させ、治癒におけるヨガの実践を、思いやりと継続的な成長の中で定着させる方法を示してくれた。--T・クルークシャンク ◎トラウマへの取り組みを、魅力的で温かく好奇心に満ちた冒険として捉え、古典的な動きや呼吸を巧みに再構築し、新しい身体心理学のワークを提供している。--B・スピンドラー 序 文 ステファン・W・ポージェス&ティファニー・クルークシャンク まえがき はじめに 実践の旅 第1章 トラウマから回復するためのヨガの道 第2章 ポリヴェーガル理論のヨガへの応用ーーバランスと落ち着きのための実践 第3章 身体に根ざした旅ーー可動性と活力のための実践 第4章 身を委ねる力ーー実現とくつろぎのための実践 第5章 旅そのものが目的地ーー日々の実践を進める 付 録 セラピストとセラピーヨガ指導者のための指針 謝辞 訳者あとがき 参考文献

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