ISBN 9784419069339
簿記学〔第3版〕
概要
複式簿記の原理から財務諸表作成まで教科書とワークで体系的に習得する
想定読者
簿記・会計を体系的に学びたい大学生・専門学校生、または独学で簿記検定の理論背景を理解してから実力を固めたい社会人
こんな人には向いていない
- すでに日商簿記2級以上を取得しており実務会計や連結決算の応用を学びたい人には基礎事項の比重が大きい
- 問題演習中心に短期合格を目指す検定対策専用の学習には章の構成が教科書寄りで効率が合わない
- IFRS や管理会計の領域を扱う書ではないため、そちらを主目的とする読者には別書が必要
読了後にできるようになること
- 複式簿記の借方・貸方ルールと仕訳・転記の一連の流れを原理から説明できる
- 試算表・精算表を経て貸借対照表と損益計算書を導出する決算プロセスを理解できる
- 棚卸資産・固定資産・減価償却・社債・有価証券など主要な企業取引を正確に仕訳できる
- 税効果会計・収益費用の見越し繰延べなど期間損益計算の調整処理を理解できる
- キャッシュ・フロー計算書の構造と作成ロジックを把握できる
- コンピュータ会計の基本的な位置づけと簿記との接続を理解できる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 簿記の意義
- 第 2 章 企業経営と企業活動
- 第 3 章 複式簿記の基礎概念
- 第 4 章 複式簿記の計算構造
- 第 5 章 借方・貸方と貸借増減ルール — 仕訳の基礎力を確立する最重要章。ここを押さえないと後続が積み上がらない
- 第 6 章 仕訳と転記
- 第 7 章 仕訳帳・総勘定元帳と帳簿組織
- 第 8 章 試算表:財務諸表導出原理と利潤計算原理
- 第 9 章 精算表:貸借対照表と損益計算書 — 第1部の集大成。第5〜8章を終えてから取り組むと習得効率が高い
- 第 10 章 簿記会計と倫理
- 第 11 章 売上高・売上原価と棚卸資産
- 第 12 章 販売費及び一般管理費
- 第 13 章 現金預金
- 第 14 章 借入金と債権債務
- 第 15 章 貸倒れ
- 第 16 章 固定資産の取得
- 第 17 章 減価償却 — 定額法・定率法の選択判断も含めて実務頻出。章末問題で繰り返し解くことを推奨
- 第 18 章 固定資産の売却・修繕・改良・除却
- 第 19 章 資本取引と株主資本等変動計算書
- 第 20 章 社債
- 第 21 章 有価証券
- 第 22 章 収益・費用の見越し・繰延べ
- 第 23 章 税金と税効果会計
- 第 24 章 コンピュータ会計
- 第 25 章 決算
- 第 26 章 キャッシュ・フロー計算書 — 間接法によるキャッシュ・フロー作成の理解に第2部全体の知識が前提となるため、最後に通読するのが効果的
ハイライト
- 簿記と会計の基礎を丁寧に解説し、学習に必要な練習問題を多数収録した、一体型の教科書+ワークブックで簿記を効率的に習得できる。(教科書と問題集を一冊で完結させる本書の設計方針が端的に示されている箇所)
編集メモ
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読む前に押さえておきたいこと
- 四則演算と簡単な分数計算ができること(高校数学は不要)
- 会社が利益を出して税金を払うという企業経営の基本的な仕組みに対する最低限のイメージ
学習のコツ
- 第1部(第1〜10章)は概念が連鎖しており飛ばし読みが難しい。第5章の借方・貸方ルールを完全に腹落ちさせてから第6章以降に進む順序を守ること
- 第2部の各取引章(第11〜24章)は独立性が高いため、検定の出題頻度に合わせて優先順位をつけて読み進めることができる
- 各章の練習問題は解説を見る前に必ず自力で解答を作成し、誤答した仕訳は転記・試算表まで通して確認する習慣をつけると定着が早い
- 第26章(キャッシュ・フロー計算書)は第2部全体の知識が前提になるため、第2部を一通り終えた後に戻ってくると理解しやすい
出版社による内容紹介
簿記と会計の基礎を丁寧に解説し、学習に必要な練習問題を多数収録した、一体型の教科書+ワークブックで簿記を効率的に習得できる。 第1部 複式簿記の原理 第1章 簿記の意義 第2章 企業経営と企業活動 第3章 複式簿記の基礎概念 第4章 複式簿記の計算構造 第5章 借方・貸方と貸借増減ルール 第6章 仕訳と転記 第7章 仕訳帳・総勘定元帳と帳簿組織 第8章 試算表:財務諸表導出原理と利潤計算原理 第9章 精算表:貸借対照表と損益計算書 第10章 簿記会計と倫理 第2部 企業の基本取引の会計処理 第11章 売上高・売上原価と棚卸資産 第12章 販売費及び一般管理費 第13章 現金預金 第14章 借入金と債権債務 第15章 貸倒れ 第16章 固定資産の取得 第17章 減価償却 第18章 固定資産の売却・修繕・改良・除却 第19章 資本取引と株主資本等変動計算書 第20章 社債 第21章 有価証券 第22章 収益・費用の見越し・繰延べ 第23章 税金と税効果会計 第24章 コンピュータ会計 第3部 決算と財務諸表 第25章 決算 第26章 キャッシュ・フロー計算書
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。