ISBN 9784480816993

英語のハノン ロジック編 : グローバルコミュニケーションのためのロジカルスピーキング

英語のハノン ロジック編 : グローバルコミュニケーションのためのロジカルスピーキング
著者
横山 雅彦
出版社
筑摩書房
刊行
2025-04

概要

三角ロジックのパターン練習で英語の論理的発信力を鍛える

想定読者

英語で意見を述べたり議論に参加する場面があり、ロジカルな英語表現を体系的に習得したい社会人・学習者

こんな人には向いていない

  • 英語の論理的コミュニケーションをすでに実務で実践しており、体系的な再整理を必要としない人
  • 文法や語彙の参照書を求めている人——本書はドリル形式であり、辞書的な用法解説ではない
  • リーディングやリスニング中心の学習を想定している人——発信(スピーキング・ライティング)のロジック強化が主眼のため

読了後にできるようになること

  • クレーム・データ・ワラントの三角ロジックを英語で組み立て、相手に論証責任を求める表現ができる
  • 弱い助動詞と強い助動詞の使い分けにより、主張の確信度を正確にコントロールできる
  • Why-Because 応答パターンを用いて、相手の問いに論拠を明示しながら答えられる
  • ロジカルな同意と反論(質疑・反駁・カウンター・アーギュメント)を英語で使い分けられる
  • 日本語のプレロジカルな構造との違いを認識し、英語の論証的思考習慣を意識的に切り替えられる

本書のキー概念(章解説)

  • ロジックとは何か——英語の「心の習慣」 — ワラント(隠れた前提)・日本語のプレロジカル性など、本書全体の前提概念を整理する導入ユニット。読み飛ばさず丁寧に読むと残りのドリルの効果が上がる
  • 第 1 章 主観を表す形容詞(クレームを述べる・第1部) — I think を省く判断力や、主観表現の論証責任を意識する起点となる章
  • 第 2 章 助動詞(1)——弱い助動詞(will / can / may) — 確信度の低い主張を正確に表現する助動詞の使い分けを習得
  • 第 3 章 助動詞(2)——強い助動詞(must / should / had better 等) — 義務・禁止・警告の強度ごとに助動詞を選ぶ判断軸を養う
  • 第 4 章 助動詞(3)——助動詞+have+p.p. — 過去事実への推量・批判的評価(should have p.p. 等)を扱う、実務会話でも頻出のパターン
  • 第 5 章 Why-Because の応答パターン(第2部) — 相手の問いに論拠を明示して返すサイクルをパターン練習で体得する核心章
  • 第 6 章 リーズニング——because / as / since / so(第3部) — 接続詞の意味的強度と文脈適合を使い分ける論理的立論の章
  • 第 7 章 ロジカルな同意(第4部) — クレーム認証・データ追加・ワラント明示の3パターンで建設的な同意を表現する
  • 第 8 章 ロジカルな反論(第5部) — 質疑・反駁・カウンター・アーギュメントの3段階で相手の論証に応じる——実践的なディスカッション力の仕上げ

ハイライト

  • 英語の「心の習慣」を「クレーム」「データ」「ワラント」の三角ロジックで徹底的に/明快に「型」として学ぶ。英語の「心の習慣」であるロジックを学ばずに、真に英語を理解することはできない。(本書のアプローチ——英語論証を習慣レベルで内面化するという立場——が最も端的に表れている箇所)

編集メモ

Qiita 言及 0件 / 累計 likes 0 / Rakuten ランキング履歴なし。2025年4月刊行の新刊であり、外部シグナルの蓄積が少ない段階のため supplementary と判定

読む前に押さえておきたいこと

  • 中学〜高校レベルの英文法基礎——助動詞・接続詞の基本用法を理解していること(本書のドリルが前提としている)
  • 英語で短い文章を読み書きできる程度の運用力(CEFR A2〜B1 程度)——発信側の練習が主体のため、入力理解の基盤が必要

学習のコツ

  • Unit 0 の概念整理(ワラント・プレロジカルの定義)を先に読み込み、ドリルに入る前に用語を自分の言葉で言えるようにしておくと習得速度が上がる
  • Unit 5(Why-Because パターン)は本書の核心なので、Unit 1〜4 を終えた段階で一度通しで復習し、三角ロジックの全体像と接続させると理解が深まる
  • Unit 8(ロジカルな反論)は難度が上がるため、Unit 7 の同意パターンを十分に定着させてから進むと混乱しにくい
出版社による内容紹介

英語の「心の習慣」を「クレーム」「データ」「ワラント」 の三角ロジックで徹底的に/明快に「型」として学ぶ。 英語の「心の習慣」であるロジックを学ばずに、真に英語を理解することはできない。パターン・プラクティスで、英語のコミュニケーションを体得させる一冊。 はじめに この本の特長 本書ドリルの進め方 Unit 0 ロジックとは何かーー英語の「心の習慣」 ワラント=隠れた前提 「察し」はテレパシー 日本語がプレロジカルである理由 日本では難しいロジックのトレーニング 第1部 クレームを述べる Unit 1 主観を表す形容詞 I thinkを省くことから始めよう 主観的とは 1.1 be+形容詞 相手に論証責任を求める 1.2 become Unit 2 助動詞(1) 弱い助動詞 2.1 未来 will/be going to 2.2 能力・可能 can 2.3 可能性・推量 may 2.4 許可 may Unit 3 助動詞(2) 強い助動詞 3.1 強い義務 must/have to 3.2 禁止 must not 3.3 不必要 don't have to 3.4 必要 need to 3.5 義務・助言 should/ought to 3.6 警告・戒め had better 3.7 強い推量(1)must/should 3.8 強い推量(2)can't Unit 4 助動詞(3)助動詞+have+p.p. 4.1 may have p.p. 4.2 must have p.p. 4.3 can't have p.p./couldn't have p.p 4.4 should have p.p. 第2部 相手のWhyに答える Unit 5 Why-Because Why-Because Why-Because の応答パターン 第3部 ロジカルな立論 Unit 6 リーズニング 6.1 because 6.2 as / since 6.3 so 第4部 ロジカルな同意 Unit 7 相手の三角ロジックに同意する 7.1 同意1・クレームを認める 7.2 同意2・データを認める 7.3 同意3・もう一つデータを足す 7.4 相手のワラント(隠れた前提)を明示する 第5部 ロジカルな反論 Unit 8 相手の三角ロジックに反論する 8.1 質疑(questioning) 8.2 反駁(rebuttal) 8.3 カウンター・アーギュメント(counter argument)

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

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