ISBN 9784525131616
生化学ドリル : スッキリわかる!グングン身につく!
概要
穴埋め演習と確認テストで生化学の基本を体系的に定着させる
想定読者
看護・栄養・衛生・保健など医療コメディカル系学科の学生で、講義だけでは定着しにくい生化学の要点を演習形式で補強したい人
こんな人には向いていない
- 生化学を研究・臨床応用レベルで深堀りしたい大学院生や研究者には内容が基礎寄りすぎる
- 穴埋め形式より読み物スタイルの教科書を好む学習者には書籍の設計思想が合わない
- 代謝経路の数式・反応機序を詳細に追いたい場合は別の専門教科書を併用する必要がある
読了後にできるようになること
- 解糖系・クエン酸回路・酸化的リン酸化など糖質代謝の流れを穴埋め演習で整理できる
- 脂質・アミノ酸・ヌクレオチドそれぞれの代謝経路と相互関係を章ごとに確認できる
- ホルモン・ビタミンの生理機能と代謝疾患との接続を体系的に押さえられる
- 遺伝子の生化学(DNA複製・転写・翻訳)をがんの生化学まで含めて一冊で概観できる
- 各章末の学習確認テストで自分の理解度を客観的にチェックできる
- 別冊解答・解説で間違えやすいポイントを自習で潰せる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 生体の構成成分 — 元素・分子・水・酸塩基・化学結合の基礎。他章の前提知識として最初に押さえる
- 第 2 章 化学反応と代謝 — 生体内反応の全体像。代謝の概念を先に掴むことで後続の各代謝章が理解しやすくなる
- 第 3 章 酵素 — 酵素反応論・阻害・活性調節まで。医療と酵素の応用コラムも収録
- 第 4 章 糖質 — 単糖から複合糖質まで構造を整理。もち米とうるち米など身近な例で記憶に定着させやすい
- 第 5 章 糖質の代謝 — 解糖系・発酵・グリコーゲン代謝・クエン酸回路・糖新生を網羅。代謝疾患とも接続
- 第 6 章 生体エネルギーとATP — 電子伝達系〜酸化的リン酸化。糖代謝全体のエネルギー収支を定量的に把握できる
- 第 7 章 脂質 — 脂肪酸分類からリポタンパク質まで。エイコサノイド・ステロイドも含む広範な章
- 第 8 章 脂質の代謝 — β酸化・ケトン体・コレステロール合成を扱う。肥満など脂質代謝異常との関連まで
- 第 9 章 アミノ酸とタンパク質 — アミノ酸の種類・ペプチド・タンパク質構造の基礎
- 第 10 章 アミノ酸の代謝 — 窒素代謝・アミノ酸分解・代謝異常症まで。尿素回路を含む
- 第 11 章 ヌクレオチドとポルフィリン — 新生合成・サルベージ経路・痛風など関連疾患。ヘム代謝も収録
- 第 12 章 ホルモンとビタミン — 内分泌系の統御機構と各ビタミンの機能。ホルモン疾患・欠乏症への接続が実用的
- 第 13 章 血液と生体防御 — 血液凝固・免疫応答・血液型まで。看護・検査分野で特に実用度が高い章
- 第 14 章 栄養素の消化・吸収 — 栄養学と生化学の接点。管理栄養士・看護師志望者に直結する内容
- 第 15 章 遺伝子の生化学 — DNA複製・転写・翻訳・組換え実験まで。分子生物学との橋渡し章
- 第 16 章 がんの生化学 — がん細胞の特性・がん遺伝子・がん抑制遺伝子。現代医療の文脈でまとめる最終章
ハイライト
- 講義を聞くだけ、教科書を一読するだけでは習得することがむずかしい生化学の要点をマスターできる一冊(本書の設計コンセプトが端的に示されており、講義の補完教材としての位置づけが明確)
- 穴埋め式の解説文を解くことですっきり整理し、しっかり身につける。章ごとの全体図で流れをつかみ、学習確認テストで理解度をチェックし、別冊の解答で間違えやすいポイントもしっかり押さえる(『参考書』と『問題集』の両機能を1冊に収めた構成の独自性が読み取れる箇所)
編集メモ
Qiita言及記事なし / 楽天ランキング履歴なし。外部シグナルが確認できないため supplementary に分類。南山堂は医療系専門書の老舗出版社であり、コメディカル学生向けドリルとして内容は充実しているが、IT・技術系読者層との接点が少ない
読む前に押さえておきたいこと
- 高校化学の有機化合物・酸塩基の基礎(大学教養レベルの化学知識があると穴埋めの意味が理解しやすい)
- 細胞の基本構造(核・ミトコンドリア・小胞体)についての生物基礎レベルの知識
学習のコツ
- 第1章・第2章を通読して生体反応の全体像を掴んでから、代謝各論(第5・6・8・10章)に進むと因果関係が見えやすい
- 各章末の学習確認テストは章を読む前に一度解いてみる。知識ゼロで解くことで、何を穴埋めすべきかが明確になり、本文の読み方が変わる
- 別冊解答は解説が充実しているため、間違えた穴埋めは本文に戻らず解答側だけで補強できる設計になっている
- 看護・栄養系の国試対策として使う場合は、第12章(ホルモン・ビタミン)・第13章(血液・免疫)・第14章(消化・吸収)を優先的に仕上げると得点効率が高い
出版社による内容紹介
生化学の知っておくべき基本的事項を穴埋め式の解説文を解くことですっきり整理し,しっかり身につける! 章ごとの全体図で流れをつかみ,学習確認テストで理解度をチェックし,別冊の解答で間違えやすいポイントもしっかり押さえる.講義を聞くだけ,教科書を一読するだけでは習得することがむずかしい生化学の要点をマスターできる一冊. 第1章 生体の構成成分 A 元素と原子 B 分子と化合物 C 水,溶液,濃度,浸透圧 D 酸と塩基 E 共有結合と非共有結合 F 基と化学結合の形式 学習確認テスト オリゴ分子/極性分子/親水性,疎水性 第2章 化学反応と代謝 A 化学反応とその進み方 B 化学反応の種類 C 生体内の化学反応:代謝 学習確認テスト エネルギーと熱/光学異性体/二次代謝 第3章 酵 素 A 酵素とその特徴 B 酵素反応の理論 C 酵素反応の阻害 D 酵素の分類 E 酵素活性の調節 学習確認テスト 耐熱性酵素/初速度/酵素分類法/医療と酵素 第4章 糖 質 A 糖の基本構造 B 糖の異性体 C 単 糖 D 単糖の誘導体 E アルコール F オリゴ糖 G 多 糖 H 複合糖質 学習確認テスト 糖の環状構造の表示法/もち米とうるち米 第5章 糖質の代謝 A 解糖系によるグルコースの異化 B 発 酵 C グリコーゲンの生成・分解とその調節 D クエン酸回路 E グルコースの新生 F ペントースリン酸回路 G グルクロン酸経路 H 糖代謝にかかわる疾患 学習確認テスト 「ジ」と「ビス」,「トリ」と「トリス」/コリ回路/グルコース以外の単糖の利用 第6章 生体エネルギーとATP A 生体内における酸化還元反応 B 高エネルギー物質:ATP C 電子伝達系からATP合成まで:酸化的リン酸化 D 糖代謝におけるエネルギー収支 学習確認テスト 光リン酸化と光合成/NADHのシャトル機構/対向輸送に要するエネルギー 第7章 脂 質 A 脂質とは B 脂肪酸とその分類法 C エイコサノイド D 中性脂肪 E リン脂質 F 糖脂質 G ステロイド H テルペノイド I ヒト体内での脂質の存在形:リポタンパク質 学習確認テスト 第8章 脂質の代謝 A トリグリセリドの分解とアシルCoAの生成 B アシルCoAの分解:β酸化 C ケトン体の生成 D 脂肪酸の合成過程 E トリグリセリド,グリセロリン脂質,エイコサノイドの合成 F コレステロール,ステロイドホルモン,胆汁酸の合成 G 消化・吸収された脂質のその後 H 脂質代謝の異常が原因で起こる患 学習確認テスト 豊富な脂肪酸のエネルギー産生/中性脂肪と肥満 第9章 アミノ酸とタンパク質 A アミノ酸 B ペプチド C タンパク質 学習確認テスト 第10章 アミノ酸の代謝 A 窒素代謝におけるアミノ酸の意義 B アミノ酸の分解 C 窒素の同化とアミノ酸の合成 D アミノ酸からつくられる含窒素化合物 E アミノ酸代謝異常症 学習確認テスト 第11章 ヌクレオチドとポルフィリン A ヌクレオチドの構造 B ヌクレオチドの新生合成 C ヌクレオチドの分解と再利用,および関連する疾患 D ヘムの合成 E ヘムの分解とビリルビンの代謝 学習確認テスト 第12章 ホルモンとビタミン A 生理機能を調節する因子:ホルモンとビタミン B それぞれの器官から分泌されるホルモン C ホルモンによる個体内環境の統御 D ホルモンに関連する疾患 E オータコイドとサイトカイン F 水溶性ビタミン G 脂溶性ビタミン 学習確認テスト 第13章 血液と生体防御 A 血液の成分と役割 B 血液によるガス交換 C 血液凝固 D 免疫系と免疫応答 E 抗体とその多様性 F 病的免疫反応 G 血液型と輸血・移植 学習確認テスト 第14章 栄養素の消化・吸収 A 栄養の摂取 B 消化器官の働き C それぞれの栄養素の消化と吸収 学習確認テスト 第15章 遺伝子の生化学 A 核酸:DNAとRNA B DNA複製と複製酵素 C 突然変異,組換え,損傷,修復 D 遺伝子の転写:RNA合成 E タンパク質合成 F 真核生物のゲノムとクロマチン G 遺伝子組換え実験 学習確認テスト 第16章 がんの生化学 A がんとがん細胞 B がん化の原因 C がんウイルス D がん遺伝子,がん抑制遺伝子 学習確認テスト 別冊【解答・解説 編】
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。