ISBN 9784533153136
見る・知る・学ぶ 世界遺産でぐぐっとわかる世界史
- 著者
- 山崎 圭一
- 出版社
- JTBパブリッシング
- 刊行
- 2023-03
概要
世界遺産を手がかりに世界史の流れと文明のつながりを学び直す
想定読者
学生時代に学んだ世界史を学び直したい社会人、旅行や世界遺産に関心を持ちながら歴史の文脈まで深めたい人、年号の暗記ではなく時代と地域のつながりで歴史を掴みたい人に向いています。
こんな人には向いていない
- 世界遺産の建築様式・美術的価値を専門的・学術的に掘り下げたい人には、本書は概説にとどまります
- 大学受験対策として体系的に用語を暗記したい高校生には、ビジュアル重視の構成が物足りなく感じられます
- すでに世界史の通史を一通り把握している人には、既知の情報が中心になります
読了後にできるようになること
- 人類の誕生から近代まで、主要な文明・王朝の興亡と地理的な位置関係を地図でつかめる
- アーヘン大聖堂やアルハンブラ宮殿など個々の世界遺産が、どの歴史的文脈で生まれたかを時代背景とセットで理解できる
- ヨーロッパ中世都市の商業発展や十字軍・レコンキスタなど、複数地域をまたぐ歴史の連動を俯瞰できる
- インカ・アステカ・オスマンなど非西洋世界の文明についても、世界史全体の流れの中に位置づけられる
- 豊富な地図・年表・図解を通じて、時代の移り変わりを視覚的なイメージとして記憶に残せる
本書のキー概念(章解説)
- 第 1 章 人類の誕生と文明 — 人類の進化とオリエント文明を、アワッシュ川流域やヴェゼール渓谷の装飾壁画、メンフィスのピラミッド地帯など考古学遺跡と対照させ、人類史の時間軸の起点をつかむ章です。
- 第 2 章 中世 — フランク王国の成立と分裂、神聖ローマ帝国、レコンキスタ、オスマン帝国までを、アーヘン大聖堂やアルハンブラ宮殿、イスタンブール歴史地域とともに整理し、宗教・政治・経済が交差する中世の複層性を読み解く章です。
- 第 3 章 ルネサンスと大航海時代 — イタリアのルネサンス、インカ帝国・アステカ文明、ヨーロッパの絶対王政を、フィレンツェ歴史地区やマチュ・ピチュ、ヴェルサイユ宮殿で確認し、同時代に並走した複数地域の動きを地図で重ねて見る章です。
- 第 4 章 近代 — アメリカ独立革命とその発展、インド・東南アジアの植民地化を、自由の女神像やインドの山岳鉄道群、古都ビガンなどと結びつけ、近現代の起点となる出来事を遺産の現地性とともに学ぶ章です。
ハイライト
- つながりがわからない、時代がつかめない…など世界史理解の悩みを、豊富な地図や年表、図解でぐぐっとわかりやすく解決していきます。いつか見に行ってみたい憧れの世界遺産とともに、学生時代に学んだはずの世界史を学び直せる1冊です。(本書の編集コンセプトと対象読者の悩みが端的に示されている箇所)
- ヨーロッパの中世都市はどのように成立し、商業都市として発展したかの解説を読んだあとに、ヴェネツィア、リューベック、ブルージュ、ブリッゲンなどの世界遺産でおさらいする。現代に残る素晴らしい遺産によって、より身近に世界史を実感することができます。(解説と世界遺産を往復させて理解を定着させる、本書独自の学習スタイルが最もよく表れている箇所)
編集メモ
Qiita 引用 0件・Rakuten ランキング情報なし。世界遺産・世界史の学び直しという用途に対する補完的な選択肢として、書誌情報および約176ページのビジュアル構成から判定。
読む前に押さえておきたいこと
- 特別な前提知識は不要です。中学校レベルの地理・歴史の基礎があれば読み進められます
- 世界地図上で主要な国・地域のおおまかな位置が思い浮かぶと、遺産と歴史の対応がより掴みやすくなります
学習のコツ
- 第1章の人類の誕生から順に通読するよりも、旅行先や興味のある世界遺産が登場する章から先に読むと、動機が持続しやすくなります
- 解説本文を読んだら、必ず対応する世界遺産の頁を見て往復する。本書の解説→遺産でおさらいという構成は、この読み方を前提に組まれています
- 地図と年表は本文と並行して参照する。ページをまたいで比較すると、地域間のつながりや同時代性が見えてきます
- 各遺産に関連する歴史用語を簡単にメモしておくと、後から通史を改めて読み直す際のインデックスとして機能します
出版社による内容紹介
地理・歴史の授業動画で大人気のYouTuber教師ムンディ先生の監修・解説。「ヨーロッパの中世都市」はどのように成立し、商業都市として発展したかの解説を読んだあとに、イタリアのヴェネツィア、ドイツのリューベック、ベルギーのブルージュ、ノルウェーのブリッゲンなどの世界遺産でおさらい。現代に残る素晴らしい遺産によって、より身近に世界史を実感することができます。つながりがわからない、時代がつかめない…など世界史理解の悩みを、豊富な地図や年表、図解でぐぐっとわかりやすく解決していきます。いつか見に行ってみたい憧れの「世界遺産」とともに、学生時代に学んだはずの「世界史」を学び直せる1冊です。 【主な内容】 第1章 人類の誕生と文明 ・人類の進化と文明のはじまり *アワッシュ川流域、ヴェゼール渓谷の装飾壁画 ・オリエント文明 *メンフィスのピラミッド地帯、ヌピアの遺跡群 …他 第2章 中世 ・フランク王国の成立から分裂 *アーヘン大聖堂、中世市場都市プロヴァン ・中世から近世までキリスト教の台頭で栄えた神聖ローマ帝国 *ヴュルツブルク司教館、プラハ歴史地区 ・キリスト教徒による国土回復運動ーレコンキスタ *グラナダのアルハンブラ、コルドバ歴史地区 ・三大陸をまたぐ巨大勢力、オスマン帝国 *イスタンブール歴史地域、アルジェのカスバ …他 第3章 ルネサンスと大航海時代 ・イタリアで始まったルネサンス *フィレンツェの歴史地区、ヴェネツィア市街 ・アンデスに栄えたインカ帝国とメキシコを制したアステカ文明 *マチュ・ピチュの歴史保護区、クスコ市街 ・ヨーロッパの華麗なる絶対王政時代 *ヴェルサイユ宮殿と庭園、ブレナム宮殿 …他 第4章 近代 ・アメリカ独立革命と発展 *自由の女神像、シャーロットヴィルのモンテセロとヴァージニア大学 ・インドと東南アジアの植民地化 *インドの山岳鉄道群、古都ビガン、フエの建造物群 …他
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