ISBN 9784621305393
トートラ人体解剖生理学 原書11版
概要
人体を系統横断的に理解し、臨床判断へ応用する解剖生理学の基礎を固める
想定読者
医療・看護・理学療法・作業療法などの医療系学部学生、およびセラピスト養成課程で解剖生理学を学び直したい実務者
こんな人には向いていない
- 高校生物の基礎知識を持たない状態で初めて生体科学に触れる読者には本文のボリュームが圧倒的すぎる
- 臓器ごとの構造暗記に特化した試験直前対策を求める読者には、本書の臨床応用コラムと系統統合の記述が過剰に感じられる
- すでに専門領域の病態生理を深く学んでいる医師・上級研修医には、基礎事項の比重が大きく冗長になりうる
読了後にできるようになること
- 骨格・筋・神経・循環・内分泌など各器官系の解剖構造と生理機能を一冊で横断的に把握できる
- ホメオスタシス(恒常性)の維持という統一概念を軸に、複数器官の連携メカニズムを説明できる
- カラーイラストを活用して、通常は視認できない筋肉・内臓の走行や神経・血管の配置を空間的に理解できる
- 各解剖図が全体のどの部位をどの方向から示しているかを読み取る、解剖図リテラシーを習得できる
- 「よくみられる病気」「臨床関連事項」コラムを通じて、解剖生理学の知識を具体的な疾患・臨床場面に結びつけて応用できる
- クリティカルシンキングの問いに取り組むことで、断片的な知識を統合して臨床判断を導く思考プロセスを訓練できる
ハイライト
- ヒトのからだを単なる部品の寄せ集めではなく全体として理解できるよう工夫。各器官の連携は頭の中で知識を整理し統合しなければならない。本書は、その知識の整理と統合が容易にできるよう、簡潔にわかりやすく記載。(本書の構成思想が最も端的に示されている箇所——暗記教科書ではなく統合的理解を目指すという設計意図が明確)
- 各解剖図が全体のどの部分を示し、どの方向からみた図なのかわかるようになっており、初めてみる図でも容易に理解できる。(解剖学習の最大の障壁である『図の読み方』に正面から答えている点が他書との差別化要素)
外部からの言及
- 職業訓練校やセラピスト養成課程での再学習者から『読み物としても覚えやすく、図もカラフルで綺麗』という評価が聞かれ、解剖生理のスタンダードな教科書として広く認識されている。全国の大学で採用実績があることから中古市場での流通量が多く、定価より大幅に安く入手できる点も実学習者に評価されている。(blog)
編集メモ
Qiita言及0件(Qiita検索結果なし)。ただしnote.comで『解剖生理のスタンダードな教科書』として言及があり、全国の医療系大学での採用実績と中古市場での高流通がある。楽天ブックスの検索結果でも原書8〜11版が複数バージョン流通しており、長期採用実績が確認できる。数値シグナルは限定的なため practical を付与。
読む前に押さえておきたいこと
- 高校生物レベルの細胞・代謝・遺伝の基礎(高校未履修の場合は別途入門書で補完推奨)
- 高校化学の基本概念(元素・化学結合・有機分子)——特に2章の化学的基礎を読む際に役立つ
- 医療用語の基本的な略語に慣れていると臨床関連コラムの読み込みがスムーズ
学習のコツ
- 全28章を通読するより、まず1章(解剖生理学の概観)と各器官系の冒頭にある『この章で学ぶこと』を先に読んで全体地図を作ると、各章の位置づけが明確になる
- 章末の「よくみられる病気」コラムは暗記対象ではなく、学習した生理機能が破綻したとき何が起きるかを確認するための補助ツールとして使うと理解の定着が早い
- 解剖図は本文を読みながら手を動かしてスケッチする練習を挟むと、視覚情報と概念理解が結びつきやすくなる(本書の図は方向性が明記されているため模写の練習台に最適)
- クリティカルシンキング問題は章末にまとめて解くのではなく、関連する本文を読んだ直後に取り組むと記憶の定着効率が上がる
出版社による内容紹介
ヒトのからだを単なる部品の寄せ集めではなく全体として理解できるよう工夫。「よくみられる病気」、「臨床関連事項」、「クリティカルシンキングの応用」も充実。これにより学習した解剖生理学の知識を疾患や臨床に結びつけ、応用力を養えるよう構成。医療従事者がヒトのからだを理解することは重要だが、直接みえないものの理解は難しい。人体解剖により通常では直接みえない筋肉や内臓の構造、神経や血管の走行を理解できても、各器官の連携は頭の中で知識を整理し統合しなければならない。本書は、その知識の整理と統合が容易にできるよう、簡潔にわかりやすく記載。イラストはカラーでわかりやすいのはもちろん、各解剖図が全体のどの部分を示し、どの方向からみた図なのかわかるようになっており、初めてみる図でも容易に理解できる。各系統器官の働きの解説だけでなく、ホメオスタシス(恒常性)の維持への関わり、他の器官との連携についても記載。
この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。