ISBN 9784636120523

目からウロコのピアノ脱力法

目からウロコのピアノ脱力法
刊行
2025-04

概要

解剖学的アプローチでピアノ演奏の無駄な緊張を取り除く

想定読者

前腕・手首の痛みや疲れに悩む中級以上のピアノ奏者、および指導法を見直したいピアノ教師

こんな人には向いていない

  • ピアノを始めたばかりで基本的な音符読みや運指をまだ習得していない初学者には、前提となる演奏経験がないため活用しにくい
  • 演奏中の身体的な不快感や痛みがなく、フォームへの疑問もない奏者には既知の内容が多い
  • 楽曲解釈・音楽表現・ペダリングなど演奏芸術の側面を求める読者には本書の範囲外となる

読了後にできるようになること

  • 肩・上腕・前腕・手首・手指それぞれの筋肉と骨格の仕組みを理解し、演奏中に起きる無駄な緊張の原因を特定できる
  • 手首の折れ曲がりや傾きが前腕の痛みを引き起こすメカニズムを説明でき、自分のフォームを客観的に評価できる
  • ハイフィンガー奏法が前腕を疲弊させる理由を解剖学的に把握し、手の内在筋を活用した奏法に切り替えられる
  • スタッカート・和音・トリル・音階・アルペジオといった奏法ごとに脱力の応用テクニックを適用できる
  • 1指・5指の問題点を把握し、それぞれの解決策を実践できる
  • 子どもへの指導で、怖さからくる緊張を生じさせない声かけと力の使い方の伝え方を身につける

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 ピアノ演奏と脱力 — スポーツとの比較を通じて演奏における筋肉使用の考え方を整理する導入章。最初に読むことで以降の章の文脈をつかめる
  • 第 2 章 上腕、肩の無駄な緊張 — 上腕屈筋・肩を上げる筋肉・脇を締める筋肉・肩を巻き込む筋肉の4パターンを個別に扱う。痛みが肩周辺に出ている奏者は優先的に参照したい
  • 第 3 章 前腕の痛み(1)——手首の向きに問題あり — 前腕の構造と不自然な手首の折れ曲がり・傾きの関係を解説。『手首が固い』という慣用的な表現の正確な意味も再定義される
  • 第 4 章 前腕の痛み(2)——指の使い方に問題あり — ハイフィンガー奏法が前腕を疲弊させる理由と、手の内在筋を活用する代替アプローチを詳述。1指・5指の個別問題も扱う
  • 第 5 章 応用テクニック編 — スタッカート・和音・トリル・音階・アルペジオおよび弱い4指の扱い方。各奏法で脱力概念をどう実装するかの実践章
  • 第 6 章 子供時代に無駄な力を入れないようにするには — 怖さからくる緊張の発生メカニズムと、教師が伝えるべき力の使い方の言語化。指導者向けの最終章

ハイライト

  • 脱力とはどうすることか。全ての力を抜いてしまうとピアノは弾けません。大切なのは、必要なところに必要な力を入れ、無駄な力を抜くことです。(本書が主張する『脱力』の定義が最も端的に示されており、タイトルの意味を一文で腑に落とせる箇所)
  • 肩、上腕、前腕、手首、手指についている筋肉と骨の動きを徹底的に分析。手首や指の角度など、基本のフォームを見直し、効率よく楽に動かす方法をレクチャーします。(他の奏法書との差別化点である解剖学的アプローチの範囲が明示されている箇所)

編集メモ

Qiita 言及記事 0件 / likes 合計 0。楽天ランキングデータなし。2025-04 出版で外部シグナル蓄積前の段階。ピアノ奏法・脱力法という専門ニッチでの参照価値はあるが、現時点の外部指標はゼロ

読む前に押さえておきたいこと

  • ある程度の演奏経験(スケール・和音・アルペジオを一通り弾いた経験が目安)
  • 身体の各部位の名称(肩・前腕・手首・指節など)の基本的な理解

学習のコツ

  • 第1章で脱力の定義を確認してから、現在痛みが出ている部位に対応する章(第2章:肩・上腕 / 第3〜4章:前腕)へ先に進むと症状との照合がしやすい
  • 第5章の応用テクニックは、第3〜4章で前腕の仕組みを理解した後に取り組むと各奏法への適用理由が明確になる
  • 指導者は第6章を先読みし、自分が生徒にどう伝えてきたかを照らし合わせると自身の指導の見直し点が見つかりやすい
  • 症状のない奏者も第2章のまとめを読み、日常的に出やすい緊張パターンを予防的に把握しておくと長期的なコンディション管理に役立つ
出版社による内容紹介

ピアノを弾くと前腕や手が痛くなる、指先が反ってしまう……ピアノ演奏に悩みを抱える方へ。 脱力とはどうすることか。全ての力を抜いてしまうとピアノは弾けません。大切なのは、必要なところに必要な力を入れ、無駄な力を抜くことです。 本書では、肩、上腕、前腕、手首、手指についている筋肉と骨の動きを徹底的に分析。手首や指の角度など、基本のフォームを見直し、効率よく楽に動かす方法をレクチャーします。 また、スケールやスタッカート、和音など、実際の曲を弾くときの応用の仕方や、指先が柔らかい子供の指導についても解説。仕組みが分かれば、ピアノはもっと楽に鳴らすことができます! [目次] 第1章 ピアノ演奏と脱力 1 ピアノ演奏とスポーツの違い 2 ピアノ演奏における脱力 第2章 上腕、肩の無駄な緊張 1 「上腕の屈筋」の緊張 2 「肩を上げる筋肉」の緊張 3 「脇を締める筋肉」の緊張 4 「肩を巻きこむ筋肉」の緊張 5 第2章のまとめ 第3章 前腕の痛み(1) -手首の向きに問題ありー 1 前腕の仕組み 2 なぜ前腕が痛くなるのか 3 不自然な手首の折れ曲がりと傾き 4 「手首が固い」、「手首を回す」の本当の意味 第4章 前腕の痛み(2) -指の使い方に問題ありー 1 前腕を痛める指の使い方とは 2 なぜハイフィンガー奏法が前腕を痛めるのか 3 手の筋肉を使おう 4 1指の問題 5 5指の問題 第5章 応用テクニック編 1 スタカート 2 和音 3 トリル 4 音階・アルペジオ 5 「弱い4指」の使い方 第6章 子供時代に無駄な力を入れないようにするには 1 怖いときに緊張が始まる 2 「ピアノを弾くときには内から外へと力を使う」と教える ※本書は「目からウロコのピアノ脱力法」(GTP01096109)と同じ内容です。

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

質問に答えるだけで、
あなたに合う専門書が見つかる

IT・デザイン・士業・医療・経理・教育・研究 ほか、あらゆる分野の専門書と 「読む順序」(学習ロードマップ)を収録。何を選べばいいか分からなくても、 いくつかの質問に答えるだけでたどり着けます。