ISBN 9784760975143

サウンドファン・ポピュラーピアノ(5)

サウンドファン・ポピュラーピアノ(5)
出版社
カワイ出版
刊行
2006-06

概要

映画音楽・ポピュラー名曲をピアノで弾くための実践的練習帳

想定読者

ピアノの基礎は身についており、ポピュラー・映画音楽のレパートリーを広げたい中級学習者

こんな人には向いていない

  • ピアノをまったく弾いたことがない完全な初心者(本書はある程度の読譜力と運指経験を前提とした構成)
  • クラシック専門の教材を求めている人(収録曲はポピュラー・映画音楽が中心で、クラシック曲は一部のみ)
  • 特定の1曲だけを集中的にマスターしたい人(Exercise形式で複数曲を横断的に学ぶ構成のため)

読了後にできるようになること

  • 映画音楽定番曲(『白い恋人たち』『ロミオとジュリエット』『太陽がいっぱい』等)の演奏技術
  • ギター的なアルペジオ奏法をピアノで再現する『ピアノでギターを弾こう』の応用テクニック
  • 『アルハンブラの想い出』など特定曲を弾くための準備Exerciseによる段階的な技法習得
  • 対位法的楽曲(メヌエット等)への入門と、複数声部を同時に処理する手の独立性
  • マイナーコードへの転調(マイナー・チェンジ)の仕組みと演奏への応用
  • ポピュラー音楽史の概観を学びながら時代背景を踏まえた表現力を養う

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 ミニポピュラー音楽史 — 演奏前に時代背景を掴む導入。各曲の文脈理解に役立つ
  • 第 2 章 白い恋人たち / Work 1・2 — フランシス・レイの名曲でポピュラー奏法の基礎を固める
  • 第 3 章 ロミオとジュリエット / Work 3・4 — 映画音楽の代表曲。旋律の歌わせ方を学ぶ
  • 第 4 章 Exercise 1 + アルハンブラの想い出 — トレモロ・アルペジオの準備練習から本曲へ。Coffee Break『ピアノでギターを弾こう』が実践的
  • 第 5 章 Exercise 2 + 太陽がいっぱい — ニーノ・ロータの映画音楽。特有のリズム処理を段階的に習得
  • 第 6 章 Exercise 3 + スカボロー・フェア — フォーク/モーダルな和声進行の理解が必要な曲
  • 第 7 章 ジムノペディ第1番 / Coffee Break 2 マイナー・チェンジ — サティの名曲とマイナー転調の理論を接続させる構成
  • 第 8 章 Work 6 対位法的楽曲 / メヌエット / Work 7 — ポリフォニーへの入門。両手の独立性を鍛える核心部
  • 第 9 章 Exercise 4 + ラ・ラ・ルー / ハウ・インセンシティブ / 茶色の小瓶 / 碧い島へ — 後半はボサノバ・ジャズ系の曲も含む多様なスタイル
  • 第 10 章 Coffee Break 3 あなたも瞬間クラシック・ピアニスト — クラシック名旋律の即席演奏法。読者が楽しめるコラム的章

ハイライト

  • ピアノでギターを弾こう——ギター特有のアルペジオ奏法をピアノ上で模倣するアプローチは、ポピュラー・ピアノの表現幅を広げる実践的な視点を提供している(本書の独自性が最も顕著な章タイトル。ジャンル横断的な奏法習得を促す本書のコンセプトを端的に示している)
  • 各曲の前にExerciseを置き、実際に弾く前に必要な技法だけを集中的に練習してから本曲へ進む構成——この段階的アプローチが本書の学習設計の骨格をなす(目次に繰り返し現れるExercise→本曲の構造から読み取れる設計思想)

編集メモ

Qiita言及0件 / Rakuten rankingデータなし。外部シグナルが取得できなかったため、書誌情報のみから判定。カワイ出版のポピュラーピアノシリーズ第5巻として、ニッチだが明確な用途を持つ補完的選択肢

読む前に押さえておきたいこと

  • ト音記号・ヘ音記号の読譜と、両手での基本的なコード弾きができる程度の経験
  • ピアノの基礎教本(バイエルまたは同等レベル)を一冊通した程度の技術水準

学習のコツ

  • 各ExerciseはWork本曲のための準備練習なので、必ずExercise→本曲の順で取り組む。逆順で弾き始めると技法の定着が遅くなる
  • Coffee Breakコラム(ピアノでギターを弾こう / マイナー・チェンジ / 瞬間クラシック・ピアニスト)は理論補足の役割が大きい。演奏に詰まったときに読み直すと突破口になる
  • Work 6の対位法的楽曲は本書の難所。他の曲を一通りこなした後で最後に取り組む、または左右の手を別々に録音して合わせる練習が効果的
  • ミニポピュラー音楽史(冒頭章)は飛ばされがちだが、収録曲の時代背景を把握することで各曲の表現意図が変わる。初読時に目を通す価値がある
出版社による内容紹介

1:■[ミニポピュラー音楽史] 2:白い恋人たち 3:Work 1 4:Work 2 5:ロミオとジュリエット 6:Work 3 7:Work 4 8:Exercise 1 アルハンブラの想い出を弾くために 9:アルハンブラの想い出 10:Coffee Break 1 ピアノでギターを弾こう 11:Work 5 12:Exercise 2 太陽がいっぱいを弾くために 13:太陽がいっぱい 14:Exercise 3 スカボロー・フェアを弾くために 15:スカボロー・フェア 16:ジムノペディ第1番 17:Coffee Break 2 マイナー・チェンジ 18:Work 6 対位法的楽曲 19:メヌエット 20:Work 7 21:メリー・ウィドウよりワルツ 22:いつか夢で 23:Exercise 4 ラ・ラ・ルーを弾くために 24:ラ・ラ・ルー 25:ハウ・インセンシティブ 26:茶色の小瓶 27:碧い島へ 28:Coffee Break 3 あなたも瞬間クラシック・ピアニスト

この本がどの学習段階で役立つかは、 関連する ロードマップ から確認できます。

質問に答えるだけで、
あなたに合う専門書が見つかる

IT・デザイン・士業・医療・経理・教育・研究 ほか、あらゆる分野の専門書と 「読む順序」(学習ロードマップ)を収録。何を選べばいいか分からなくても、 いくつかの質問に答えるだけでたどり着けます。