ISBN 9784762478758

栄養士・管理栄養士のための栄養指導論 第8版

栄養士・管理栄養士のための栄養指導論 第8版
出版社
学建書院
刊行
2023-03

概要

栄養士・管理栄養士が実務で必要とする栄養指導の概念・法令・行政施策・技術・ライフステージ別対応を体系的に習得する養成テキスト

想定読者

栄養士または管理栄養士の養成施設で学ぶ学生、および管理栄養士国家試験の栄養指導論・公衆栄養分野の基礎固めを求める受験者。実務に就いてから制度・施策の参照書としても利用できる。

こんな人には向いていない

  • すでに管理栄養士の実務経験を積んでおり、日常業務で法令・施策の参照先が確立している実務者には内容が網羅的すぎる場合がある
  • 医師・看護師・薬剤師など他職種が栄養管理の専門書として単独参照することは、栄養士・管理栄養士の業務文脈を前提とした構成上、ミスマッチが生じやすい
  • 特定疾患の栄養療法や臨床栄養を深く掘り下げたい読者には、本書の臨床パートは概論に留まるため別途専門書が必要

読了後にできるようになること

  • 栄養指導の概念・意義・目標と、対象者のとらえ方の基礎枠組みを整理できる
  • 栄養士法・食育基本法・健康増進法など栄養指導に関連する主要な法令の位置づけを把握できる
  • 人口動態統計・国民健康栄養調査・食事摂取基準など、実務で参照頻度の高い統計・指標の読み方を学べる
  • 健康日本21(第2次)・食育推進基本計画・SDGsと栄養士職能の関連を最新情報(第8版時点)で確認できる
  • 妊婦・乳幼児・学童・成人・高齢者の各ライフステージにおける栄養指導の基本的な対応方針を理解できる
  • 病院・学校・産業・福祉施設の特定給食施設それぞれで求められる栄養指導の形態を整理できる
  • 栄養指導に用いるカウンセリング技法・教材・媒体の種類と活用の考え方を学べる

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 栄養指導の概念 — 栄養指導論で何を学ぶか、指導の意義・目的・目標、対象のとらえ方、食環境との関係を扱う総論の起点
  • 第 2 章 栄養指導の歴史と現状 — 栄養指導関連施策の変遷を通じて、現在の制度・行政の成り立ちを把握する
  • 第 3 章 栄養指導に関連するおもな法令 — 試験頻出の法令知識を体系的に整理する章。栄養士法・食育基本法・健康増進法等をカバー
  • 第 4 章 栄養指導に関連するおもな指標 — 人口静態・動態統計、生命表、国民生活基礎調査、患者調査、国民健康・栄養調査の読み方を扱う
  • 第 5 章 栄養状態の評価と栄養調査 — 栄養アセスメントの方法と調査設計の基礎。実務・試験の両面で参照頻度が高い
  • 第 6 章 栄養指導に必要な基礎知識 — 行動変容理論・モデル、カウンセリング、教材・媒体の活用を網羅する実践基礎
  • 第 7 章 栄養指導関連の諸施策 — 食事摂取基準・健康日本21(第2次)・食育・食生活指針・食事バランスガイド・SDGs・食品表示・特定保健用食品など主要施策を一括参照できる章。第8版では健康日本21第二次の最終結果・第4次食育推進基本計画・SDGsの項を最新化
  • 第 8 章 栄養指導と情報の収集・処理 — 栄養指導に必要な情報の種類と収集・活用の基礎
  • 第 9 章 栄養指導の技術と方法 — 各論の入口。栄養指導の分類と技術的アプローチの概要を扱う
  • 第 10 章 ライフステージ別の栄養指導 — 妊婦・産婦・授乳婦・乳児・幼児・学童・思春期・成人・高齢者の各段階に対応した指導の基本方針を網羅
  • 第 11 章 健康障害と栄養指導 — 一般治療食・特別治療食に対する栄養食事指導を扱う臨床パート
  • 第 12 章 特定給食施設における栄養指導 — 病院・学校・産業給食・福祉施設それぞれの場における栄養指導の実際を整理する

ハイライト

  • 従来から取り扱ってきた栄養指導論の教育内容に,社会で活躍する栄養士・管理栄養士が備えるべき知識ならびに,あらたな行政施策などを丁寧に収載(本書の編集方針を示す記述。専門職として必要な知識と最新の行政動向を並行して習得できる構成であることが分かる)
  • 今回の改定では,健康日本21第二次の最終結果の収載,第4次食育推進基本計画など,各行政施策を最新情報へアップデート(第8版(2023年3月)としての改訂ポイント。国家試験で出題される施策の最新情報が反映されている)
  • SDGsと栄養士・管理栄養士の項を追加(SDGsと栄養士職能の接点を扱う項目が追加された。近年の国際的文脈を踏まえた栄養指導の位置づけを確認できる)

編集メモ

Qiita言及なし・Rakutenランキング履歴なし。医療・栄養領域の専門テキストはQiitaに言及が出にくい特性があり、シグナル不足が評価の低さを直接意味しない。栄養士・管理栄養士養成施設の教科書として継続的に版を重ねている点(第8版)が実績を示している。

読む前に押さえておきたいこと

  • 栄養学の基礎(三大栄養素・エネルギー代謝・微量栄養素)の概要
  • 日本の医療・介護・学校給食制度の基本的な枠組みの理解
  • 人口統計や疫学の基礎的な読み方(専門学校・短大レベルの入門知識で十分)

学習のコツ

  • 総論(1〜8章)を先に通読し、法令・統計・施策の全体地図を把握してから各論(9〜12章)に進むと、ライフステージ別指導の背景にある制度的文脈が理解しやすくなる
  • 第7章(栄養指導関連の諸施策)は情報量が多いため、最初は見出しレベルでの把握にとどめ、過去問演習で頻出箇所が分かってから精読する流れが効率的
  • 第4章の統計・指標は数値の暗記より『どの調査で何が分かるか』という整理を優先すると、初見問題にも対応しやすくなる
  • 第10章のライフステージ別指導は各段階の特性を比較しながら読むと異同が明確になりやすい
出版社による内容紹介

◆従来から取り扱ってきた「栄養指導論」の教育内容に,これから社会で活躍する栄養士・管理栄養士が備えるべき知識ならびに,あらたな行政施策などを丁寧に収載. ◆今回の改定では,健康日本21<第二次>の最終結果の収載,第4次食育推進基本計画など,各行政施策を最新情報へアップデート. ◆『SDGsと栄養士・管理栄養士』の項を追加. ◆栄養士のみならず,管理栄養士養成施設校のテキストとしても使える. (2023年3月発行 第8版第1刷) 【目次】 総論 1章 栄養指導の概念 A 栄養指導論では何を学ぶか B 栄養指導の意義と目的・目標 C 栄養指導対象のとらえ方 D 食環境と栄養指導 2章 栄養指導の歴史と現状 A 栄養指導関連施策の変遷 3章 栄養指導に関連するおもな法令 4章 栄養指導に関連するおもな指標 A 人口静態統計 B 人口動態統計 C 生 命 表 D 国民生活基礎調査と患者調査 E 国民健康・栄養調査 5章 栄養状態の評価と栄養調査 A 栄養状態の評価 B 栄養調査 6章 栄養指導に必要な基礎知識 A 栄養指導の基礎知識としての理論・モデル B 栄養指導とカウンセリング C 栄養指導で用いる教材・媒体 7章 栄養指導関連の諸施策 A 日本人の食事摂取基準 B 健康日本21(第2次) C 食育(食に関する指導) D 食生活指針 E 食事バランスガイド F 日本人の長寿を支える「健康な食事」 G 栄養士・管理栄養士と運動指導 H 栄養士・管理栄養士と休養指導 I SDGs(持続可能な開発目標) J  食料需給表と自給率 K 栄養教育としての「6つの基礎食品」 L 食品の表示制度 M 特別用途食品と特定保健用食品 N 食事療法用宅配食品等栄養指針 8章 栄養指導と情報の収集・処理 A 栄養指導に必要な情報 各論 9章 栄養指導の技術と方法 A 栄養指導の分類 10章 ライフステージ別の栄養指導 A 妊婦の栄養指導 B 産婦・授乳婦の栄養指導 C 乳児期の栄養指導 D 幼児期の栄養指導 E 学童期の栄養指導 F 思春期(中・高生徒)の栄養指導 G 成人期の栄養指導 H 高齢期の栄養指導 11章 健康障害と栄養指導 A 一般治療食に関する栄養食事指導 B 特別治療食に対する栄養食事指導 12章 特定給食施設における栄養指導 A 病院など医療機関における栄養食事指導 B 学校における栄養指導 C 産業給食における栄養指導 D 福祉施設における栄養指導

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