ISBN 9784766430837

生成AIを活用したレポート・論文の書き方

生成AIを活用したレポート・論文の書き方
著者
伊藤貴之
刊行
2026-01

概要

生成AIを学習パートナーに据えてレポート・論文を仕上げる実践手順を習得する

想定読者

大学でのレポート・卒業論文作成に生成AIを取り入れたいと考えている学部生・大学院生。生成AIの基本を知らない段階からでも読み進められる構成になっている。

こんな人には向いていない

  • 学術論文の執筆経験がすでに豊富で、生成AIの倫理的位置づけより実装技術の詳細を求める研究者には情報量が物足りない
  • 社会人が業務文書作成効率化を目的に読む場合は、大学固有のガイドラインや評定制度の説明が多く、直接適用しにくい章が多い
  • ChatGPT等の操作に慣れており、プロンプト設計の応用的テクニックのみを求める読者には入門的な説明の比重が大きい

読了後にできるようになること

  • 生成AIがトークン予測によりテキストを生成する仕組みを理解し、出力の限界を見極める判断軸を持てる
  • 大学のレポート種別(論証型・説明型・報告型・実証型・制作型)ごとに適切な生成AI活用場面を選別できる
  • 各作成工程(テーマ設定・情報収集・構成設計・執筆・推敲)で使うプロンプトを自分でカスタマイズできる
  • 生成AIの幻覚(hallucination)・著作権・剽窃検知リスクを理解し、大学のガイドラインに沿った使い方ができる
  • 学問分野別(理系・文系・外国語論文)の論文構成の違いと、そこでの生成AI活用ポイントを把握できる
  • 就職活動や卒業後の業務における生成AI活用の見通しを、現在の学習経験と接続して描ける

本書のキー概念(章解説)

  • 第 1 章 生成AIとは — 仕組みを知らない読者が対象。幻覚・リスク・大学ガイドラインまでを1章で網羅するため、生成AI経験ゼロの読者はここから読む
  • 第 2 章 生成AIを活用したレポートの作成 — 補助的活用にとどめる理由の論拠が示されており、学術的誠実さとAI活用のバランス感覚を養う章
  • 第 3 章 生成AIを活用したレポートの作成 ー 具体例 — 6種のレポート型すべてに具体例を示す章。自分が書くレポート種別だけを先に読む使い方が効率的
  • 第 4 章 生成AIを活用した論文の作成 — 卒業論文・研究論文・外国語論文を対象とし、学問分野別の構成差異まで扱う。レポート中心の読者は後回しにできる
  • 第 5 章 生成AIの修得によって拓ける未来 — 就職活動・社会人後の活用展望を扱う終章。学習モチベーション維持の観点から読むと有益

ハイライト

  • 生成AIを学習パートナーとして使いながら質の高いレポート・論文を書くための方法を伝授。生成AIの仕組みやレポート・論文の書き方を論じた上で、具体的な活用法や注意点を、必要なプロンプトを示しながら、作成のステップをていねいに解説。(本書の構成方針が最も端的に表れている一文。仕組み理解と実践をセットで扱う点が他のAI活用本との差別化)
  • 生成AIの活用によって得られる学び方や、生成AIが拓く卒業後のキャリアについても論じる。(学術的スキルを超えてキャリア視点まで射程を広げている点を示す引用。在学中から将来を意識する読者の購入判断を支援)

編集メモ

Qiita言及0件・累計likes0。2026年1月刊行の新刊で外部シグナル蓄積なし。慶應義塾大学出版会刊行で学術的な裏付けはあるが、現時点では参照実績のデータが存在しない

読む前に押さえておきたいこと

  • ChatGPT・Gemini・Copilot等の生成AIサービスへのアカウント登録と基本的なチャット操作(本書でも説明されるが、事前経験があると理解が速い)
  • 日本語での文章構成の基礎(段落・主張・根拠の関係)。高校の現代文レベルの作文経験があれば十分

学習のコツ

  • 第3章は6種のレポート型ごとに独立した構成になっているため、自分が今書くレポート種別の節だけを最初に読み、他種別は必要に応じて参照する読み方が効率的
  • 第1章のリスク・ガイドライン節(5・6節)は在籍大学の実際のポリシーと照合しながら読むと、抽象論が自分事として落とし込みやすくなる
  • 各章末に示されるプロンプト例は、そのまま使うより自分の課題テーマに置き換えて動作確認することで、汎用的なプロンプト設計力が身につく
  • 卒業論文を控えた学部3〜4年生は、第2・3章より先に第4章(論文編)を読み、章の学問分野別構成の節から入ると時間対効果が高い
出版社による内容紹介

・「生成AI」の活用をテーマとした、初の学生向けレポート・論文作成法のテキスト! ・生成AIの仕組みを解説した上で、レポート・論文への具体的な活用法・注意点を解説。 ・レポート・論文作成に役立つプロンプトの具体例を紹介。 生成AIを学習パートナーとして使いながら質の高いレポート・論文を書くための方法を伝授。生成AIの仕組みやレポート・論文の書き方を論じた上で、具体的な活用法や注意点を、必要なプロンプトを示しながら、作成のステップをていねいに解説。また、生成 AIの活用によって得られる学び方や、生成AI が拓く卒業後のキャリアについても論じる。 まえがき 第1章 生成AIとは 1. 生成AIを使いこなそう 2. 生成AIの原理と特徴 3. 生成AIが文章を生成する仕組み 4. 生成AIへの効果的なプロンプト入力 5. 生成AIのリスクとリテラシー 6. 大学での生成AIのガイドライン 7. ここまでのまとめ 第2章 生成AIを活用したレポートの作成 1. 大学のレポートと授業科目の成績 2. レポートの種類と構成 3. 生成AIを補助的に使うべき理由 4. レポート作成手順と各工程での生成AI 5. プロンプトを考える 6. レポート作成時の生成AI に関する諸議論 第3章 生成AIを活用したレポートの作成 〜 具体例 1. 生成AI利用の具体例(論証型) 2. 生成AI利用の具体例(説明型・論証型) 3. 生成AI利用の具体例(説明型) 4. 生成AI利用の具体例(報告型) 5. 生成AI利用の具体例(実証型) 6. 生成AI利用の具体例(制作型) 7. まとめ 第4章 生成AIを活用した論文の作成 1. レポートと論文の違い 2. 日本の卒業論文を救う生成AI 3. 学問分野別の論文の構成 4. 研究の遂行課程での生成AIの活用 5. 研究のサーベイにおける生成AIの活用 6. 論文の仕上げ課程での生成AIの活用 7. 生成AIを活用した外国語論文作成 8. 論文作成時の生成AIに関する諸議論 第5章 生成AIの修得によって拓ける未来 1. 大学での学習パートナーとして 2. 就職活動のツールとして 3. 企業にて急速に普及する生成AI 4. 21世紀の産業革命とともに生きる 5. おわりに 参考文献 あとがき

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